キングダム885話ネタバレ考察|信と蒙恬を逃がす囮作戦が始動!

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kawauso編集長(石原 昌光)

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kawauso編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務めるほか、紙媒体やWebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者・おとぼけ(田畑 雄貴)

コンテンツ制作責任者

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月に「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感していただけることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。

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はじめての三国志_ページネーション

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キングダム885話

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ここからは、『キングダム』第885話で描かれた河了貂の判断をもう少し掘り下げます。第885話のあらすじから確認したい方は、1ページ目からご覧ください。

 

キングダム885話のネタバレあらすじを最初から読む

 

 

この記事の目次

河了貂が囮部隊に残る判断をした理由

キングダム885話で河了貂が大部隊を残し、趙軍に信・蒙恬らがいる本隊だと思わせる囮作戦を示した図解

全員を小隊へ分けるのではなく、大きな部隊を残して「信たちはここにいる」と趙軍に思わせる。これが河了貂の囮作戦の核心です。

 

河了貂が考えなければならなかったのは、「どう逃げるか」だけではありませんでした。趙軍は一方向から信たちを追っているのではなく、複数の軍を使って広い範囲へ展開しています。このまま飛信隊が大きな一団で動けば、やがて包囲網に引っかかる可能性が高い。

 

キングダム885話で河了貂の囮部隊へ趙軍の追撃を引きつけ、信たちへの追跡を弱める作戦を示した図解

河了貂の囮部隊へ趙軍の追撃を集中させれば、その分だけ信・蒙恬ら小隊への圧力が弱まります。ただし、囮だと悟られないことが前提です。

 

 

そこで利用しようとしたのが、広がった包囲網に生じる隙間でした。少人数なら、その隙間を抜けられるかもしれません。しかし全員が一斉に小隊へ分かれれば、さすがに趙軍も気づきます。敵が包囲網を狭めれば、今度は小隊が一つずつ捕まる危険が出てきます。だから河了貂は「大きな塊」を残しました。趙軍の目をそちらに向けたまま、信たちだけを隙間から外へ出す。この作戦には、敵に間違った情報を信じ続けてもらう時間が必要です。

 

キングダム885話で河了貂の囮部隊が趙軍を引きつける間に、信・蒙恬ら小隊が包囲網の隙間から脱出を目指す図解

趙軍の注意が囮側へ向いている間に、信・蒙恬らの小隊は包囲網の隙間から外へ向かいます。第885話では、ここから脱出作戦が動き始めました。

 

河了貂自身も信と一緒に脱出し、囮部隊の指揮を別の人間へ任せる方法もあったはずです。ただ、今回の描写を見る限り、河了貂はそれでは危ないと判断したのでしょう。囮部隊は単に逃げ足が速ければいいわけではありません。趙軍の動きを見ながら、信たちがいるように振る舞い続ける必要があります。ここを失敗すると、囮作戦そのものが終わります。

 

 

『キングダム』の戦を「兵法」から読みたい人へ

河了貂の囮作戦を見て、「こういう敵の心理まで利用する戦い方をもっと知りたい」と思った人には、中国兵法の古典『孫子』も面白い読み物です。もちろん885話の作戦が『孫子』をそのまま再現したという意味ではありません。ただ、敵と真正面からぶつかるだけではなく、相手の判断や兵の動きを利用して有利な状況を作るという視点を知ってから『キングダム』を読むと、軍師たちの戦い方がかなり見やすくなりまっせ!

 

 

 

河了貂が優先したのは、自分の生存よりも作戦を成立させることでした。少なくとも第885話の描写からは、政治的な思惑より、飛信隊を軍として残すための戦術的な判断が前に出ています。

 

関連

ここで「なぜ河了貂でなければならないのか」と感じた人は、軍師という役割そのものを知っておくと885話が少し違って見えます。武力ではなく、兵の動きと戦場全体を組み立てる河了貂だからこそ、囮部隊に残る意味がありました。

 

▶関連記事:【キングダムをより楽しむ】河了貂と蒙毅が解説「軍師はどうやって誕生したの?」

 

キングダム年表

 

キングダム885話で改めて示された河了貂の人物像

ボロボロになりながらも戦う信

 

河了貂は今回、これまで飛信隊を支えてきた仲間たちの犠牲を振り返っています。ただし、今回提供された情報だけでは、具体的にどの過去話の誰を指しているのかまでは断定できません。ここを無理に「伏線回収」と結びつける必要もないでしょう。むしろ気になるのは、その記憶を河了貂がどう受け止めているかです。

 

飛信隊がここまで残ってきたのは、その時々で誰かが必要な役目を引き受けたから。そう考えた河了貂は、今回は自分が危険な側へ残る番だと判断しました。ただし、彼女は「みんな一緒に」という選択をしていません。楚水と田永は逃がす。自分と竜有は残る。歩兵の将校たちも分散させる。かなり冷静な人選です。信にとっては納得しづらいでしょう。仲間を置いて自分だけ逃げることになるからです。それでも河了貂は譲りませんでした。二人が対立したというより、「飛信隊を守りたい」という思いは同じなのに、信と河了貂では守り方が違う。第885話では、その違いがかなりはっきり出たように思います。

 

河了貂の囮作戦でリスクを負うのは誰か

キングダム最新話で利益を得る人物・勢力

李信の飛信隊が大きくなる

 

作戦が河了貂の狙い通りに進めば、まず恩恵を受けるのは信と蒙恬を含む脱出組です。趙軍の主力が大きな囮を追ってくれれば、その分だけ小隊への圧力は弱まります。広い包囲網の隙間を抜けられる可能性も上がるでしょう。もう一つ見ておきたいのが、楚水や田永、歩兵将校たちです。彼らが脱出側へ選ばれたのは、ただ助けたい仲間だからではありません。飛信隊を立て直した時、再び部隊を動かすために必要な人材だからです。ここまで人選している以上、河了貂が見ているのは目の前の逃走だけではありません。

 

キングダムと三国志の違い

 

キングダム最新話で不利益を受ける人物・勢力

河了貂

 

当然ですが、最も重い危険を背負うのは囮側です。河了貂や竜有たちは、趙軍に追わせることそのものが仕事になります。敵から距離を取れば囮としての意味が薄くなり、逆に近づかれすぎれば捕まる危険が増す。かなり難しい役目です。趙軍側からすると、囮を信たちの本隊だと思っている間は、本来狙っている信と蒙恬への追撃がずれます。ただし、第885話が終わった時点では作戦はまだ始まったばかりです。趙軍が最後まで騙されるのかどうかは分かりません。現段階で「河了貂の作戦が成功した」とまでは言えないでしょう。

 

キングダム武将の哀しすぎる最期

 

 

短期的な利益と長期的なリスク

 

飛信隊から見れば、この作戦にはかなり分かりやすい利点があります。信を残す。将校を残す。歩兵をまとめる人間も残す。これができれば、壊れかけた飛信隊をもう一度組み直せます。問題は、その設計をした軍師本人が危険な側へ残っていることです。飛信隊を再建するための作戦なのに、その再建に欠かせない河了貂を失う危険がある。この矛盾はかなり大きいです。第885話では解決されていませんし、だからこそ河了貂の選択には重さがあります。

 

885話の重要なポイント:河了貂の再建策は「信を逃がす作戦」ではなく「指揮系統を残す作戦」

矛を持った信

 

信を中心に読めば、第885話は「仲間たちが囮となって主人公を逃がす回」に見えます。ただ、人選を一つずつ見ていくと、それだけではなさそうです。河了貂が逃がそうとしているのは信一人ではありません。楚水と田永については、飛信隊の骨子となる人材だからこそ脱出させています。歩兵側の将校も、まとめて囮へ残したわけではなく、複数の小隊へ分けています。

 

ここから見えるのは、河了貂が「強い者を残す」という発想だけで人を選んでいないことです。将がいる。その下に部隊をまとめる将校がいる。歩兵を動かす人間もいる。それが揃って初めて、飛信隊はまた「軍」として動けます。

 

メモ

今回の885話を読むと、飛信隊は「信と強い仲間たちの集団」ではなく、いくつもの役割が組み合わさった軍だと改めて分かります。そもそも飛信隊がどんな構成で成り立っているのかを整理しておくと、河了貂が楚水や田永らを残そうとした意味も見えやすくなります。

 

▶関連記事:飛信隊はどのような構成だったの?史実をもとに強さも考察

 

もちろん、第一の目的は信と蒙恬を逃がすことでしょう。そもそも趙軍が二人を狙っているからこそ、この作戦が必要になりました。ただ、楚水や田永、歩兵将校まで脱出させている描写を見ると、おとぼけはもう一段先まで考えているように感じます。これは信の救出作戦であると同時に、壊れかけた飛信隊の指揮系統を残すための作戦なのではないか。だとすれば、サブタイトルの「それぞれの役割」も少し違って見えてきます。

 

ただ仲間が別々の道へ散ったという意味ではありません。信には生き残って軍を立て直す役割がある。楚水や田永にも、その後を支える仕事がある。竜有は囮側の歩兵をまとめる。そして河了貂は、自分にしかできない指揮を引き受ける。誰か一人が飛信隊なのではなく、必要な役割を持つ人間がつながって飛信隊になっている。第885話は、そこを改めて見せた回だったように思います。

 

登場人物を確認しながら『キングダム』を読みたい人へ

今回のように飛信隊や趙軍の人物が一気に動く回では、「この人物はどんな立場だったっけ?」と確認したくなることもあります。人物関係を整理しながら『キングダム』を読みたい人なら、公式ガイドブック第3弾『戦国七雄人物録』は手元に置いておくと便利です。500人以上のキャラクターを収録した公式の人物事典なので、最新話を読みながら過去の人物や所属を振り返る用途にも向いています。

 

 

 

キングダム885話の感想と評価

 

第885話は、派手な一騎討ちで見せる回ではありません。それでも印象に残りました。理由は、「誰を逃がし、誰を残すのか」という選択がかなり生々しいからです。特に河了貂です。飛信隊の再建を口にした本人が、再建後に最も必要になりそうな軍師でありながら、自分を安全な側へ入れませんでした。普通に考えれば、河了貂も信と一緒に脱出させたいところです。

 

それでも彼女は、今ここで囮を成立させられなければ、その先の再建そのものがなくなると考えたのでしょう。もう一つ印象的だったのが信の立場です。これまで信は、仲間を守ろうとして前へ出る側でした。しかし今回は、仲間が危険な仕事を背負うことを受け入れ、自分が生き残らなければなりません。それも「信だけ助かればいい」からではない。飛信隊を復活させ、残された仲間を救うためです。

 

もちろん、囮側の行く末は第885話ではまだ決まっていません。河了貂たちも最後まで囮を続けるつもりではなく、信たちが抜けた後には散開して生き残ろうとしています。ですから、ここで河了貂の死亡や捕縛を前提に話を進めるのは早いでしょう。第885話は勝った負けたではなく、壊れかけた飛信隊をどう残すかを描いた回でした。そう考えると、「それぞれの役割」というサブタイトルはかなりしっくりきます。

 

史実版の春秋戦国時代の年表

 

キングダム885話ネタバレ考察まとめ

 

  • 趙軍は複数方向から動き、信と蒙恬を包囲する態勢に入った
  • 河了貂は大部隊を囮にし、信たちを小隊に分けて脱出させる策を選んだ
  • 楚水や田永らの人選から、飛信隊再建まで考えた配置だったと読める
  • 河了貂は囮側に残り、作戦成立と引き換えに大きな危険を背負った
  • 「それぞれの役割」は、飛信隊を未来へ残すための役割分担を表した題名と考えられる

 

第885話で問われていたのは、信をどう逃がすかだけではありません。飛信隊を軍としてどう残すのか。そのために誰が何を背負うのか。

 

キングダム人物名図鑑

 

 

キングダム886話の展開予想

おとぼけ(田畑)ナレーション

 

なお、本日のお昼から夕方にかけて、第886話のネタバレ予想・考察も掲載予定です。885話からこの先どう動くのか、河了貂の囮作戦や信たちの脱出を軸に改めて考えていきますので、続きが気になる方は時間を空けて、またこの記事をのぞいてみてくださいね。

 

kawausoとおとぼけ

 

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キングダム(春秋戦国時代)ライターおとぼけの独り言

はじめての三国志主宰 おとぼけ(田畑雄貴)

 

河了貂の作戦は合理的ですが、軍師本人が危険にさらされるという大きな弱点も抱えています。作戦の価値と危うさ、その両方が同時に描かれた回だったと思います。キングダムメイツの皆さんは、第885話で描かれた河了貂の判断をどう感じましたか。ぜひコメントで教えてください。

 

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おとぼけ(田畑雄貴)

数々のブレストと思いつきで場を散らかした後、権限委譲と言い放ち、kawauso編集長に丸投げし去っていく。インターネットの不特定多数無限大の可能性にロマンと情熱を捧げる「はじめての三国志」の創設者。創造的で自由な発想が称賛や批判を創発し、心をつかむコンテンツになると信じている。各メンバーのパーソナリティを尊重し、全員の得意分野を活かし、補完し合うチーム作りを目指している。

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