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三国志には数々の数字……漢数字が出てきます。多くは慣用句にもなり、記憶に残りやすくなっていると思います。そこで今回のアンケートでは「三国志にまつわる数字は?」を聞いてみました。
度々出てくる数字と言葉、どうしてこんなに色々出てくるのか?
まあ三国志も数字にすると三五九四ですからねハハハ!!!
……ではアンケートいきましょうか!
七従七禽
「七従七禽にはロマンを感じた。人は変われるのだという。実際は演義の作り話らしいが。最終的に身の程を弁えることの出来た孟獲は、一団の主として確かに器であったと言えるでしょう」
引用元:はじめての三国志TV
七従七禽とは、諸葛亮が南蛮征伐で敵の孟獲を捕らえては逃がすを七回も繰り返し、最終的に孟獲は諸葛亮に心から従うようになったという話からのもの。因みに七従七禽自体は正史の注釈に出てきており、全くの事実無根でもないようです。
諸葛亮の傭兵の巧みさを表している言葉ですが、コメントをした方の孟獲へのコメント、実に素晴らしい着眼点ですね! 確かに己の力を見極め、従う相手を見極めた、孟獲も一団を率いる英傑の一人、としての判断力を表しているものだとも開眼させられました。
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十面埋伏
「十面埋伏に一票!」
「十面埋伏。もぅかっこいいじゃないですか!程イク、最強の用兵術ですね」
引用元:はじめての三国志TV
さてもう響きがカッコイイ十面埋伏。こちらは三国志演義で程昱(と荀攸)が曹操に進言した、策略の一つです。
さてさて官渡の戦いの後、起こりましたは倉亭の戦い。袁紹軍相手に繰り広げられる「十面埋伏の計」。これは文字通り十の部隊を編成し、別の軍勢に夜襲をかけさせ……と、ここからは三国志演義でお楽しみ下さい!
正に程昱おじいちゃんの必殺の用兵術、袁紹を吐血させて死なせちゃう呪い効果もありますぞ!(ありません)
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三顧の礼
「三顧の礼 圧倒的過ぎる!自分も三顧の礼にしたんだが 題字も「三國志」な訳だし
「三顧の礼、天下三分の計など、三国志と言えば「三」が最も重要となる数字ではないでしょうか。桃園の誓いをしたのも三人でしたし」
「秀吉が竹中半兵衛を幕下に加える為に三顧の礼で迎えたなんて話も有りますし、やっぱり三顧の礼ですかね選ぶなら?」
引用元:はじめての三国志TV
やはり三顧の礼は頭一つ、いや頭三つ分は抜きんでいましたでしょうか。コメント通り、三国志では天下三分、桃園三兄弟、袁家三兄弟など、三にまつわる数字が多く出てきます。
また桃園の三兄弟から始まる三国志演義を考えると、やはり古代中国の人々も三という数字にロマンを感じたのでしょうか?何にせよ、三、に惹かれるものを感じてしまいますね。
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四世三公
「独自研究の対象が汝南袁氏だからまぁそれに合ったやつしました」
引用元:はじめての三国志TV
四世三公とは「四世代に渡り三公という役職を輩出した」という意味です。ここで言う三公とは「太尉、司徒、司空」という、当時としては役職の最高位。
つまりそれだけ長い期間、要職に袁家の人々が付き続けていたという……考えてみると、凄いことですね。袁家が名族名家である、ということがこれでもか、と分かる文字です。
因みに袁家は他にも「二枚看板、顔良文醜」や「袁譚、袁煕、袁尚の袁家三兄弟」など数々の数字を輩出した(?)名家でもあります。
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その他
「五虎将や五将軍かな。あと建安文学の三曹」
「馬氏の五常。建安七士。司馬八達。荊州九郡」
「九品官人法と十勝十敗」
「八門金鎖の陣」
「石兵八陣」
引用元:はじめての三国志TV
上記のように、様々な三国志にまつわる数字を見ることができました。コメントを見て「そう言えばそれもあったな!」と思わせられ、とても面白かったです。
人を数えて数字で表したものから、策略、計略まで幅広く、たくさんの数字を見ることができましたね。そして面白かったのが
「僕が勝手に考えた三国志の数字にまつわる有り難い故事成語。
二喬追うものは一喬も得ず」
引用元:はじめての三国志TV
これは秀逸!
赤壁の曹操さんにマイクをお返ししまーす!
三国志ライター センのつぶやき
さて最後に独断と偏見でご紹介したいのがこちら。
「意外な線から典韋様の「十歩」エピソードは、格好良い!」
引用元:はじめての三国志TV
これは正史にもある記述で、曹操と呂布の交戦中、典韋が配下に「十歩以内に来たら十歩と言うように」と命令。部下の「十歩です」に合わせ戟を投げ、追い来る呂布軍を撃退したというエピソード。
何気に途中から配下の人が「五歩です!」と言っているのも迫りくる勢いを感じさせます。とにもかくにも典韋サイコーエピソードの一つですね。今回もたくさんのコメントありがとうございました。
これからもどんどん三五九四沼にどぼーんしましょう!
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引用元:はじめての三国志TV