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キングダム622話最新ネタバレ予想vol2「龐煖を倒す信は王騎を超える」

君主論18 kawausoさん


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羌瘣

 

キングダム621話では、頑張っていた羌瘣(きょうかい)がボロゾーキンにされてぶん投げられ、それを(しん)がしっかりと抱きしめるという完全なお(ぜん)立てが完成しました。ここから普通の少年漫画であれば怒り爆発で龐煖(ほうけん)を瞬殺するか、時間を掛けてぶち壊していき完全敗北を悟らせるという流れになりそうですが、果たしてそうなるのでしょうか?色々推測してみましょう。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

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キングダム622話最新ネタバレ予想vol2「龐煖を壊すのは怒り?哀しみ」

 

王道少年漫画であれば、バーサーカーと化した龐煖が大矛を振り下ろしてくるのを信が片手で受け止め、強力な斬撃で矛を真っ二つに叩き折り、信じられないという顔をする龐煖に強力な一撃を加えて、これが現実である事を悟らせ、次の一撃で龐煖を滅ぼすという流れになりそうです。例えるなら、ドラゴンボールにおいてカリン塔で超聖水を飲んでパワーアップした孫悟空が苦戦していた桃白白(タオパイパイ)をあっさり倒してしまうようなものです。

kawauso

 

しかし、キングダムが掲載されているYJは青年誌なので、そう単純に終わらせるのもちょっと惜しいような気もします。怒りで龐煖を破壊するのは爽快(そうかい)でいいのですが、もう少し深みが欲しいところではあります。そこで、キングダムの世界をトコトン深読みしてみました。


キングダム622話最新ネタバレ予想vol2「龐煖を殺し神の時代を終わらせる」

ホウ煖(龐煖)

 

キングダムの時代とは何か?秦の始皇帝の時代とは何か?と考えると、それまで自明(じめい)の事とされた天命を受けた王が自分の一族や部下を諸侯として各地に封じるという社会システムが崩れていき、たった一人の皇帝に全ての権力を集中させて法と体系化された官僚制で一元的に天下万民を支配する人間の時代へ移った時代です。

キングダム 戦国七雄地図

 

神意よりも理性と慣習を積み上げた唯一絶対のバランサーである法の公平運用によって世界を一つにし恒久平和を築こうというのが秦王政の考えであり、法の下には神も地位もお金も男も女も全て対等であるわけです。

これもまた、身分制が当たり前であり、お金や地位により処罰の方法も出世の仕方も変わったこれまでの社会とは大きく違うものでした。そしてそれは神世の昔に決められたのではなく、商軮の政治の中で確立し、秦王政が李斯(りし)のような法の番人の力を借りて具現化した人間のルールでした。

李斯

 

これに対して、龐煖は、遥かな神代の昔から存在した武神を肉体に宿した原始的な力を宿した人の姿をした神であるわけです。龐煖は人の力など決して認めないでしょう、自分そのものが神であり、人は気分次第で蹴散らして構わない存在だからです。

だからこそ、信は他ならぬ人間の思いの力で、絶対に超えられない神の領域を打ち破り、人間の世界の到来を告げねばならない宿命を背負っています。

これは漫画的には、龐煖という神と人が混ざって存在していた遺物を打ち倒す事によって達成される事になります。いわば神堕としならぬ神殺しですね。

 

どうですか?この屁理屈!思い付きにしてはイケてません?ウヒョ!

 

【キングダムのネタバレ記事は毎週木曜午前1時更新】
キングダムネタバレ考察


キングダム622話最新ネタバレ予想vol2「何一つ成長していない龐煖」

 

さて、龐煖と信の戦いについて考えてみましょう。

621話で龐煖はボロゾーキンにした羌瘣に捨て台詞のように言いました。

 

「土に(かえ)れ神()とし」

 

このセリフから龐煖のメンタルは馬陽(ばよう)王騎と対戦した時から一ミリも変わらない事が分かります。キングダム十六巻で王騎と対戦した時も龐煖は王騎の一撃の重さが理解できず、将軍には死んでいった戦友の思いが全て双肩に宿ると説明されても、

 

「死人の思いをつぐなどは勝手な夢想、人は死ねば土くれと化す」

と切り捨てています。

兀突骨

 

龐煖にとって死んだ人間は無価値なんですね、死んだ瞬間に人は土芥(つちあくた)と変わらなくなると豪語するわけですから、多分、自分がかつて王騎の最愛の女性の命を奪った事など覚えていないと思います。それどころか、たった今自分がボロゾーキンにした羌瘣にさえ何の関心も持たないでしょう。

ところが、死人は無価値で思いを継ぐなどというのは勝手な夢想と切り捨てた龐煖は、己が切り捨てて無価値とした筈の王騎の想念に今も苦しめられもがいています。そこで、信と対峙するわけです。

矛を持った信

 

その後の展開は予想できます、龐煖は力一杯に大矛を振り下ろすでしょうが、それを信は楽々と受け止めて、一言

「相変わらず図体の割に軽ィんだな龐煖」と言うでしょう。さらに、次の一撃で龐煖の矛の刃の部分を欠くような一撃を見せます。

 

王騎 キングダム

 

この一撃の重さに龐煖は驚愕し、信の背後にコココを見るのです。ええ、あの秦の怪鳥(かいちょう)、くちびるおばけ、なんというか王騎のオーラですよ。コココ・・

 


キングダム622話最新ネタバレ予想vol2「王騎を超える信」

洛陽城

 

マズローの五段階欲求ではありませんが、キングダムにも志の大きさとして3段階があります。一番下は、①己の名声や欲望を満たすという下等なもので、龐煖や桓騎(かんき)、そして、キングダム世界の99%のモブキャラが共有する価値観です。次が②自分の国の民を守り、何とか国家を維持して生き残らせようという志で、李牧(りぼく)やら呉鳳明(ごほうめい)やらカリンやら、この辺りのそこそこ開けた主要キャラが共有するものです。

嬴政(始皇帝)

 

その上にあるのが、③一国の安定を超え例え多くの血を流そうと中華を一つにして天下から争いを無くす事を目的とする志で、秦王政や李斯(りし)蒙恬(もうてん)や、王賁(おうほん)や信や河了貂(かりょうてん)が共有しています。言うまでもなく③が最も最大多数の幸福に近くかつ実現が困難を極めます。

 

王騎は昭王の遺言として、昌平君(しょうへいくん)

「戦に慈悲は無用なれど奪い取った地にある民は奴隷にあらず(しいた)げることなく自国の民として同様に愛を注ぐこと」

という言葉を託しています。

 

しかし、これはまだ七国の上位に立つ覇王の存在を置いたもので、中華統一を目指したシステムの概念はありませんでした。なので王騎も第二段階の志に留まるでしょう。事実、龐煖と戦った時の王騎のモチベーションは婚約者である(きょう)を殺された事に対する怒りがメインでした。

朝まで三国志201 観客2 モブでブーイング

 

それで考えると、王騎が背負っている思いとは、どこまでも戦場で苦楽を共にした同じ秦の同胞(どうほう)から受け継いだ思いという事になりそうです。ところが信は秦王政を通じて、この中華に生きる人々は敵味方の違いはあれど全て同胞であるという(けた)違いの志を持つに至っています。

三国志のモブ 反乱

 

すると、信が背負う思いとは飛信隊や秦の人々ばかりではなくこれまでに戦った六国の戦士たち全てという事になるでしょう。だから、信の刃は王騎の刃よりもずっと重くなり遂には龐煖に、人は死んだら土くれであり死者の思いを引き継ぐなど夢想という頑固な観念を放棄させるに至るのではないでしょうか?

【次のページに続きます】

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コメント

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  • コメント (6)

    • 通りすがりのコナン(あっ違った)金毛

    死んでいった仲間や敵の思いを紡いで強くなる信(武将)
    只々己を磨き世間を断絶することで強くなったホウケンさん(武神)

    武威では遙かに劣る王騎やヒョウコウに苦戦したホウケンさんは今回その謎を解くことができるのか?
    コナンくんの力を借りずに!!
    ホウケンさんは自分自身が王騎やヒョウコウ等の思いを背負ってしまったことに気付いていない、只そのせいで更に強さを増したことは潜在意識の中で感づいている。
    死人の思いを紡ぐ事への否定、しかしその現実を知ってしまった事の矛盾
    認めてしまえば自分自身を否定することになる。「苦しい、苛立つ、腹が立つ」

    信は今回の戦いでそんな哀れなホウケンさんの思いをも汲み取っていくのでしょう、なぜなら信は知っているので、かつてのキョウカイさんも・・・

    • 百人将

    この記事とは関係ないですが56巻を読んで思った事です。
    藺相如の二つ目の遺言、何があろうと一度振り上げた刃は必ず最後まで振り下ろせって、裏切った昌平君との戦いの場面で出てきそう

    • 匿名

    下等?高尚?逆だろ
    政等の欲望こそ最も傲慢にして自分本位なもの
    だからこそ武力で制した後即瓦解した

      • 邯鄲の夢

      いよいよ開戦!
      熊大暴れで飛信隊の犠牲者も増えてきて、信も大苦戦と誰もが予想する展開に。。熊は信のアイテムに過去の記憶が蘇り反応!ポンコツどころか信の前に立ちはだかる壁に。(某人気海賊冒険漫画のヒーローと同じ展開?)
      ところで熊対信の闘いの意義は?熊信李牧王翦の意図は既にブログ主や読者の方々の意見がでて語り尽くされた感はありますが、あえてこの四人以外にとっての意義を原作者の意図とかけ離れるかもしてませんが勝手に妄想。
      王騎軍将兵は、殿の仇を撃ちたいと趙国内も熊を探したが、見つからず、こわっぱばかりが何故か遭遇する。殿の矛で仇を討つのであれば渋々認めてやるか。
      旧ヒョウコウ兵(飛ヒョウ兵も含む)はバッコシン千人将のようにヒョウコウ将軍へ心酔している将兵も多く、岳雷やガロのように飛信隊に潜伏して熊を討つ機会を待っていた将兵も、当初五百人が編入されていたが、信が仇を撃てば帰国した旧ヒョウコウ兵も李信軍となる飛信隊へ志願するかも?
      王騎の矛を欲しがっていたモウブ将軍も仇討ちすれば信を認めざる得ないと思います。

    • ベジータ

    遺言を、託したのは昌平君じゃなくて贏政な。

      • 五百人将

      王騎が馬陽の戦に臨んだのは、敵討ちだの怒りだの俗っぽいきっかけではなく
      政と共に中華統一を目指すにあたり、これまでの自分と決別し新たな戦に望む第一歩という側面の方が強かったように思います。
      そして馬陽に挑むにあたり、昭王の遺言を政に伝えたということは、王騎には血の大業を背負う覚悟があったということ。
      そういう意味では龐煖を討った程度では、信が王騎を越えたとは言えず
      廉頗と約束したように、中華統一を成し遂げて始めて王騎ら六将・廉頗ら三大天を越えたと言えるのではないでしょうか。

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