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【諸葛亮孔明に学ぶ学習方法】夏休みの宿題にも応用できる?

2016年8月5日


 

三国志大学 劉備

 

学生の皆さんは長い夏休みですが、楽しい夏休みで唯一憂鬱なのは、

提出しないといけない大量の宿題ではないでしょうか?

そこで今回のはじさんでは、偉人達の勉強法について紹介しますよ。

皆さんの勉強のヒントになったらいいですね。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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勉強は広く浅くがモットーな諸葛亮孔明の勉強法

孔明 出師

 

三国志の英雄、諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)は、

若い頃から勉強法もかなり違っていました。

当時の勉強とは、丸暗記が基本で、一冊の本の内容と注釈を隅から隅まで

覚えるのが普通でしたが、孔明は、それを面倒くさいと感じていて

一冊の本を一通り読んで、大体の内容を覚えると、次の本に移りました。

 

こうする事で、孔明は同級生が一冊の本に必死になっている頃には、

二倍、三倍の本を読んで、多くの知識を吸収できました。

 

孔明 コペルニクス

 

孔明の知識は、儒教だけではなく、天文や土木、法律などの様々な

分野に及んでいますが、それは広く浅く勉強をした事によって

得られていたのです。

 

孔明は、学問のポイントをよく知っていて、それさえ覚えれば、

後は捨ててもいいという見極めが上手い人だったのです。

 

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バルチック艦隊を破った、秋山真之(さねゆき)の勉強法

 

日露戦争のハイライト、日本海海戦において世界最強の艦隊と言われた

ロシアのバルチック艦隊を撃滅した日本海軍の参謀、秋山真之も、

独特の勉強法で、知られる人物でした。

 

彼は海軍兵学校時代、クラスメイトが必死にテスト勉強をする中で、

余裕の顔をして遊んでいましたが、いつでも成績はトップクラスでした。

不思議に思った仲間が理由を聞くと真之は、こう答えました。

 

「テストというのは、教官がどうしても生徒に覚えてもらいたい事を出す

それは急に増えたりはしないんじゃから、過去に出された四、五年分の

テストを集めてきて、それを読んでいれば、大体の試験範囲は分かる

後は、そこだけ勉強して、残りは遊んでおればいいんじゃ」

 

この要領の良さで、真之は常に学年でトップクラスであり続けました。

ただ、これにしても、入念に過去問を解いて教官の出題傾向を予想し

外さないだけの観測力は必要になります。

やはり、秋山真之は日本海軍最高の頭脳と呼ばれるだけの事はあったのです。

 

本は声に出して読め! 緒方洪庵(おがた・こうあん)

 

日本では、古来、学問とは素読(そどく)で行われていました。

素読とは、意味が分らなくても、まず読んで声に出す事です。

かつて福沢諭吉も学んだ緒方洪庵の適塾では、

オランダ語の初心者にも大声で音読させていました。

 

勉強は目で覚えるだけではなく、声も耳も使う事で

その記憶力が高まると言われています。

そして、人前で発音させる事で同時にスピーチ力も

身に付くので、自分の意見を人前で発表する時にも

上がらないで済むようになるのです。

 

よく役者が台詞覚えを良くする為に台本を抑揚をつけて

読み上げ、身ぶり手ぶりをつけたりしますが、

あれも、この理屈と同じものなのです。

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

これはkawausoが個人的にやっている勉強法ですが、

全否定勉強法というものがあります。

 

これから関心を持って調べようという事を全てマイナス面で捉えて

全て否定する事で理解していくのです。

一見すると、とても不毛で退屈な作業に見えますが、

普通に調べるだけでは分らない意外な裏などが出てくる事もあり

調べている対象に関係する理解に深みが出てくるメリットがあります。

 

もちろん、こちらを応用した全肯定勉強法で、世間では評判の悪い事柄を

あえて全肯定してみて、隠されたメリットを探り出す方法もあります。

もし、卒論などの進め方、テーマに困っている方がいたら、上のやり方を

参考にしていただければ、かなり意欲的な論文が書けるかも知れませんよ。

 

本日も、三国志の話題をご馳走様・・

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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