こちらは2ページ目になります。1ページ目から読む場合は、以下の緑ボタンからお願いします。
この記事の目次
麒麟がくる第21話 感想あらすじ「狙うは今川義元!」
善照寺砦の兵力はざっと2500、信長が途中でかき集めた兵力を足しても3000名でした。しかし、梁田政綱の調べでは、今川軍の本陣は7、8000名であり、兵力には倍以上の開きがありました。今川軍の本隊は、松平元康が入る大高城に向かう途中で桶狭間を通過していました。大高城に入り兵力を集中させ、一息に清須城を落とすつもりです。今川義元が大高城に入る前に決着をつけたい、、なんとか今川本隊の兵力を減らす手はないか、、
そこで信長が閃いたのは、中嶋砦に陣取る佐々隼人正の兵力300に伝令を出し今川本隊を挑発する事でした。信長の策略は図にあたり、用心深い義元は1000名以上の兵力で佐々隼人正の部隊を蹴散らします。
これで、義元の本隊は5000余り、信長の兵数3000、これならば戦えると信長はまなじりを決して立ち上がりました。折から、突然に風雨が巻き起こり雷鳴が轟きます。
「目指すは桶狭間、狙うは今川義元の首唯一つ、それ以外は捨て首にいたせ」
槍を片手に砦を飛び出した信長に、弾かれたように3000名の織田軍が付き従いました。
麒麟がくる第二十一話 感想あらすじ「桶狭間」
その頃、元康は休憩をとっていました。昨夜から一睡もせずに戦っている家臣の為です。それも考えず、義元は三河勢に今度は鳴海城へ向かえ、今度は桶狭間に行けと矢継ぎ早に命令を出していたのです。また、大高城に兵糧を運び込んだ時の城主の鵜殿長照が言った、義元が三河守に任官したという話も元康の心を苛んでいました。
「この戦、勝っても負けても、三河の得にはならぬ」という母の言葉、「信長は協力すれば三河のモノは三河に返すと約束した」という菊丸の言葉。さらに、元康の脳裏には幼い日「義元は、いつか必ず討ち滅ぼす敵だ」と信長に誓った記憶が蘇ります。
そして、元康は桶狭間への出撃を命じる今川の要求を「本日はここを一歩も動かぬ」と頑なに拒否したのです。信長が恐れていたのは、大高城から元康が出撃し織田軍が挟み撃ちになる事でしたが、その恐れは元康に回避されました。
桶狭間では、激しい激戦が繰り広げられていました、折からの大雨は上がっていたものの、直前までの土砂降りは信長率いる3000の織田軍の姿を完全にかき消していたのです。
「塗輿じゃ!輿に乗っているのが義元じゃあ!輿を探せ」
信長の言葉に織田の兵は、輿から逃げていく今川義元を追います。さすがは、海道一の弓取り、義元は自ら刀を振るって奮戦しますが、供周りは一人減り、二人逃げという有様で遂には、義元一人になってしまいます。
そして、義元が気を逸らした隙に、毛利良勝が少年漫画顔負けの大ジャンプで、義元の腹に槍を突き立てました。
「毛利新介、今川義元を討ち取ったりーーー!」
かくして、戦国時代屈指の名勝負、桶狭間の戦いは織田信長の勝利で終ったのです。
麒麟がくる第21話 感想あらすじ「アフター今川」
戦いが終わった後、十兵衛が桶狭間に到着します。信長は珍しく安堵した表情で「勝ったぞ」と告げました。
十兵衛が「見事でした」と言うと信長は、
「わしを褒めてくれるのか?父も母も、兄弟も、今まで誰もわしを褒めなかった。
しかし、帰蝶は何をしても褒める、あれは母じゃ」と十兵衛に嬉しそうに言いました。
そして、また会おうとその場を去ろうとする信長に十兵衛は
「今川を倒し、次は何をなさいますか?」と聞きます。
「美濃を取る、美濃は帰蝶の里じゃ、帰蝶を喜ばせる」
「では、その後は?」
と十兵衛が聞くと、信長は馬上でニヤリと笑い、何も言わずに十兵衛の前から去っていきました。
同じ頃、駿河では今川義元の討ち死を知った望月東庵と駒が今後の事を話し合っています。そこで、駒は松平元康から来た手紙を東庵に見せました。手紙の内容は、16年ぶりに母に会えた事、そして信長の計らいで元康が三河に戻れる事になった事が書かれていました。
二人は元康の近況を喜び、東庵が京に戻ろうと言うと、駒は京に戻る前に灸を頼まれている人がいると言いました。その老人は、芳仁と言い、京都に帰ると言うと駒に丸薬のつくり方を書いた紙を渡すのでした。
十兵衛は馬を走らせていました。まだ、何者でもない十兵衛ですが、脳裏に死んだ道三の「大きな国」、そして「信長から目を離すな、お前と信長と二人なら大きな事がやれるかも知れん」という言葉が繰り返し響いているのでした。
麒麟がきたライターkawausoの独り言
麒麟がくるは、21回で一旦休止して、また撮影が進んだら再開するそうです。大河ドラマ史上初めて、年をまたいで完結する事になりました。次からは、再び京都が舞台になり室町幕府最期の将軍、足利義昭も登場しそうです。
織田信長の上洛に向けて物語は動き、いよいよ十兵衛が織田信長の家来、明智光秀として歴史の表舞台に姿を現す事になりますね。
関連記事:麒麟がくる第20話 感想あらすじ「家康の文」麒麟がきた
関連記事:麒麟がくる第19話 感想あらすじ「信長を暗殺せよ」麒麟がきた
麒麟が来る 第二十一回 無料ネタバレ動画 5分まとめ