大人気春秋戦国時代漫画キングダム、いや、今回はそのキングダムが完全にスピチャに舵を切りました。以前から人間にまとわりつく悪霊など、それらしい描写はあったものの、これは漫画的な表現でありそれに深入りはすまいと・・
しかし今回、羌瘣が蚩尤の村に続く呪術で「天地の間」という場所に魂を飛ばし限界突破サバイバーする事が確定しました。キングダム読者の皆さん、ここからキングダムは冥界編に突入ですよ。さっそくレビュー行ってみよう!
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この記事の目次
キングダム最新630話ネタバレ「号泣する飛信隊」
河了貂が泣き崩れると、飛信隊全員の悲しみに火が付きました。ああ、信は死んだのだ、大将軍になる夢と一緒に朱海平原に消えてしまった。全員が大号泣、もう手の付けようがありません。しかし、その中で足を龐煖にバッキバキに折れているはずの羌瘣が「どいて」と河了貂をおしのけます。
飛信隊の異変を知り、玉鳳隊、楽華隊が急いで飛信隊に向かうものの、全員泣いていて異様な光景。
「なんだ、なんだ、どうした?何を泣いてるんじゃお前ら」
番陽、蒙恬、王賁は、言いながらも飛信隊に起きた異変に気付きます。
キングダム最新630話ネタバレ「天地の間」
泣いている飛信隊の兵士の中をかきわけて、王賁や蒙恬が輪の中心へと進むと、仰向けに倒れている信の側に羌瘣が座り腹部に手を置いて、何事かを呟いています。それは、羌瘣が生まれた蚩尤の村に千年前から伝わる人間を生き返らせる秘術でした。実は羌瘣は幼い頃に、小鳥が死んでしまったのを哀しみ、呪術を使い生き返らせようとした事があったのですが、その時は象姉に「何を危ないことをやってんの」と叱られ、途中で止めてしまっていたのです。
きょとんとした様子で象姉を見る羌瘣ですが、象姉は「死んだ人間は戻ってこないんだ」と教えます。その言葉に羌瘣は、ビクッとなります。
もし、信が何をしてももう戻ってこなかったら?本当に信が死んだシンになってしまったら
恐怖心と悲しみで、再び涙やら鼻水やらが流れてくる羌瘣ですが、自分が失敗すれば信が戻ってくる可能性がゼロになります。呪術もうろおぼえですが、過去の記憶をたどりながら必死に呪文を唱えていきます。
心の目は内に
心の手は汝の中心に
納むるは白金の瀬
定むるは泰山の礎
色無くす時
その目は二つの赤門を見る
第一の門くぐり
第二門内から開くのを待て
第一の門くぐり
開かずの第二の門心の手で解かし
白き橋へ
それ即ち
盤古の橋
蚩尤、枉矢、旬始、天峰
来天の王 光の雨に
地は興る
天は地へ
地は天へ
陰陽の奥義
羽仙と地仙は
うねり歌う
人の身は土くれ
人の血も土くれ
人の命は連華の光
唯、唯、光
心配そうに事態を見守る飛信隊の前で、羌瘣と信の様子に変化が起こります。羌瘣が信の腹部に置いた手に血管が浮かび上がり、それが羌瘣の顔に向かって伸びていくのです。
命を吸い取るッ!これは正に石仮面をかぶった吸血鬼イィ・・・
羌瘣「これで繋がった多分、行ってくる、変化があったら皆で信を呼んで」
そして、羌瘣が大きく目を見開いた瞬間、周辺を光が包んだかと思うと、感電したように羌瘣も地面に倒れ込みました。
どうやら成功したようです。羌瘣の魂は冥界に旅立ちました。
キングダム最新630話ネタバレ「幽蓮と象姉がお出迎え」
羌瘣が目を醒ますと、そこはペン入れをしていないような真っ白な世界でした。地面さえもなく、ふわふわと浮いているようで、困惑した表情を浮かべます。ここは一体、どこなのか?次第に不安になってくる羌瘣は、ふと遠くに人の姿を見つけました。
そこにいるのは、なんと羌瘣が姉の仇として討ち果たしたハズの幽蓮です。来ました!キングダム冥界編!わーい!これはもう後戻り不可でしょう。
羌瘣「ここはどこだ幽蓮」
幽蓮「ここは天地の間の入り口さ」
探していた場所がここだと知り驚く羌瘣、さらにここで・・
羌瘣「象姉!」
幽蓮の隣に、象姉も現れます。
「ここに来てしまったのね、、あの呪術を使ってしまったの?」
象姉は、全てを知っているかのような口ぶりです。
キングダム最新630話ネタバレ「死者を生き返らせる確率は1/2」
どうやら冥界では、心で思っている事も他人に伝わるようで、幽蓮はすでに全てを承知しているようでした。こりゃストーリーをショートカットできて話が早いですが、要するに、死者を生き返らせるのは無料じゃないという話でした。人間を生き返らせるには、呪者が生命力の半分を差し出す必要があるというのです。おまけにそれでも死者が生き返る確率は1/2つまり半分は失敗すると幽蓮は悪い顔で言います。
さらに、それも死んだ直後の話であって、天地の間をかなり進んだ信では、それでも十分の一の確立しかないようです。
しかし、幽蓮の脅しも羌瘣には通じません。
「ならば、私の生命力を全て差し出す。信は何が何でも生きていなければならない大切な人だ」
羌瘣が心配でたまらない象姉は、そんな危険な事は止めるように羌瘣を説得しますが、完全に信に惚れているアリエスの乙女な羌瘣は宿命の星に身を焼く覚悟です。それほどまでに信に生きていて欲しい、自分の命を捨ててでも、、
アリエスゥー(アリエスゥー)宿命の星に身を焼いて~アリエス~(アリエス~)傷つく事も怖くないアーリーエス~
※ アリエスの乙女達より抜粋
羌瘣の決意を聞いて幽蓮の顔がニヤリと動きます。
「いいだろう、もう二度と戻れなくなるがいい・・」
幽蓮の顔に血管がびっしりと浮かびあがったかと思うと、再び羌瘣は飛ばされました。
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