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この記事の目次
キングダム642話休載SPvol2「楊端和とコラボか」
二度目の趙攻めである紀元前229年は、主要な秦の将軍が王翦と楊端和と羌瘣です。さらに、秦始皇本紀には、
十八年、大いに兵を興し趙を攻む。王翦、上地に将たりて井陘を下す。端和、河内に将たり、羗瘣、趙を伐つ。端和、邯鄲城を囲む。
このようにあり、王翦が趙を太行山脈を越えて遠征していくイメージなのに対し、楊端和と羌瘣は黄河に沿い、真っすぐに邯鄲を突くイメージであり、楊端和と羌瘣がコラボをしているような感じです。キングダム女子のパワーで李牧・司馬尚のコンビを圧倒するような活躍が見られるのでしょうか?
キングダム642話休載SPvol2「オトコマエ女子として凱旋」
邯鄲攻めにおいて、羌瘣は趙の幽繆王を捕らえるという重要な手柄を立てる事になります。それこそ趙を滅亡させた証であり、一番手柄と呼ぶにふさわしいものです。
だとすると、咸陽への凱旋は邯鄲を包囲した楊端和と趙王を捕らえた羌瘣のツートップによる女子二大将軍の凱旋という事になります。咸陽の女子にとり羌瘣は妻であり、母であり、かつ大将軍という三足の草鞋を見事に履きこなしたクールビューティーとして憧れの的になりそうです。
キングダム642話休載SPvol2「燕攻略中に病死」
信に寿命を分け与えた羌瘣ですが、元の寿命が100年あったかどうかは不明です。
もし、60年くらいの寿命なら30歳で半分なので、紀元前228年、燕に遠征している途中で寿命が尽きてしまうというラストもあり得るかも知れません。史実では、この年を境に羌瘣は登場しなくなるからです。
キングダムのテーマは、受け継がれる意志ですから、生命は永遠ではなく受け継がれていくもの、リレー形式です。王騎も麃公も去亥も松左も有限な自分の命を燃やして、信に夢を託す形で死んでいきました。
羌瘣が死んでしまう展開は悲しいですが、忘れ形見として信JRがいますし、苦楽を共にした河了貂も残っています。短い人生をただひたすらに信と息子を愛して生きた羌瘣の事はキングダムファンの心の中に長く残る事でしょう。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
なんでもかんでも殺してしまえば、読者が感動すると思うなよとお叱りを受けそうですが、kawausoのイメージの羌瘣は強く儚いキャラクターなのです。武の強さでは河了貂は足元にも及ばないのに、生命力ではずーっとテンちゃんが上で、テンちゃんはオババになるまで生きているけど羌瘣はずっと早く死んでしまう。
だって、儚という漢字をじーっと見ていると緑穂を片手に巫舞を舞う羌瘣に見えてきませんか?
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