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この記事の目次
麒麟がくる第18話 感想あらすじ「援助を拒否する十兵衛」
伊呂波太夫は、朝倉義景に十兵衛をかくまって欲しいと頼みます。
すると、義景は近江の細川藤孝から届いたという文を伊呂波太夫に手渡しました。そこには、明智十兵衛という男が落ち延びてきたら匿うようにと書かれています。
藤孝は、このような文を越前だけではなく、ほうぼうに配っていたようです。松永爆弾上も、あちこちに文を出して、十兵衛の評判を伝えていましたが、藤孝も負けていませんね。近畿の人は筆まめな人物が多いようです。
しかし、義景は十兵衛を匿う事で斎藤義龍に睨まれる事を恐れ、自分は穏やかに暮らしたいと本音を漏らしました。すると伊呂波太夫は
「明智十兵衛については、尾張の帰蝶様から頼まれました。もし美濃が越前を攻め入る事があれば、尾張が越前を助けるでしょう」と答えました。
すると義景は十兵衛に尋ねます。
「マジで?なんかあったら、尾張がアンタの為に動いでくれんのホント?」
「わたくしに尾張を動かす力などありません」十兵衛は正直に答えました。
「うん、でもまぁ、このまま美濃に帰すわけにもいかないでしょ!ね!あ!わかった、米代とか必要?金もいるんじゃない?そうでしょ?お金!いくら欲しい?あげるよ」
しかし、十兵衛は受け取るわけには参りませぬときっぱり拒否します。十兵衛に興味がなくなった義景は、伊呂波太夫に久しぶりに酒を飲みかわそうぞと告げると出て行きました。
廊下を歩きながら、伊呂波太夫は十兵衛に朝倉家は大名であり世話する家が一つ増えてもびくともしません。金子は貰っておいた方が良かったのではと聞き返します。
「いえ、私が頂くと言う事は帰蝶様や藤孝様が頂くというのと同じで御座います」
伊呂波太夫は、なるほどもっともだとうなづきました。
いや、これは十兵衛が道三から学んだ人間無料より高いものはないという教訓でしょう。米代を受けたが最期、どんな無理難題を義景から押し付けられるか、、旅費を半分チャラにする代わりに侍大将の首を2つ取ってこいとか平気で言われた十兵衛ですから警戒したのです。
麒麟がくる第十八話 感想あらすじ「父の教え」
義景が十兵衛達に宛てがったのは、屋根に穴があいたオンボロの廃屋でした。これでは、とても掃除した程度では住めないと思った十兵衛は駒に父の形見の数珠を渡して質に出して欲しいと頼みます。それに対し、熙子は自分も駒と一緒に質に行きたいと申し出ます。本当は、熙子は十兵衛の数珠のかわりに熙子の帯を質に出す為について行ったのです。
あばら屋の中には、十兵衛と牧だけが残されました。
「戦に負けて全てを失うと空しさだけが残ります」十兵衛はつぶやきます。
すると、牧は亡き夫光綱の言葉として言いました。
「負けた時にどう耐えるか、その時にその者の値打ちが決まる」
十兵衛は亡き父の言葉を噛み締めていました。
その後、駒は東庵の元へ戻る事が決まり十兵衛たちは見送ります。お駒さんは熙子とも仲良くなりました。
麒麟がくる第18話 感想あらすじ「織田信勝毒殺」
同じ頃、那古野城の信長の元には、弟織田信雄の側近である柴田勝家がやってきていました。そして信勝が美濃の斎藤高政と繋がり、高政は今川義元と通じている事実を密告します。つまり、信長に信勝を殺れと暗に言っているわけです。信長は帰蝶にどうすればいいか迷っていると言うと、帰蝶は信勝に会ってから決めたらいいでしょうと勧めました。
数日後、信長が病だと聞いた信勝が那古野城を訪れます。その手土産は美濃より手に入れた病によく効くという湧き水でした。
ん?やばいぞ、美濃からの水系統はやばいぞー、伊右衛門とか色々・・・
すると信長は起き上がり病というのは偽りじゃ、そなたを呼び寄せ、討ち果たそうと考えていたが、出会って考えが変わったと言いました。
その理由として信長は、母である土田御前の悲しむ顔を見たくなかったと言い、さらに、自分は母の愛情を信勝ほどに受けられなかったと思い出話を開始します。
これを聞いていた信勝は、気が緩んだのか、自分も、自分より先に走り、戦に勝ち、国を治める兄上が疎ましかった、、兄上さえいなければと口走ります。その瞬間、信長の表情が変わりました。
「うおおおおい、、のぶかつぅ・・だから美濃の高政のクソヤロウと手を結んだんかぁ?
このやろうめえええええええーーーーー」
片目から涙をこぼし、恐ろしい形相で信勝の持参した湧き水を掴む信長
「信勝、飲め、、この水を飲め、、これを飲めば病気が治るんだろう?
あ?コラ、兄の前で飲んでみよ、、さぁ、飲めェ、、はやく飲めェ、飲めェ!のーぶーかーつーううううううう・・・」
ぐいぐいと信勝の口に盃を押し当てて、とうとう信長は湧き水を飲ませてしまいます。もちろん、湧き水には毒が入っていて信勝は死んでしまいました。またしても、伊右衛門毒殺、、面白やぁ~この宿はぁ~梅と桜を植え替えて~
麒麟がきたライターkawausoの独り言
恐ろしいですねェ、信長、、裏切られた瞬間に全てが憎悪になり狂気に変わる信長の態度の豹変のしよう、、こういう部分は、もろにマムシの道三で自ら毒を弟に飲ます事さえ厭いません。
もっとも、毒水を持ってきたのは信勝なわけで、自業自得ではあるのですが、、さて、来週の「麒麟がくる」は第19話「信長を暗殺せよ」です。お楽しみにー
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