黄巾賊




はじめての三国志

menu

デザイン担当:よりぶりん

法正(ほうせい)ってどんな人?蜀を支えた天才軍師

この記事の所要時間: 211




現実主義曹操

 

三国志には数多くの人物が登場します。

その中には、メジャーな人物の陰に隠れてあまり表に見えてこないマイナーな人物も当然存在します。

 

そんなちょっとマイナー? な武将を紹介する企画

今回は劉備に仕えた軍師、法正(ほうせい)を紹介します。

 

蜀成立の立役者であり、あの人材収集マニアの曹操をして

 

『自分は多くの人材を集めたが、

なぜ法正を手に入れることができなかったのだろう』

 

と嘆かせたとされる法正ですが、

 

その性格は実は……?

 

関連記事:軍師ってどんな職業なの? <三国志豆知識> 




劉璋を見限り劉備を招く

法正

 

法正が劉備の配下となったのは、劉備による益州(蜀)攻略の最中でした。

二十歳の時に故郷で飢饉が起きたことをきっかけに、法正は友人であった同郷の孟達と共に益州を治めていた劉璋に身を寄せました。

劉璋は法正を起用はしたものの、あまり重用しようとはしませんでした。

 

法正

 

法正はそんな劉璋を『大きなことを為す器ではない』と考え、友人の張松と共に劉備を益州に迎え入れることを画策しました。

 

劉備の成都攻略の際、補給物資の少ない劉備軍の弱点を見抜き、劉璋に焦土作戦(しょうどさくせん。

防御側が自国内の攻撃側に利用されそうな物資や施設を焼き払い、相手の疲弊を待つ作戦)を進言したものがいました。

 

それを知った劉備は、軍師として同行していた法正に対応策を相談します。

すると法正は

『劉璋には、自国民を虐げる焦土作戦を実行するだけの度量はありません』と進言。

 

彼の思惑通り、劉璋は非情な焦土作戦を実行することはできず、劉備軍に成都が包囲されると降伏しました。

 

関連記事:劉備を大歓迎する劉璋だが張松の失策で崩壊する




夏侯淵を打ち破り、劉備の漢中王即位に貢献する

法正と夏侯淵

 

劉備が益州攻略にかかりきりになっている最中、曹操軍は益州の北にあたる漢中を攻略し、支配下においていました。

漢中は益州北方の出入口にあたる土地で、ここを曹操軍に抑えられることは劉備にとって極めてゆゆしい事態でした。

 

法正は曹操軍の内情を観察し、漢中の防衛を任せられたのが夏侯淵と張郃の二人だけだと判明すると、劉備に漢中攻略を進言、自らも軍師として従軍します。

 

初戦こそ配下の武将を討ち取られて苦杯をなめさせられた劉備でしたが、法正の作戦に従い形勢逆転、夏侯淵を討ち取ることに成功します。

 

敗戦の報を聞いた曹操は、その作戦の立案者が法正であったことを知って

『そんなことだろうと思った。劉備にこのような見事な作戦を立案することはできないからなと語ったと言われています。

 

また、人材マニアとして知られる曹操は法正について『私は多くの人材を集めて来たが、なぜ法正を手に入れることができなかったのか?』と感想を述べたとされています。

 

関連記事:黄忠vs夏侯淵|定軍山の戦い

関連記事:何で曹操は漢中で劉備に負けたの?

関連記事:もう一人の夏候、夏候淵(かこうえん)はどうして地味なの?

 

建国の功臣、しかしその性格は最悪

法正

 

軍略家として、また政治家としてもその才能を高く評価されている法正ですが、人間的には最悪の人物であったとされています。

 

法正はとにかく執念深く、恨みを抱いた相手にはどんな手を使ってでも報復することで知られていました。

劉備によって益州が奪取されると、法正はその威を借りて、過去に恨みを抱いた相手や上司を次々と捕縛、処刑していきました。

もちろんそれは、法律的根拠のない、文字通りの私刑です。

 

孔明に法正を止めて欲しいと訴えるが…

諸葛孔明019

 

見かねたある人物が法正を処罰すべきであると孔明に訴えますが、

孔明は『法正殿の功績を考えるとそれはできない』と答え、訴えを退けました。

 

孔明は法正が性格的には自分とは真逆であることを知っていましたが、仕事の上では互いに協力しあう関係でした。

それほど、法正は才覚にあふれた人物であったと言えるでしょう。

 

関連記事:諸葛孔明と黄月英の間に生まれた子供達を一挙紹介!

関連記事:赤壁の戦いで孔明が東南の風を吹かしたじゃん?あれマジらしいよ?

 

耳で聞いて覚える三國志




こちらの記事もよく読まれています

孔明 軍師

 

よく読まれてる記事:軍師ってどんな職業なの? <三国志豆知識>

 

管仲(衣食なして礼節を知る)

 

よく読まれてる記事:諸葛孔明が目指した軍師・管仲は、結構性格が悪い

 

 

龐統

 

よく読まれてる記事:『鳳雛』と呼ばれたブサメン軍師、龐統

 

 

 

この記事を書いた人:石川克世

石川

自己紹介:

三国志にハマったのは、高校時代に吉川英治の小説を読んだことがきっかけでした。
最初のうちは蜀(特に関羽雲長)のファンでしたが、次第に曹操孟徳に入れ込むように。
三国志ばかりではなく、春秋戦国時代に興味を持って海音寺潮五郎の小説『孫子』を読んだり、
兵法書(『孫子』や『六韜』)や諸子百家(老荘の思想)などにも無節操に手を出しました。

関連記事

  1. 【シミルボン】1800年前の三国志時代はご馳走が現代居酒屋風だっ…
  2. 【はじめてのスキッパーキ】船乗り犬?それとも牧羊犬?意外に謎の多…
  3. 『三国志』人気を数字から考えてみる
  4. はじめての三国志 4コマ劇場 「合肥の戦い」
  5. 【超レアな儀式】真の皇帝にしか許されない封禅の儀式って何?
  6. 曹操が董卓に歌をプレゼント?イミシンな董卓歌
  7. 【呂布の心に響いた名言】その肉を飽かしむべし。飽かざれば人を咬ま…
  8. 夏侯惇は本当に自分の目玉を食べたの?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【神になった名将対決】劉備三兄弟の一人関羽VS救国の英雄・岳飛 Part.1
  2. 游楚(ゆうそ)とはどんな人?諸葛亮の攻撃を耐え抜いた魏の太守
  3. 孫策と周瑜の怪しい関係は事実だったの?子不語にある逸話を紹介!
  4. ハイパーインフレ太師董卓が貨幣経済を破壊した!
  5. 【転職で悩んだら】転職の不安は呂布マインドで吹き飛ばせ!
  6. 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第13部(完)

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【はじさん編集部】第2話 三国志なんか読むな!(泣)新橋の夜に吠える はじ三の犬達 昌文君(しょうぶんくん)はどんな人?実は昌平君と共に楚からやってきた人質? 【子供は親のコピー】劉備の阿斗投げを容認する儒教の驚きの論理 阿部正弘はペリーを撃退していた?日米和親条約の奇跡 廖化(りょうか)ってどんな人?蜀漢成立~滅亡まで戦い続けた蜀の将軍 【おんな城主・井伊直虎ネタバレ感想】第40話「天正の草履番」 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース15記事【10/3〜10/9】 光武帝・劉秀を支えた雲台二十八将の上位15人とはどんな人達だったの?

おすすめ記事

  1. これだけ読めば丸わかり!孔明が身に着けている羽毛扇などのトレードマークの理由!
  2. 釣った人材が次々逃げる!ダメ釣り人袁術
  3. 【クイズ】魏最強!でも滅亡、原因はなーんだ?
  4. 『ろくでなし三国志 本当はだらしない英雄たち』の批評が過激的!あなたの好きな英雄もdisられている?
  5. 鍾毓(しょういく)の進言が的確すぎる!曹叡や曹爽に撤退の進言をした魏の臣
  6. 【ビッグニュース】朝まで三国志 2017 開催のお知らせ
  7. キングダム 519話 ネタバレ予想:閼与に飛信隊が投入される!
  8. 112話:怒れる劉備は70万の大軍で呉を攻める

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“水滸伝"
PAGE TOP