広告募集
ビジネス

はじめての三国志

menu

デザイン担当:よりぶりん

赤壁の戦いにモデルがあった?八陽湖の戦い

この記事の所要時間: 324

羅漢中

 

三国志演義の原作者と考えられている羅貫中(らかんちゅう)ですが、

彼が元末の戦乱時代に、張士誠(ちょう・しせい)の幕僚として

働いていた事は余り知られていません。

 

 

三国志演義の合戦シーンは、もちろん14世紀のものですが、かなり

リアルで臨場感があるとされていて、それは羅貫中が実際に従軍していて、

戦場の様子を知っていたからだと言われているのです。

 

 

羅貫中が生きた時代はどんな時代だったの?

騎馬兵 騎馬軍団

 

羅貫中が生きていた、14世紀後半、中国ではモンゴル民族の元が衰え、

白蓮教という新興宗教をバックに、朱元璋(しゅげんしょう)

陳友諒(ちんゆうりょう)、そして張士誠という3名の実力者が、

それぞれ王を名乗っているという三国時代でした。

 

 

羅貫中は、その中でも江南を抑えていた張士誠の幕僚だったのです。

 

 

赤壁の戦いに似ている戦いが起こった

赤壁の戦い

 

実は、この3者の内の陳友諒と朱元璋は、西暦1363年、

天下分け目の八陽湖の戦いを起して激突するのですが、

その戦いの様子が、赤壁の戦いにとても良く似ているのです。

 

 

「陳友諒は朱元璋に覆された優位を挽回すべく形勢逆転を狙って、

巨艦数百艘、兵員60万と号する大船団を南昌に向けた。

それに対して朱元璋は、白塗りの小型船を中心にした20万の大軍を

動員して陳友諒と対峙した。」

 

 

どうですか?数に違いはあるのですが、曹操と孫権の赤壁の戦いに

シュチュエーションがそっくりではありませんか?

 

 

戦いをさらに追っていきましょう・・

 

 

「陳友諒の船団は、巨艦を集めて艦と艦を鎖で繋いで陣としていた。

一方で朱元璋の船団は小型船が中心であり火力を重視した。」

 

巨艦を集めて、艦と艦を鎖で繋いでいた

これって連環の計ですよね!

 

 

もう少し、話を進めてみましょうか・・

 

 

「朱元璋の軍は小型の船が多く、陳友諒の巨艦に恐れをなして

戦いは不利だった、陳友諒の部下の勇将張定辺(ちょうていへい)が、

一時朱元璋の旗艦に肉薄するほどの苦戦を強いられていた。」

 

 

成程、ここでは巨艦が優位に働き小船の朱元璋の軍は苦戦を強いられた。

ここは、赤壁の戦いとは違います。

 

 

 

「しかし陳友諒側は長期包囲戦の後の疲労もあり、

朱元璋軍の通海率いる火砲船団が鈍重な陳友諒の船舶を砲撃して

次々を火だるまに変えていき、戦いの主導権は朱元璋に移りつつあった。」

 

 

三国志演義にはない、新兵器の火砲を連続で使って陳友諒軍の巨艦を

どんどん火だるまにしたとあります。

 

 

そして、次の件では決定的な事が起きます。

 

 

「戦いの3日目に、にわかに東北の風が吹いた。

朱元璋は決死隊による火船七艘を陳友諒に突っ込ませたため、

折からの強風で身動きのとれない巨艦は一気に炎上

「煙焰天にみなぎり、湖水ことごとく赤なり」という地獄絵図になった。」

 

 

↑どうですか!どうですか! これどう見ても、孔明が東南の風を吹かせて

黄蓋が苦肉の計で降伏を偽り、火のついた船を突入させた件と同じですよね!

 

 

この戦いで60万を号した陳友諒の軍は、水死、戦死数え切れないという

大惨敗を喫して、陳友諒も、弟で勇将の誉れ高い陳友仁戦死して、

翌年に陳軍は、朱元璋に降伏してしまいます。

 

関連記事:龐統初登場、連環の計発動!

関連記事:龐統(ほうとう)ってどんな人?|孔明とは頭脳以外全て正反対

関連記事:色仕掛けだって立派な兵法、連環の計発動!!

関連記事:連環の計って、どんな作戦?

 

赤壁の戦いと八陽湖の戦いが酷似している

朱元璋

 

この八陽湖は、赤壁よりは、ずっと東側なんですが、同じ長江の上での

戦いで、雰囲気も似ています。

 

 

あくまでも仮定ですが、この戦いのあらましを羅貫中は知っていて

これをリアルに赤壁の戦いに引用したのではないでしょうか?

 

ちなみに、この朱元璋は、ほどなく江南に地盤を持っていた張士誠を攻め滅ぼし

1368年に中国を統一して明を建国しています。

 

関連記事:【衝撃の事実】三国志演義はゴーストライターによって書かれた小説だった!?羅貫中じゃないの?

関連記事:赤壁の戦いで孔明が東南の風を吹かしたじゃん?あれマジらしいよ?

関連記事:古代中国のコペルニクスは孔明だった?彼はなぜ天文学を学んだの?

 

 

耳で聞いて覚える三国志

 

 

こちらの記事もよく読まれています

孫権 劉備 対立

 

よく読まれてる記事:赤壁の戦い後の劉備と孫権の関係はどうなったの?

 

孔明 東南の風

 

よく読まれてる記事:曹操最大の失敗赤壁の戦い

 

周瑜 死

 

 

よく読まれてる記事:赤壁の戦い後の江陵攻防戦(曹仁VS周瑜)

 

正史 三国志 張飛

 

よく読まれてる記事:リアルな正史三国志の特徴って?ってか正史三国志は需要あるの?

 

 

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

 

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。
もちろん、食べるのはサーモンです。

■好きな三国志の人物:

袁術 自分に正直だから、、嘘ゴメン、やっぱ劉備

■幸せを感じる瞬間:

三度のご飯を頂いている時。

■宝くじが当たったら?

自宅を古本屋に改装して嫌な客は追い出す頑固親父になる。

■世界最後の日、あなたは何をしていますか?

明日の朝ごはんの事を考えています。

■出没場所

電脳空間

■何か一言:

実は、kawausoはホログラフで存在しません(嘘)

 

関連記事

  1. 理屈は確かにそうだけど・・中2病的な袁術の皇帝即位の理由とは?
  2. 理不尽すぎてもはや笑える、デマのせいで殺された孫奉(そんほう)
  3. 漫画潰す気か!原作者ブチ切れ必至のキングダムの最後をネタバレ予想…
  4. 【シミルボン】残念、五虎将軍になった時にはピークを過ぎていた馬超…
  5. 【はじめての三国志市場】今ならポイント10倍 楽天ブックス 漫画…
  6. 趙直(ちょうちょく)とはどんな人?夢占いで人の運命を占った蜀の天…
  7. 三国志の時代にもいた遊侠(ゆうきょう)とはどんな人達のこと?
  8. 曹操が呟いた「鶏肋(けいろく)」って何?楊修とばっちり

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【第2回 幻想少女】我が陣営のエース・関羽雲長を紹介します!
  2. 三国志時代も男同士はチューしてたの?当時の恋愛事情を紹介
  3. 袁術はそんなに悪くない、自叙伝で袁術を庇っていた曹操
  4. 記録が乏しい孫堅の妻たち
  5. 劉備も曹操もハッキヨイ!三国志の時代にも流行していた相撲
  6. 【戦神】昭襄王の兄は無類の筋肉マニア?筋肉へのこだわりがハンパじゃない始皇帝の曽祖父・武王

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

とっても地味な孫権の息子達7名を一挙紹介 楊戯(ようぎ)とはどんな人?季漢輔臣賛を記して蜀の臣下を褒め称えた政治家 【5分で分かる】意外と知らない孫呉滅亡のきっかけ 鄧禹(とうう)とはどんな人?光武帝の親友だが戦争にべらぼう弱い雲台二十八将の1人 三国志補完計画・どちらが本当の三国志?正史と演義 馬騰(ばとう)とはどんな人?馬超のパパで知られる荒れ地の猛将 二世は辛いよ!やられキャラの張虎と楽綝の生涯を紹介! 衛瓘(えいかん)とはどんな人?司馬昭の重臣であり、晋の建国時に大いに活躍【晋の謀臣列伝】

おすすめ記事

  1. 【夷陵の戦い】なぜ劉備は陸遜にフルボッコされたの?大敗北を考察
  2. 郭修(かくしゅう)とはどんな人?費禕を暗殺したあんまり有名ではない魏の暗殺者
  3. 許褚はどんな顔をしていたの?三国志のそもそも論
  4. 陳平(ちんぺい)とはどんな人?詐欺師か、天才軍師か?謀略の達人
  5. エリート袁術が逃げ込んだド田舎の揚州に住む異民族とはどんな民族だったの?
  6. 伍孚(ごふ)とはどんな人?ゴフッ・・董卓を殺せなかった無念のアサシン
  7. 屁理屈から論理的に導く名家ってどんな人達?
  8. 三国志の時代も「人は見た目が100パーセント」だった!?

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP