・ナレーション
劉備（りゅうび）をメッタメタに口撃した曹操（そうそう）だが、
それで大人しく黙っているような劉備ではなかった。
少し叩くだけでホコリが五トンでる男、曹操が決して触れられたくない
最悪のトラウマを暴くべく、暗い執念を燃やし始めた。
曹操、危ない、逃げるなら今だ！もっとも逃げた所で放送は止まらんけどｗｗｗ
監修者
kawauso 編集長（石原 昌光）
「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。
コンテンツ制作責任者
おとぼけ（田畑 雄貴）
PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。
得意満面の曹操に劉備が逆襲する！！
劉備「はいはいはい！！ 今度は、私が曹操を告発しまーす！！」
袁術（えんじゅつ）「お主、立ち直り早いのゥ・・」
呂布（りょふ）「今しがた、悪行を暴露されたばっかだぜ？」
劉備「は？何の事？、ともかく、私に曹操を告発させてくれ！」
kawauso「ほお、面白い、許します、では劉備さんどうぞ」
曹操「ちっ、、何を言い出す気じゃ」
※思い当たる事が多すぎて嫌な顔をする曹操
劉備「では、私は、これから行きます、ザン！！
※フリップ、曹操は女に優しいのではなくスケベなだけ
董卓（とうたく）「おがっ！！劉備までパクったずら！！（焦）」
劉備「最近は本家のはじさんなどで、曹操は実はフェミニストだった！
というような記事が出ていい気になっている曹操だけど、
それは間違いで、こいつは、ただスケベなだけです！スケベ逆臣です！」
劉表（りゅうひょう）「スケベ逆臣だと、逆臣の意義が薄くなるのゥ・・」
禰衡（でいこう）「曹操は、自身の妻で子供に恵まれなかった者に
木履（もくり）の鼻緒飾りの技能を身につけさせて自分の死後に
路頭に迷わないようにしたり、生前、自身の妃を殺した事が無かったり、
連れ子でも我が子同様に育てたりフェミニストの印象が最近は強いですね」
劉備「けっ！、そういうのは、このＶＴＲを見てから言えってんだ！
ＶＴＲ、ザン！！」
※ＶＴＲでは、目元にモザイクが入った女性と劉備が向きあっている。
劉備「えー、では、Ｔ夫人、あなたと曹操はどういう関係ですか？」
Ｔ夫人「はい、かつて夫と妻の関係でした」
曹操「おい！何じゃこれは！プライバシー！プライバシー！」
劉備「黙れ！ちゃんと配慮してイニシャル表記じゃい！！」
曹操「イニシャルって、ほとんど本名と変わらんじゃあないか！！」
呂布「まあまあ、大耳野郎の言い分もちゃんと聞いてやろうぜ」
※呂布が背後から曹操を羽咬い締めにする。
劉備「御主人とは、どのような理由で別れられたんですか？」
Ｔ夫人「曹操の浮気です、、あの男は私を含めて１３名も妻がいながら、
女遊びが止まらず、未亡人のＳに夢中になり仕事もしないで毎晩、
Ｓと一諸に過ごしていたようです。」
劉備「ヒドイ男ですね、それでよくフェミニストだなんて言えます！」
※曹操、逃げようと大暴れするが、呂布ががっちり抑えているので動かない。
Ｔ夫人「でも、それだけなら、私はいいのです、乱世でもありますし、
１人でも子供は多い方がいいというのは分かっています。
ですが、曹操は自分の女遊びの為に、息子を殺してしまったのです！」
※会場、どよめく
いよいよ、曹操の最低最悪のエピソードが明らかに！！
劉備「曹操の女遊びに我慢しつづけたＴ夫人が、キレてしまった理由は何か？
それでは、ここで息子さんのＳ昴（こう）さんにも登場して頂きましょう」
曹操「うおおおおーい！！プライバシー――！！わしの息子で
Ｓ昴では、本名ばれてるーーーーーー！！！」
劉備「うるさいやつだな！！ 曹操の口にガムテを張っておけ！」
※公孫瓚（こうそんさん）が嬉しそうに曹操の口にガムテを貼り付けた。
※ＶＴＲにＳ昴登場する。
劉備「Ｓ昴さん、あなたが生命を失う事になった一部始終をお聞かせ下さい」
Ｓ昴「えー、、あの頃は、父はＳ氏に夢中になっていました。
そこで息子達も成人しているのに、このような所で女遊びとは、
風聞にも関わると思い、従兄弟のＳ安民と何度も注意したのですが、
父は『子供はあっちに行け』と少しも聞きませんでした」
劉備「なるほど、とんだハレンチ野郎ですね、それでＳ昴さんはどうしたんですか？」
Ｓ昴「噂では、父は同じようにＳ氏に目をつけていた宛（えん）の太守の
張Ｓを密かに葬ろうとしていたようで、それに感づいた張Ｓが激怒して
逆に父を殺してしまえと兵を挙げました。
私とＳ安民は油断しきっていた父を逃がす為に宮殿に残り逃げる事が出来ず
結局、張Ｓに殺されてしまったのです」
董卓（とうたく）「おがっ！ひでー話だな！！」
劉表（りゅうひょう）「自分勝手の極致ではないか・・」
曹操「・・・・・・・・・・・・・・・・」ガムテで喋れない。
劉備「それはお気の毒な事です、子は父を選べませんからね・・
しかし、それでも愛息のＳ昴さんが死んだ時には曹操もさぞ、嘆いたでしょうね？」
Ｓ昴「はい、確かに嘆いてはくれましたが、、そのなんというか・・」
Ｔ夫人「曹操は実の息子より部下のＴ韋が死んだのがより悲しかったようで
本拠地に帰還してからも、Ｔ韋の事ばかりを口にして泣いていました。
我が子のＳ昴よりも部下であるＴ韋を惜しむ姿に私は愛想が尽きてしまいまして、
それで曹操との離婚を決意したのです・・」
劉備「曹操は引き留めませんでしたか？」
Ｔ夫人「もちろん実家までやってきましたが、私は復縁を拒否しました。
だって、そうでしょう、、自分の女遊びの挙げ句に殺してしまった息子より
血縁もない部下を失った方が悲しいなんて、そんな夫についていけません！」
劉備「全世界７０億人の皆さん、ご覧になりましたか？
これが自称フェミニスト曹操の偽らざる本当の姿です！！」
※ＶＴＲ終了
曹操「あうあう・・・・・・・・・」
急に白髪のしわしわ爺さんになり、煙をあげながらテーブルに倒れこむ曹操
袁術「長い死刑宣告じゃったのう・・（合掌）」
呂布「大耳野郎と曹操は、女と子供絡みのヒドイ話では、いい勝負だぜｗｗ」
陶謙（とうけん）「これまで積み上げた何かが、ガラガラ崩れる音がしたぞ」
kawauso「よし、曹操が復活するまでＣМ入れようか！！」
・ナレーション
自らのイメージアップと劉備の評判を落とす為に、朝まで三国志を仕組んだ曹操
しかし、仁義なき、はじさんは、そんなに甘くない、劉備に逆襲され、
最低、最悪、女の敵エピソードを暴露されて燃え尽きてしまった、、
さあ、まだまだ、終わらない暴露合戦の様相を呈してきた朝まで三国志、、
五体満足で帰れる英傑は果たして存在するのか？
つづく(朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ（笑） 第9部 22日（日） 02時00分配信開始)
