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劉備と呂布を仲たがいさせよ!駆虎呑狼の計

2015年3月2日


 

 

劉備と呂布が手を組むことを怖れた曹操は

参謀の荀彧(じゅんいく)が提案した二虎競食の計をもって

二者を仲たがいさせようとしますが、

劉備に見破られてあえなく失敗します。

 

ですが、男荀彧、一度の失敗にはめげません。

次なる計略を考え出しました。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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駆虎呑狼の計

駆虎呑狼(くこどんろう)の計とは、

虎が巣を離れて豹と戦っているすきに、

虎の巣を横からオオカミが奪ってしまう、という計略です。

 

すなわち、劉備が誰かと戦って留守をしているうちに

呂布に劉備の巣=徐州を奪わせようということです。

 

劉備が袁術と戦うために城を留守にするように仕向け、

呂布がその隙に城を乗っ取るという図式、そのままですね。

 

今度の計略はばっちりはまりました。

 

張飛にお酒を飲ませてはいけません

張飛にお酒 だめだよ

 

劉備は、心の底から呂布を信じていたわけではありませんでした。

城を留守にする際、呂布を残していくのはやはり幾ばくか

心配でした。

 

そこで、信頼できる義兄弟、張飛(ちょうひ)に留守中のことを

頼みます。

張飛は、猛将呂布に匹敵するほどの強い武将である上、

劉備を裏切ることは絶対にない相手です。

これで万全のはずだったのですが……張飛には欠点がありました。

 

酒癖が悪かったのです。

 

いったんお酒を飲んでしまうと、誰も張飛を止めることはできず、

我を忘れての乱痴気騒ぎを始めてしまいます。

 

劉備もこの点は少し気になっていたようで、

陳登(ちんとう)に張飛に酒を飲ませないようにと言いつけて出かけるのですが

……飲んでしまいました。

 

結果、張飛が酔っぱらっているすきに、

徐州は呂布に乗っ取られてしまったのです。

 

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この記事を書いた人:東方明珠

キリン(東方明珠氏)はじめての三国志

こんにちは。とうほう めいしゅです。

中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。

もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。

当時はゲームセンターに通いつめました!

まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。当時はゲームセンターに通いつめました!まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

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