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【衝撃の事実】三国志演義はゴーストライターによって書かれた小説だった!?羅貫中じゃないの?

荊州争奪戦

 

いまから約1800年前、中国を魏・蜀・呉の三国が分割支配し、覇を競い合った三国時代。

現代日本人である私達が、その歴史物語に慣れ親しんでいるのは、吉川英治の小説「三国志」のおかげと言えるでしょうが、

この吉川版「三国志」がベースとしたのが、中国の通俗小説であった『三国志演義』です。

 

中国四大奇書のひとつに数えられてもいる『三国志演義』ですが、その作者について調べたところ、衝撃の事実が発覚しました。

 

なんと、『三国志演義』はゴーストライターによって書かれた小説だった!?

 

三国志演義』の作者は誰?

羅漢中

 

三国志演義』の作者は、一般的には羅貫中(らかんちゅう)という人物であるとされています。

ただ、『三国志演義』は羅貫中が最初から最後まで、ひとりで書き上げた小説、というわけではありません。

 

現代に残されている底本には「羅貫中編」という表記が見られます。

これは、羅貫中が『三国志演義』を編纂したという意味です。

 

羅貫中以前の時代、『三国志平話』と呼ばれる絵物語が成立していました。

この『三国志平話』は、中国各地に残されていた三国時代の人物にまつわる説話をまとめたものですが、あくまで民間伝承をベースとしていますので、

その内容はかなり荒削りで、三国時代の史実を無視した、荒唐無稽な部分も多々見られるものでした。

 

その『三国志平話』を元に、歴史書『三国志』の記述に基いて補正、編纂したのが、大河小説『三国志演義』というわけです。

この編纂を手がけたのが羅貫中でした。

 

関連記事:三国志平話って何?三国志演義の元ネタ

関連記事:三国志演義に登場する兵器

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羅貫中に関する信頼できる記録はほとんど残っていない

羅漢中 2

 

実は、羅貫中という人物に関する記録はほとんど残されていません。

元(モンゴル帝国)の時代の末期から、明の時代初頭にかけて生きたとされますが、

正確な生没年は不明、出身地も諸説あり、その来歴もほとんどわかっていません。

 

一説には、『三国志演義』と同じく中国四大奇書のひとつに数えられる小説『水滸伝』の作者とされる施耐庵(したいあん)に師事したとされますが、これも正確なことは解っていません。

 

俗説によれば、羅貫中は元代の末期に割拠した群雄の一人である張士誠(ちょうしせい)に仕えたことがあり、『三国志演義』に描かれた“赤壁の戦い”は、彼が張士誠に仕えていたころ、当時の群雄であった朱元璋(しゅげんしょう、後の明の初代皇帝)と陳友諒(ちんゆうりょう)との間に起きた「鄱陽湖の戦い」をモデルにしたとも言われています。

 

関連記事:三国志と水滸伝の違い、あなたは説明できますか?

関連記事:赤壁の戦いにモデルがあった?八陽湖の戦い

 

師匠の功績を奪い取った羅貫中?

西遊記 三国志

 

三国志演義を編纂したのは、羅貫中ではないとする書物が残されています。

 

王道生(おうどうせい)と人物の残した『施耐庵墓志』と言う書物によれば、『三国志演義』の作者(編纂者)は施耐庵であるということです。

 

施耐庵は先にも紹介した通り、『水滸伝』を執筆したと言われる人物です。

『施耐庵墓志』によれば、元の時代の末期に、施耐庵は張士誠に仕えていました。

しかし、張士誠はその勢力が強まると共に驕り高ぶるようになると、施耐庵は張士誠を見限って故郷に帰り、数々の小説を執筆。

 

その中の一作が『三国志演義』だったということです。

 

え? じゃあ、羅貫中の名前はどこから出てきたって?

実は、施耐庵が小説を執筆する際、彼の弟子が文章の校正を務めていたそうですが、この弟子こそが、羅貫中だったのです。

 

なんと!!

 

『施耐庵墓志』の表記を信じるなら、

羅貫中は師匠である施耐庵の書いた小説『三国志演義』を、自分が編纂したということにしてしまったことになります!!

 

盗作どころか、他人の書いた小説を自分のものにしてしまった!?

まるでどこかの作曲家のような話ではないですか!!

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