三国志:前半戦のまとめその2(董卓君臨から官渡の戦いまで)

2015年3月28日


 

呂布 袁術 袁紹 ゆるキャラ

 

ゼロからはじめる三国志、五秒でわかる三国志、

通称〇三五三のコーナーです。

 

董卓(とうたく)が首都洛陽に登場した後の三国志のお話、

ごっちゃごちゃでわかりにくいですね!

 

裏切ったり裏切られたり、勢力図もどんどん変わり、私も大混乱です。

早くこの混沌とした時代をすっとばして(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の

三国時代に突入したいところですが、

せっかく「その1」を書いてしまったので、「その2」も書かせてください。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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董卓を倒したのは義理の息子、呂布

董卓&呂布

 

 

洛陽で皇帝を牛耳り、暴政をしいた董卓に対し、

曹操(そうそう)・孫堅(そんけん)・劉備(りゅうび)など、

のちの魏呉蜀を作っていくメンバーたちが勢ぞろいして連合軍として

董卓に戦いを挑んでいきました。

 

しかし濃ゆいメンバーがそろいすぎたためもあったのか、

連合軍は不協和音を奏ではじめ、董卓を倒す前に解散してしまいます。

 

最終的に董卓は、身内の裏切りによって倒されました。

董卓を殺したのは、赤兎馬(せきとば)という真っ赤で巨大な馬に乗る

めちゃくちゃ強い呂布(りょふ)という武将です。

 

外戚も宦官も黄巾党も董卓もいなくなったことで、

この後一気に群雄割拠の時代に突入します。

 

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最初の二大勢力、袁紹VS袁術

袁紹VS袁術(犬猿)

 

最初に突出していた勢力は、袁紹(えんしょう)と袁術(えんじゅつ)でした。

この二人は超名門エリートの家柄出身で、兄弟ともいとことも言われています。

袁家同士手を組んで仲よく天下統一!

なんてことになれば三国時代は訪れなかったのかもしれませんが、

この二人は敵対関係になりました。

 

・袁紹(えんしょう)

本拠地は北方の冀州(きしゅう)

兗州(えんしゅう)の曹操と連携

 

・袁術(えんじゅつ)

本拠地は南方の南陽(なんよう)

幽州(ゆうしゅう)の公孫瓚(こうそんさん)と連携

 

曹操と袁術が戦い、勝負は曹操の勝利で終わります。

袁術は敗走して揚州(ようしゅう)に向かいますが、

この後勢力は小さくなっていきます。

 

 

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曹操が徐州で大虐殺を行い、劉備が台頭する

キレる曹操2

 

袁術に勝利したことで曹操は勢いに乗ります。

そんなさなか、父曹嵩(そうすう)が徐州(じょしゅう)で惨殺されるという

事件が起こります。

 

曹操は父が殺されたことに逆上して、徐州の民を女子供見境なく大虐殺し

一気に人望を失います。

曹操の非道を恨んだ徐州の民らは、その頃徐州の陶謙(とうけん)の配下だった

劉備(りゅうび)の人徳を慕い、劉備を徐州の牧(ぼく)に任命します。

ここでいよいよ、『三国志演義』の主人公、劉備が表舞台に登場しました。

 

 

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最終的な二大勢力、曹操VS袁紹

官渡の戦いと2

 

曹操は献帝(けんてい)を保護します。

皇帝を擁したことで、一気に曹操の勢力は拡大します。

また呂布との戦いに勝利を収め、河南をほとんど平定しました。

 

袁紹はこの頃、公孫瓚との戦いに決着がつきます。

河北での勢力を拡大したことで、ついに、中原制覇のためには、

曹操と対決することになりました。

 

ここに官渡(かんと)の戦いが勃発します。

 

……ちなみにこの頃の劉備は、呂布に徐州を奪われて呂布の配下になったり、

呂布から逃げて曹操の配下になったり、曹操から逃げて袁紹の配下になったり

していました。

 

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東方明珠

東方明珠

中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。当時はゲームセンターに通いつめました!まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

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