麒麟がくる第18話 感想あらすじ「越前へ」麒麟がきた

2020年5月19日


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麒麟がくる第18話(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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麒麟がくる第18話 感想あらすじ「援助を拒否する十兵衛」

明智光秀(麒麟がくる)

 

伊呂波太夫は、朝倉義景に十兵衛をかくまって欲しいと頼みます。

細川藤孝

 

すると、義景は近江の細川藤孝(ほそかわふじたか)から届いたという文を伊呂波太夫に手渡しました。そこには、明智十兵衛という男が落ち延びてきたら(かくま)うようにと書かれています。

西遊記巻物 書物_書類

 

藤孝は、このような文を越前だけではなく、ほうぼうに配っていたようです。松永爆弾上も、あちこちに文を出して、十兵衛の評判を伝えていましたが、藤孝も負けていませんね。近畿の人は筆まめな人物が多いようです。

朝倉義景

 

しかし、義景は十兵衛を匿う事で斎藤義龍に睨まれる事を恐れ、自分は穏やかに暮らしたいと本音を漏らしました。すると伊呂波太夫は

「明智十兵衛については、尾張の帰蝶様から頼まれました。もし美濃が越前を攻め入る事があれば、尾張が越前を助けるでしょう」と答えました。

 

すると義景は十兵衛に尋ねます。

「マジで?なんかあったら、尾張がアンタの為に動いでくれんのホント?」

お茶を楽しむ明智光秀

 

「わたくしに尾張を動かす力などありません」十兵衛は正直に答えました。

 

「うん、でもまぁ、このまま美濃に帰すわけにもいかないでしょ!ね!あ!わかった、米代とか必要?金もいるんじゃない?そうでしょ?お金!いくら欲しい?あげるよ」

 

しかし、十兵衛は受け取るわけには参りませぬときっぱり拒否します。十兵衛に興味がなくなった義景は、伊呂波太夫に久しぶりに酒を飲みかわそうぞと告げると出て行きました。

長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市)

 

廊下を歩きながら、伊呂波太夫は十兵衛に朝倉家は大名であり世話する家が一つ増えてもびくともしません。金子は貰っておいた方が良かったのではと聞き返します。

 

「いえ、私が頂くと言う事は帰蝶様や藤孝様が頂くというのと同じで御座います」

伊呂波太夫は、なるほどもっともだとうなづきました。

ドケチな斎藤道三

 

いや、これは十兵衛が道三から学んだ人間無料(ただ)より高いものはないという教訓でしょう。米代を受けたが最期、どんな無理難題を義景から押し付けられるか、、旅費を半分チャラにする代わりに侍大将の首を2つ取ってこいとか平気で言われた十兵衛ですから警戒したのです。

 

麒麟がくる第十八話 感想あらすじ「父の教え」

明智光秀

 

義景が十兵衛達に宛てがったのは、屋根に穴があいたオンボロの廃屋でした。これでは、とても掃除した程度では住めないと思った十兵衛は駒に父の形見の数珠(じゅず)を渡して質に出して欲しいと頼みます。それに対し、熙子は自分も駒と一緒に質に行きたいと申し出ます。本当は、熙子は十兵衛の数珠のかわりに熙子の帯を質に出す為について行ったのです。

 

あばら屋の中には、十兵衛と牧だけが残されました。

「戦に負けて全てを失うと空しさだけが残ります」十兵衛はつぶやきます。

忙しくて過労で倒れる明智光秀

 

すると、牧は亡き夫光綱の言葉として言いました。

「負けた時にどう耐えるか、その時にその者の値打ちが決まる」

十兵衛は亡き父の言葉を噛み締めていました。

 

その後、駒は東庵(とうあん)の元へ戻る事が決まり十兵衛たちは見送ります。お駒さんは熙子とも仲良くなりました。

 

麒麟がくる第18話 感想あらすじ「織田信勝毒殺」

信長が大好きな柴田勝家

 

同じ頃、那古野城の信長の元には、弟織田信雄の側近である柴田勝家(しばたかついえ)がやってきていました。そして信勝が美濃の斎藤高政と繋がり、高政は今川義元と通じている事実を密告します。つまり、信長に信勝を殺れと暗に言っているわけです。信長は帰蝶にどうすればいいか迷っていると言うと、帰蝶は信勝に会ってから決めたらいいでしょうと勧めました。

織田信勝

 

数日後、信長が病だと聞いた信勝が那古野城を訪れます。その手土産は美濃より手に入れた病によく効くという湧き水でした。

ん?やばいぞ、美濃からの水系統はやばいぞー、伊右衛門とか色々・・・

 

すると信長は起き上がり病というのは偽りじゃ、そなたを呼び寄せ、討ち果たそうと考えていたが、出会って考えが変わったと言いました。

ひとりぼっちで寂しい織田信長

 

その理由として信長は、母である土田御前の悲しむ顔を見たくなかったと言い、さらに、自分は母の愛情を信勝ほどに受けられなかったと思い出話を開始します。

存在感が増す織田信勝、織田信長

 

これを聞いていた信勝は、気が緩んだのか、自分も、自分より先に走り、戦に勝ち、国を治める兄上が(うと)ましかった、、兄上さえいなければと口走ります。その瞬間、信長の表情が変わりました。

ちょっとしたことでブチ切れる織田信長

 

「うおおおおい、、のぶかつぅ・・だから美濃の高政のクソヤロウと手を結んだんかぁ?

このやろうめえええええええーーーーー」

 

片目から涙をこぼし、恐ろしい形相で信勝の持参した湧き水を掴む信長

 

「信勝、飲め、、この水を飲め、、これを飲めば病気が治るんだろう?

あ?コラ、兄の前で飲んでみよ、、さぁ、飲めェ、、はやく飲めェ、飲めェ!のーぶーかーつーううううううう・・・」

織田信長と喧嘩をする織田信勝

 

ぐいぐいと信勝の口に盃を押し当てて、とうとう信長は湧き水を飲ませてしまいます。もちろん、湧き水には毒が入っていて信勝は死んでしまいました。またしても、伊右衛門毒殺、、面白やぁ~この宿はぁ~梅と桜を植え替えて~

 

麒麟がきたライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

恐ろしいですねェ、信長、、裏切られた瞬間に全てが憎悪になり狂気に変わる信長の態度の豹変(ひょうへん)のしよう、、こういう部分は、もろにマムシの道三で自ら毒を弟に飲ます事さえ厭いません。

 

もっとも、毒水を持ってきたのは信勝なわけで、自業自得ではあるのですが、、さて、来週の「麒麟がくる」は第19話「信長を暗殺せよ」です。お楽しみにー

 

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麒麟がくる

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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