呉範(ごはん)とはどんな人?当たる占いをご所望なら私にお任せください!風占いの達人

2016年1月5日


 

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今回は百発百中の天才占い師・呉範(ごはん)を紹介します。彼は風の流れを占い、荊州の牧である劉表の死や劉備が益州を得ることなどを占い、見事に的中させます。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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孫呉に仕えた天才風占い師

孫権と三国アヒル

 

呉範は会稽郡の生まれで、若い頃から風を読んで様々な事を的中させてきました。その結果郷里では彼の名声が高まります。孫権(そんけん)は占い師として名を挙げていた彼の名声を聞きつけ、招聘します。

 

風占いを行って孫権に進言

孫堅逝く

 

孫権は宿敵である黄祖(こうそ)討伐のため江夏城へ侵攻します。呉範は孫権が討伐を決意する前に「私の占いによると、今年は黄祖討伐の軍を出しても利を得る事が難しいでしょう。そのため出撃を止め、来年にした方がいいでしょう。来年になれば荊州の牧である劉表が亡くなり、江夏城の守備が弱まるため、攻めれば抜群の利を得る事が出来るでしょう。」と進言します。しかし孫権は呉範の進言を無視して江夏城へ侵攻します。結果は呉範の予想通り、利が出ないどころか敗北してしまいます。

 

風占いの結果が現れる

劉表死す ゆるキャラ

 

孫権は翌年再び黄祖が籠る江夏城に侵攻。呉範は風占いを行った後、孫権に「孫家の宿敵である黄祖を今日討ち果たすことができます。おめでとうございます。」と祝賀の言葉を述べます。孫権は再び黄祖が逃げたのではないかと心配していたが、呉範は「必ず捕虜にする事が出来ます。安心してください」と伝えます。黄祖は呉範の言う通りになり、討ち果たすことが出来きます。彼は劉表(りゅうひょう)の死も予言していたが、この予言もばっちり当てております。

 

劉備の蜀強奪も予言

劉備 危機一髪

 

211年劉備は益州に入って蜀の主である劉璋軍と戦いを開始します。呉範はお得意の風占いを行います。呉範は「甲午の歳(214年)には蜀を得る事になるでしょう。」と占いの結果を孫権に伝えます。

 

呉範を厳しく問いただす

陸遜 劉備

 

呉の異民族討伐隊長であった呂岱(りょたい)は蜀に行き、帰りに劉備(りゅうび)と会います。彼は呉に帰ってくると孫権に「劉備軍の兵はちりじりになり、引き連れていた兵士の半数は死傷者です。これじゃ蜀を取る事は出来ないでしょう。」と蜀の情勢を報告します。孫権は呂岱の報告を聞くとすぐに呉範を呼びつけ「呉範よ。我にウソを教えたのか」と厳しく問いただします。すると呉範は「私があなたに申し上げたのは、天命です。呂岱のような現状報告ではなく、運命で決まっているのでありますから、必ず劉備は蜀を取る事になるでしょう。」と再度自分の占いの結果を強調します。

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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