キングダムにおいて重要なカギになっているのが蚩尤の村で不定期に開催される命懸けのバトルロワイヤル「祭」です。この祭に勝ちぬいた1人だけがその時代の蚩尤となり、超人的な戦闘力を持って下界に下りていき、どこかの王に高給で雇われ暗殺者や一軍の将として活躍していきます。
そこで、今回のキングダム雑学は祭について考察してみます。
この記事の目次
キングダム雑学「祭の概要」
祭とは蚩尤の村に千年も前から伝わる奇習です。周辺に19存在する蚩尤の氏族から、それぞれ2名の代表者を選出し38名が長老の合図と共に、最期の1人になるまでの殺し合いを演じます。
こうして、自分以外の37名を殺害した1人は蚩尤と認められ巫舞の奥義を極めて、殺戮マシーンとして里に下りていき、しかるべき王国に高額の報酬で雇用されます。また、蚩尤を出した村は最高の誉れを受け、雇用主の王からも優遇されるそうです。
蚩尤の村々は大して裕福でもなさそうなので、蚩尤を選出して王から貰える褒美が非常に重要なのかも知れませんし、諸国の王も戦乱の中で優秀な指揮官や暗殺者は、どんな大金を積んでも欲しいところなので、蚩尤の村と諸国の利害は一致。
千年にわたり蚩尤を決める祭が存続しているという事になるのです。
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キングダム雑学「祭の始まりは」
祭は現役の蚩尤が何らかの理由で死んだ時に召集されます。そのため、蚩尤が長生きしたりすると祭が開かれないまま里には下りられないものの、仲間を殺す事なく老人になる蚩尤候補者も出たと考えられます。
羌瘣は姉の仇として幽連を殺しましたが、幽連から羌瘣を狙ったりはしてないので、羌瘣が、もし姉の仇にこだわらなかったら祭は幽連が自然死するまで開かれず、羌礼は羌識を殺さないで済んだかも知れません。そう考えると、今回の祭は羌瘣が呼び寄せた一面もあります。
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キングダム雑学「精神を壊す祭のエグさ」
しかし、38人ものライバルを葬り去り、晴れて里に下りる自由を得た蚩尤も幽連のように性格が崩壊してしまうケースが少なくないようです。
その理由は、祭に参加する2人の代表は幼少期に才能を見出され、その後一緒に育てられて姉妹同然に成長します。それが祭では、敵同士になり最悪の場合、片方が姉妹同然の片方を殺す事もあります。これでは、精神がおかしくならない方が不思議です。
ただ、これは悪ふざけではなく、巫舞は他人への愛情や依存心を断ち切り、自分以外の誰でも殺せるという氷の精神であればあるほど深く潜り、戦闘力も強化されるからです。
蚩尤の村では少しでも強い蚩尤を産み出す為に、敢えて姉妹同然に育てて、片方を殺させて絶望させる事で最強の戦士を産み出そうとしているのでしょう。
ただ、その結果として幽連のように性格が歪んで崩壊してしまう蚩尤も少なくはないのかも知れません。
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キングダム雑学「どうして蚩尤の村には女しかいない?」
蚩尤の村は、なかなか個性的な顔をした方々もいますが、全て女で構成されています。村に男がいない事は羌族の村の若い女子が性について興味津々なのに、大体がとんでもなく勘違いした性知識しか持っていない事からも窺い知れます。
そこから推測すると蚩尤の村々では男は生活してなく、村で愛の営みが為される事はなく、また村で子供が生まれる事もないと考えられます。
そのため、蚩尤の村の女子は、全て近隣の民家から誘拐されたか、あるいは貧しくて子供を育てられない家庭から端下金で買ってきていると考えられます。時には姉妹でさらってきたり、買ったりもあるようですが、基本、蚩尤の村の女たちはそれぞれに血縁関係はないのでしょう。
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キングダム雑学「蚩尤の村に男を置かない理由は?」
蚩尤の村に男を置かない理由としては、第一に男では巫女になれないからでしょう。もう1つは、村で男女のカップルが出来ると祭に命を賭けるのが惜しくなり、恋人と里を下りて逃げてしまうケースが続出する事を恐れての事だと思います。
また、男が増えると村で発言権が増加し、村の実権を長老が握る事が出来なくなり、村の秩序が崩壊し普通の村と変わらない存在になるからという点もありそうです。
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