キングダム630話ネタバレ予想vol3「蒙武に活躍予定はあるの?」

2020年2月5日


 

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蒙武

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム。この所、登場キャラクターが増え続け、古参のキャラの出番が薄くなっていますが、その中でも特に影が薄いのは蒙武(もうぶ)でしょう。あの白老蒙驁(はくろうもうごう)の子にして、蒙恬(もうてん)の父、合従軍(がっしょうぐん)編では、楚の総大将の汗明(かんめい)をブチ殺す手柄を立てて、復活した六大将軍制で最初の大将軍、そして大将軍筆頭になりました。

 

嫪毐(ろうあい)

 

しかし、その後、毐国建国宣言後に秦に攻めこんできた楚軍を撃退した後、黒羊丘こくようきゅう)編、(ぎょう)攻略編と、特に出番がありません。

 

凡人すぎた楊雍(はてな)

 

では、一体どうして蒙武には出番がないのでしょうか?今後、いつ頃、蒙武に出番が回ってくるのでしょうか?ちょっと考えてみます。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム630話ネタバレ予想vol3「史実ではまだ登場していない蒙武」

幕末 魏呉蜀 書物

 

キングダムでは、史実ではまだ登場していない人物がフライングで登場しているケースが結構あります。例えば史実の李牧は、まだ雁門(がんもん)匈奴(きょうど)相手に戦争をしている最中で、中央で総大将なんかやっていません。王翦(おうせん)にしても、今回の鄴攻めが史実では歴史に登場する最初ですし、主人公の信も史実に登場するのは、後7年も後です。

李牧

 

もちろん、登場していないから存在しないとは言い切れず、それは記録に残っていないだけと漫画では強弁できるので別にいいのですが、同時に登場していないから、必ず出す必要もないわけです。

王翦

 

黒羊丘編は、合従軍編からの流れで桓騎の野盗らしい神出鬼没ぶりを目立たせる必要があり、鄴攻めでは、趙と対峙していた関係から、王翦を目立たせる必要が出てきていたので、すでに大将軍の蒙武を出すわけにはいかなかったのでしょう。だって、蒙武を出すと地位では格下の王翦の配下に蒙武を配置する事になるからです。じゃあ、このまま蒙武は漫画に出ないのか?

 

いや、そうとも限らんぞォ~(太陽にほえろ 山さん風)

 

キングダム630話ネタバレ予想vol3「蒙武の出番は桓騎が敗北してから」

桓騎(キングダム風)

 

そんな蒙武ですが、史実における出番はなんと息子の蒙恬よりも1年遅い紀元前224年です。ここでの活躍は総大将の王翦の副将として、前年に李信と蒙恬の軍勢を打ち破った項燕(こうえん)と戦って、これを撃破し項燕を自殺させたというものと、さらに翌年の紀元前223年に、再び王翦の副将として楚を攻めて、楚負芻(ふすう)を捕らえて楚を滅ぼしたというものです。

項燕

 

漫画キングダムでは、この点を踏まえて、蒙武は楚対応の大将軍という設定ですが、だとすると、信が蒙恬と楚を攻略する為に出陣する紀元前225年まで出番なしになるので、流石にそれは間が空きすぎです。

昌平君

 

それに蒙武は昌平君(しょうへいくん)と幼馴染という設定で、最後には秦を裏切り項燕によって楚王に即位した昌平君を討つという悲しい役割も背負っている事から、登場にあまりにも間が空き、この人誰?になるのを避けたい所です。すると、楚に近い韓に動きがあった時に、韓魏を担当している(とう)と連合して動き出すと考えても、それほど間違っていないと思います。

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム630話ネタバレ予想vol3「紀元前232年、姿を現す項燕と対峙か」

キングダム 戦国七雄地図

 

紀元前233年に、趙の総大将に返り咲いた李牧は宜安(ぎあん)で桓騎を破って軍を崩壊させ、さらに翌年にも趙の番吾(ばんご)に攻めて来た秦(将軍名不詳)の軍勢を大敗させて、魏と韓の領地まで奪還し、秦を洛陽辺りまで後退させる事に成功しています。

兵士 朝まで三国志

 

李牧の勢いに乗じて、韓と、それに楚が趙に連合して秦に奪われた領土を奪い返そうと進撃し、秦はそれに対応する為に、騰と蒙武を出して、水際で食い止めようとするのではないかと推測します。

秦の旗を掲げる兵士

 

さらに、桓騎が漫画から消えるので、その穴埋めとして楚の伝説である項燕大将軍が姿を現し、その後蒙武と対峙する伏線として、多少の小競り合いが起きるかも知れません。そこで、蒙武は鍛え上げた筋肉バカぶりを発揮して、勇猛果敢な楚兵を打ち破り、韓・魏・楚のプチ合従軍を洛陽辺りで食い止める活躍をするのではないでしょうか?

 

キングダム630話ネタバレ予想vol3「韓を滅ぼす騰を援護し項燕を威嚇」

 

紀元前230年、騰が六国で最弱の韓を滅ぼし、いよいよ五カ国の滅亡カウントダウンが開始されますが、普通に考えて韓を滅ぼすまいとすぐ南にある楚から援軍が出る事が想定されます。しかし、韓を滅ぼす事で手一杯の騰に楚を何とかする力はないので、ここは楚対応の蒙武が、再び出撃して、楚を追い払うか撃破するか、いずれかのアクションが考えられます。

三国志のモブ 反乱

 

これにより楚は、秦に抑え込まれる形になり、その後の趙滅亡や、魏滅亡でも、動く事が出来ず、ようやく、信と蒙恬が楚に攻めこんだ事を好機に迎撃して全滅させ、函谷関を目指そうとし、それに対して、王翦と蒙武が立ち塞がるというシナリオで最終決着がつけられます。つまり、信にとってのライバルが李牧であるように、蒙武にとってのライバルは、項燕であり、項燕と連動する形で蒙武が出てくるという形でストーリーが展開するわけです。

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