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沈黙の効用
キングダムの王翦も朝倉宗滴も生来無口かどうか不明ですが、嘘を言わず目的と方向性だけを述べ、作戦の意図など明かさないという方針は共通します。そして、この性格は思わぬ効用を産み出しました。
宗滴が、ほとんど喋らず考えが分らない分、探りを入れる為に相手は自分の事を喋らざるを得なくなったのです。宗滴はそれを黙って聞き、相手の人となりを把握するのに勤めました。
王翦もキングダム607話で、李牧と兵糧の有無から、王翦の李牧スカウトに話が飛びましたが、この中で趙の存続に命を賭ける李牧の気性を把握し、どうすれば殺せるかを思案している事でしょう。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
いかがでしょうか?王翦と朝倉宗滴に共通点は多いような気がします。
だとするとキングダムでも、王翦は秦王政の器量に王を諦め、名より実を取って秦の軍奉行として項燕が攻め込んでくる最大のピンチをしのぐのでしょう。
参考文献:本当の武士道とは何か? 日本人の理想と倫理PHP新書
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