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初心者のための三国志あらすじ!も~っと三国志に興味を持ってもらうために。

2019年9月27日


 

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劉禅

三国志とは、と言われると難しそうに感じるかもしれません。

だけどただ「難しそう」で済ませたらもったいないくらい、三国志は面白い物語なんですよ。

 

郭嘉の本

 

そこで、そんなまだまだ「三国志って難しそう!」と感じてしまう三国志初心者の皆さんのために、三国志のあらすじをざっくりと簡単に紹介してしまいましょう!

 

読書が大好きなカン沢(闞沢)

 

三国志って興味があるけど難しそう、三国志のあらすじって分かりにくい、そんな人はぜひこの記事を参考にして下さいね!

 

自称・皇帝
当記事は、
「三国志あらすじ」
などのワードで検索する人にもオススメ♪

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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三国志の始まりは中央の政治腐敗から

周瑜、孔明、劉備、曹操 それぞれの列伝・正史三国志

 

三国志は西暦180年から、280年くらいまでのことについて記録した中国統一の経緯をまとめたお話です。

 

漢王朝と光武帝

 

三国志の前の王朝は、後漢王朝(ごかんおうちょう)と言います。しかし悲しいかな、政治に腐敗は付き物、後漢王朝は既に腐敗しきっていました。

 

宦官

 

宦官(かんがん)と呼ばれる役職の人たちによって賄賂などが横行し、その賄賂のために民衆に重税がかけられる……人々は救世主を待ち望んでいました。

 

張角は歴史の表舞台に登場

 

そこで出現したのが、黄色の頭巾をトレードマークとした黄巾党とその党首である張角(ちょうかく)という人物です。

 

太平道の祖・張角(黄巾賊)

 

張角は弟たちとともに病気の人を助けたりして、多くの民衆が彼の元に集まりました。

 

張角逝く

 

そして張角は政治腐敗してしまった漢王朝を打倒しようとしますが……クーデーターを前に、病死。また事態を重く見た朝廷は黄巾討伐の命を出し、黄巾の乱と呼ばれる戦いが始まります。

 

黄巾賊を率いて暴れまわる何儀(かぎ)

 

その後、頭目を失った黄巾党はただの野党集団になってしまいます。この黄巾の乱は三国志の始まりとも言える戦いで、後々出てくる有名武将たちがまだまだ名無しの頃ということもあって、後で振り返ってみるのも面白いですよ。

 

暴君の出現と英雄たち

董卓

 

さて、黄巾の乱が終わっても国は変わらなかったのですが、ここで三国志を代表する暴君が登場します。その名は董卓(とうたく)

 

小帝と董卓

 

ひょんなことから幼い帝とその弟を保護した董卓は、帝の弟を新しい帝に立てる一方で、実権を握っていきます。

 

袁家をイジメる董卓

 

董卓は専横を極め、金品の強奪や村人の虐殺など酷い振る舞いを続けます。そんな董卓でしたが、配下の呂布(りょふ)に暗殺されるという最期を迎えます。

 

曹操

 

この頃から様々な英雄たちが台頭していきます。特に代表的なのが曹操(そうそう)劉備(りゅうび)といった後に国を持つ人物たちでしょうか。

 

黄巾賊を退治する曹操

 

特に力を付けていくのが曹操で、初期こそまだまだ力のない一官僚でしかなかった人物が周囲から恐れられるほどの力を付けていくのは、物語の広まりを感じてワクワクしますね。そしてここから、三国志は長くも怒涛の展開が広がっていくのです。

 

三国の始まりは物語の終盤

劉備と孫権同盟

 

ここからは本当に長い長い物語が広がっていきます。強大になっていく曹操の開いた魏という国、それに対抗するために手を組んだ呉の孫権(そんけん)と劉備。

 

劉備と孫権

 

有名な赤壁の戦いで曹操を打ち破るも、もちろんずっと二人が手を組む訳ではありません。劉備は孫権から(ほぼ強引に手に入れた)荊州を足掛かりに力を付けていき、蜀という土地を手に入れます。

 

皇帝に就任した曹丕

 

その後も多くのドラマが繰り広げられますが、曹操の息子が帝位につくのが最大のハイライト。

 

蜀の皇帝に即位した劉備

 

それに対抗して呉で孫権が、蜀で劉備が帝を名乗ります。ここは三国志の終盤ですがここで始めて「三国」が出来上がるんですね。

 

斉王になる司馬攸

 

三国志というネーミングですが、三国が始まるのは物語の終盤というのが面白いところです。その三国も最終的には滅び、(しん)という新しい世代が始まります。

 

三国志に興味をもたれたら

水滸伝って何? 書類や本

 

ここまで三国志のあらすじをざっくりと説明してきました。ただ「三国志」というのはあくまで歴史書で、個人個人についてのみ書かれているという注意ポイントがあります。

 

劉備の黒歴史

 

つまり劉備の書になると「劉備は黄巾の乱に参加しました」から「劉備は孫権と手を組みました」といきなり話が飛んだり、その場に誰がいたか分からないという難解事象が起こります。

 

劉備の黒歴史

 

なので三国志を読んでもいまいち今何が起こっているのか分からない、という人には物語形式で面白く読める三国志演義がおススメです。

 

 

横山三国志や、アレンジが加えられていますが蒼天航路(そうてんこうろ)などは三国志演義を漫画にしていて分かりやすくとても面白いです。

 

 

そこから三国志に興味を持たれたなら、まずは北方三国志を読んでみてはどうでしょうか?

こちらは三国志演義ではなく三国志をベースにしていて、とても面白く読めますよ。

 

三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

いかがでしょうか、三国志のあらすじをざっくりと説明してみましたが、三国志に興味を持って頂けたでしょうか?

 

裴潜(はいせん)に依頼する曹操

 

三国志、に興味が出てきたらぜひ読みやすい三国志演義を、そして三国志演義からもっとディープな情報が知りたくなったら三国志、という風に段階を踏んでいくことでより三国志を理解できて楽しめます。

 

「何だか難しそう」なんて思わずに、三国志の世界に足を踏み入れて下さいね!

 

参考文献:後漢書 献帝紀 魏書 呉書 蜀書

 

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曹操孟徳

 

 

 

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