キングダム885話ネタバレ考察|信と蒙恬を逃がす囮作戦が始動!

2026年8月20日

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kawauso編集長(石原 昌光)

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「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務めるほか、紙媒体やWebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者・おとぼけ(田畑 雄貴)

コンテンツ制作責任者

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月に「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感していただけることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。

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「885話」「囮作戦始動」の文字とはじめての三国志ロゴを配置した『キングダム』第885話のアイキャッチ画像

『キングダム』第885話で始まった囮作戦をテーマにしたアイキャッチ

 

この記事には『キングダム』最新話である第885話の内容が含まれています。単行本派の方や、まだ最新話を読んでいない方はご注意ください。

 

白耳兵を率いる陳到(兵士)

 

河了貂が、囮に残った。『キングダム』最新話・第885話「それぞれの役割」のネタバレ考察です。信と蒙恬を逃がすまいと、趙軍は一斉に動き出しました。包囲が狭まる中、飛信隊の命運を握ったのは河了貂です。今回は、河了貂がなぜ自ら危険な側へ残ったのか。そこに見える「飛信隊再建」の意味だけを、著者「おとぼけ」が考えていきますよ。

 

はじ三倶楽部 これからも好き勝手に三国志を語る宣言 おとぼけ

 

それでは、兄弟たちよ、今週やっとキングダムがきたぁぁぁぁぁ!!!

 

 

この記事の目次

キングダム最新話の885話の結論を3行で!

 

  • 趙忽軍、カイネ軍、紀彗軍など複数の趙軍が信と蒙恬を狙い、広範囲から包囲を始めた
  • 河了貂は大部隊を囮にし、信や蒙恬らを少人数に分けて包囲網の外へ逃がす作戦を立てた
  • 楚水や田永らを脱出側へ回す一方、河了貂自身は囮となる一団に残って指揮する道を選んだ

 

第885話で描かれたのは、選別です。飛信隊は、全員がまとまって逃げる道を捨てました。誰を生き残らせるのか。誰が危険な仕事を引き受けるのか。それを決めた回です。「それぞれの役割」というサブタイトルが、ここで効いてきますね!信、河了貂、楚水、田永、竜有。それぞれが飛信隊を残すために、別々の仕事を背負いました。

 

呂布 ポイント

 

補足

そもそも飛信隊は、なぜ「誰を残すか」を決めるほど追い込まれたのか。885話だけでは、そこが見えにくい。前話884話で信が残存戦力の再結集を決めた場面から追うと、分かりやすくなりまっせ、兄弟!

 

▶関連記事:キングダム884話ネタバレ考察|信が残存戦力の再結集を決断!河了貂が犠牲を示唆

 

 

キングダム885話ネタバレ|前半のあらすじ

病気になった兵士

 

第885話は、趙軍が信と蒙恬ら秦軍の残存部隊を見つけるところから始まります。場所は迅丘の先。最初に動いたのは趙忽軍です。信たちに近い位置から追撃を開始しました。その報せは傅抵軍とカイネ軍にも届きます。カイネも先を越されまいと、すぐに兵を動かしました。

 

追手は、まだいます。馬風慈軍、骨珉伯軍も追撃に加わりました。紀彗は迅丘の先へ包囲網を広げるよう指示。逃げ道そのものを塞ぐ構えです。趙軍がそこまで徹底する理由は、作中で示されています。ここで信と蒙恬を逃がせば、戦いが長引く。だから複数の軍を動かし、一気に仕留めにきました。

 

ポイント

趙軍の包囲網には、前段があります。起点は879話。河了貂の策が、李牧側に崩された回です。そこから飛信隊は追い込まれていきました。885話の囮作戦は、これまでとは逆の「包囲そのものを利用する策」。ここが面白いところです。

 

▶関連記事:【キングダム879話ネタバレ】河了貂の策が完全崩壊!李牧の包囲網で飛信隊絶体絶命

 

逃走中の飛信隊も、周囲に立つ砂塵から趙軍の動きを察知します。河了貂は、まだ敵と距離があるうちに部隊を左右へ広げました。趙軍の注意を散らすためです。竜有には歩兵を率いさせ、馬では追いにくい険しい道へ向かわせるなど、飛信隊は一つの塊から複数の動きへと切り替わっていきます。

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム885話ネタバレ|後半のあらすじ

 

ここで場面は、河了貂が信たちへ作戦を説明した時点に戻ります。河了貂の狙いは、大きな囮でした。ある程度の規模を保った部隊を残し、趙軍に「この中に信や蒙恬がいる」と思わせる。その大部隊へ敵を引きつけている間に、信、蒙恬、羌瘣、羌礼らを含む小隊が包囲網の隙間を抜ける作戦です。

 

補足

885話では、当然のように「信と蒙恬を逃がす」話になっています。二人が行動を共にしている流れは、881話から読むとつながります。蒙恬はなぜ、飛信隊と運命を共にする位置にいるのか。そこを振り返れます。

 

▶関連記事:キングダム881話ネタバレ考察|李信と蒙恬が遂に合流!李牧の新たな包囲策とは?

 

全員が一斉に小隊へ分かれれば、趙軍に狙いを読まれます。広がった包囲網を、また狭められてしまう。だから、大きな囮がいる。しかも囮には、逃げる以上に難しい仕事があります。信たちがそこにいると思わせたまま、趙軍を引きつけ続けることです。そして河了貂は、飛信隊の再建まで考えていました。

 

 

司馬亮を気遣って兵士たちが扇で仰ぐ

 

これ以上「骨子」となる人材を失えない。河了貂はそう言って、楚水と田永を信と一緒に脱出させます。歩兵の将校たちも、いくつかの小隊へ分けて生き残らせようとしました。ところが、河了貂自身は逃げません。囮だと見破られないため、自分が大部隊に残って指揮すると決めたのです。竜有も歩兵をまとめる役として残ります。最後は、信たちが少人数で包囲突破へ向かうところで幕。河了貂は、趙軍を引きつける側に残りました。

 

キングダムを100倍楽しむ

 

キングダム885話最大の注目点「河了貂が囮部隊の指揮を決断」

河了貂

 

第885話で一番のミソは、やはり河了貂自身が囮側に残ったことです。ただし、河了貂に死ぬ気はありません。信たちが包囲を抜けたら、自分たちも散開して生き延びる。そこまで含めての作戦です。自己犠牲に見えるのは錯覚で、軍師は最後まで計算で動いています。それでも、脱出組より危険なのは明らかです。

 

馬に乗って戦う飛信隊の李信

 

飛信隊を立て直すことだけを考えるなら、軍師の河了貂も当然残しておきたい人材です。信が反発するのも無理はありません。

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代

 

 

885話の疑問点:河了貂が囮部隊として残る意図とは?

キングダム885話で複数の趙軍が信・蒙恬ら秦軍残存部隊を広範囲から包囲する状況を示した図解

趙忽軍、カイネ・傅抵側、紀彗軍、馬風慈軍・骨珉伯軍が複数方向から動き、信と蒙恬らの逃走路を狭めていきます。

 

では、なぜ残るのか。囮部隊を本物の主力に見せ続ける人間が、要るからです。趙軍に「信と蒙恬はこの中にいる」と思わせたまま走り続ける。進む方向、速度、敵との距離。どこかで不自然な動きを見せれば、趙軍は囮だと悟り、信たちの捜索へ戻ってしまいます。

 

キングダム885話で趙軍の包囲網が広がるほど兵の間隔が開き、秦軍が抜けられる隙間が生まれる構造を示した図解

趙軍が広範囲へ展開すれば、包囲網は大きくなる反面、兵と兵の間には隙間ができます。河了貂はここに小隊脱出の可能性を見出しました。

 

河了貂は、その役を自分が引き受けました。著者おとぼけが今回うなったのは、河了貂の視線が信の先まで伸びている点です。楚水や田永、歩兵を率いる将校まで脱出側へ回している。飛信隊をもう一度、軍として動かすための人材を残す。河了貂は、そこまで見ています。

 

その意味で、第885話のテーマは途中から変わっています。信をどう逃がすかではなく、飛信隊という組織をどう次につなぐか。ただ、その再建を考えた本人が、最も危険な場所に残りました。再建策を立てた人間が、いちばん死に近い場所にいる。この作戦は、そういう作戦です。

 

次ページ:河了貂の判断と囮作戦が持つ意味を詳しく考察

 

【次のページに続きます】

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おとぼけ(田畑雄貴)

おとぼけ(田畑雄貴)

数々のブレストと思いつきで場を散らかした後、権限委譲と言い放ち、kawauso編集長に丸投げし去っていく。インターネットの不特定多数無限大の可能性にロマンと情熱を捧げる「はじめての三国志」の創設者。創造的で自由な発想が称賛や批判を創発し、心をつかむコンテンツになると信じている。各メンバーのパーソナリティを尊重し、全員の得意分野を活かし、補完し合うチーム作りを目指している。

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