広告募集
北伐

はじめての三国志

menu

はじめての変

張角(ちょうかく)ってどんな人?太平道を創始した男の悲しい人生

この記事の所要時間: 518

太平道 黄巾賊

黄色で有名と言えば、キレンジャーとカレー、それに黄巾賊だと、

エライ人が言ったとか言わなかったとか・・

 

それほどに、世界を黄色く染め上げた人物こそが黄巾賊の親玉、

大賢老師(たいけんろうし)、張角(ちょうかく)です。

後漢王朝に大ダメージを与え群雄割拠の時代を呼び起こした、

この黄巾馬鹿一代の人生を追ってみましょう。

 

試験に落ちて、役人にはなれず・・・最初の挫折

張角 不合格

 

張角は、何も最初から黄巾賊のような宗教団体の親玉だったのでありません。

元々は正義感が強く、腐敗した世の中を正してやろうと意気込んでいた

田舎の青年でした。

 

ですが、学力が無かったのか、コネが無いのか、張角は試験に受からず、

最初の世の中を変えたいという夢は挫折します。

 

ならば、宗教指導者として世の中をよくしよう!だけど・・

暴れる黄巾党008

やる事もなく、実家で野良仕事をしていた張角ですが、何らかの切っ掛けで

元は仙人于吉(うきつ)が保有していた太平清領書を手に入れます。

この本、全部で170巻あるようですが、于吉の弟子が朝廷に献上すると、

胡散臭い妖術の本とされ門外不出とされます。

 

その朝廷では胡散臭いとされた太平清領書ですが、これを読んだ張角は、

大変に感銘を受けて、この教えで世の中を救おうとし

太平清領書の教えを元に、太平道という宗教団体を興します。

 

ですが、張角が、街角に立っていくら、

「太平道は素晴らしいよ、あなたは太平道を信じますか?」

と言っても立ち止まる人はなく、それどころか胡散(うさん)臭い

インチキ道士だと思われて避けられてしまう有様でした。

こうして、張角の夢は再び、挫折してしまうのです。

 

張角、方針を変更、奇蹟を起す人になる

張角 ゆるキャラ 黄巾賊 三国志

 

がっかりした張角、

「こんな素晴らしい教えなのに、何で誰も聞いてくれないんだ?」と

どん底まで落ち込み、家に引きこもり、再び、熱心に本を読みなおします。

 

そして、病気を癒す方法のページを読んでいた時に張角に天の啓示があります。

「そうだ!病気に悩んでいる不幸な人の病を治せばいいのだ。

論より証拠、そうすれば太平道を信じる人が増えるだろう!」

 

張角は家を飛び出して、杖を片手に、病気で困っている人を探し始めます。

当時は、貧しい人は医者に掛れず、ただ自力で病を治すしかありません

ですので、うろうろしていると病人はすぐに見つかりました。

 

張角は強引に貧しい病気の人の家に入っていき、

太平道の教えを説きながら、自作の護符を火で焼いて水に混ぜ、

病人に飲ませました。

 

「汝は、かつて悪事を為したな?今の病はその祟りであるぞ、、

しかし、心配はいらぬ太平道の教えを信じて悔い改めれば病気は治る」

 

誰だって、長年生きていれば人に言えない悪事の一つや二つはあります。

ところが病気で弱っていた病人は、張角が自分が気にしていた悪事を

見抜いたのだと信じ込み、びっくりします。

 

そして、安心した事が良かったのか、病気は次第に解放に向かったのです。

 

こうして、怪しげな呪文と護符で病気を治す張角の噂は、瞬く間に、

華北一帯に広がっていきます。

 

張角、再び、世直しを考え宦官張譲を買収するが・・

日本エレキテル連合  張角

 

張角の病気治療は失敗する事も度々ありましたが、

「病気が治らないものは太平道を信じる気持ちが足りないのだ」

と強弁して押し通しました。

 

その間に、張角の手足となって働く門弟も増えてゆき、この間まで

無職だった張角は教祖様と崇められるようになっていきます。

 

張角は、主だった弟子を各地に派遣して、自分の名前を吹聴させます。

どんな不治の病でも治す張角の奇蹟の治療は、こうして評判になり、

張角の教団の本部には、沢山の病気に悩む人々が列をなすようになります。

 

信者が何十万人と膨れ上がると、張角は若い頃に諦めた、世直しの夢が

再び頭の中に湧いてきました。

 

しかし、真正面から官軍とぶつかれば、素人の太平道の信者では、

勝てるわけがありません。

 

そこで、張角は中常侍(ちゅうじょうじ)の宦官である

張譲(ちょうじょう)を大金で買収して、洛陽の門を開かせて

電撃戦で後漢を滅ぼそうと考えます。

 

買収は成功、決起の日は西暦184年、3月5日と決められます。

張角は、それまでに現代まで残る有名なスローガン。

 

蒼天已死 黄天當立 歳在甲子 天下大吉

という文言を考えました。

 

意味は、漢の天下は死んだ、これからは黄巾の天下だ、

甲子の歳に革命は起こり、世の中は太平になるだろうです。

 

さらに張角は、革命を煽るように洛陽や地方の行政庁舎の門に、

白チョークで甲子と書いていきました。

 

ところが、ここまで念入りに組みあげた蜂起計画は、

買収した宦官の張譲が怖気づいたせいで、あっさり朝廷にバレました。

 

こうして、電撃戦で洛陽を落そうとした張角の計画は挫折します。

 

関連記事:十常侍ってなんぞや?

関連記事:人々の鑑になった良い宦官達

【次のページに続きます】

ページ:

1

2

関連記事

  1. 夏侯覇(かこうは)の妻は誰だったの?蜀に亡命した魏の夏侯一族
  2. 棗祇(そうし)とはどんな人?新しい兵糧収入法を考え曹操の覇業を支…
  3. 時空を超える関羽、琉球の民話に登場
  4. キングダムの羌瘣(きょうかい)は実在したの?飛信隊の美女にはモデ…
  5. 漢の400年は、たった8年の激しい戦いから生まれた?三国志の前哨…
  6. 【超レアな儀式】真の皇帝にしか許されない封禅の儀式って何?
  7. 【素朴な疑問】中国にも梅雨はあるの?霉雨になると関羽の古傷も傷ん…
  8. 曹参(そうしん)ってどんな人?漢の高祖劉邦に仕え軍事にそつなく政…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 三国志の時代にも裁判はあったの?実はかなりリーガルハイな感じだった
  2. 忠誠心低すぎ!家臣にするのは難しい三国志ベスト10
  3. 8話:社会不安を利用し急速に拡大した太平道、当時の人が宗教に頼った理由とは?
  4. 【孔明涙目】パイセンの命令は絶対!『劉備軍』が想像以上に体育会系だった
  5. 【衝撃の事実】三国志演義はゴーストライターによって書かれた小説だった!?羅貫中じゃないの?
  6. 決して褒められぬ悪の華!三国志に登場する暗殺者6選

三國志雑学

ピックアップ記事

おすすめ記事

【優劣対決】戦国武将小早川秀秋 VS 蜀の二代目皇帝劉禅一体どちらが優れていたのか。PART2 後宮の美女達にも階級ってあるの?気になる~♪ 項羽に勝ったのはこれだ!項羽に勝つことができた劉邦自らの自己評価とは? これであなたも角栄になれる!?大物になる6の心得 九州制覇へ向けて驀進するぜ!島津家棟梁・島津義久の九州制覇戦 134話:頑固な忠臣、張昭と孫権の対立がシュール 劉邦の配下は悪党ばかりで最悪な軍だった?【前半】 面白いのに何故かアクセスが少ない記事まとめ【2016年総集編】

おすすめ記事

  1. 閻行(えんこう)とはどんな人?韓遂の部下だが曹操の人質アタックに敗れる
  2. こんなに厳しい!三国志の時代の宴会のマナーが超複雑
  3. 魏延(ぎえん)ってどんな人?|裏切り者?それとも忠義の士?
  4. 趙襄子(ちょうじょうし)とはどんな人?趙を建国し、春秋時代の幕を下ろした人物
  5. 項羽(こうう)ってどんな人?史上最強の孤独な戦術家 Part.2
  6. 【戦国時代と三国時代の類似点】権力者に抵抗して戦い抜いた曹髦と織田信孝
  7. 三国志の時代の年末からお正月の過ごし方!当時の食生活も見えてくる!
  8. 2分で分かる合肥の戦い その1 はじまりの裏側

はじさん企画

帝政ローマ
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
はじめての三国志TV
PAGE TOP