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【キングダム】李牧(りぼく)とはどんな人?趙国最後の守護神・三大天

2016年1月26日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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趙国最後の守護神李牧:秦軍キラーとして名を挙げる

 

 

 

李牧はその後も侵攻を繰り返してくる秦軍を撃破し続け、趙になくては

ならない人材として重用されます。

そんな中、李牧を大将軍に起用した趙の悼襄王が亡くなり、

幽繆(ゆうぼく)が新たな趙王となります。

李牧は幽繆王の元で秦軍の攻撃から趙の城を守り抜きます。

秦はついに趙の国を攻略するため王翦を総大将に任命し、

大軍で趙に侵攻を開始。

趙は大将軍李牧と司馬尚に秦軍を迎え撃つよう命令を与えます。

李牧と司馬尚は土塁を築き、王翦率いる秦軍に一歩も引かず秦軍を撃破。

王翦は軍勢を建て直すため、一時的に撤退します。

李牧は秦の大軍を撃退し、秦軍キラー李牧の名を確立させます。

趙国最後の守護神李牧:悲劇の最後を迎える

 

 

秦はこのままでは再び趙軍に敗れてしまうと思い、ある計略を用います。

秦は趙の大臣郭開に多額の賄賂を贈り、李牧の悪口を幽繆王に吹き込みます。

幽繆王は李牧の悪口を郭開から聞かされますが、初めの内は信じませんでした。

しかし幾度も李牧の悪口を聞くうちに、李牧に対して疑心を抱きます。

さらに前線から「王様。大将軍李牧は反乱を起こす準備を

しているそうです」と幽繆王の疑心を煽り立てる報告が届きます。

幽繆王はこの報告をすっかり信じ、李牧を前線から引き揚げさせる命令を出します。

李牧は王の命令をお得意のシカトで切り抜け、秦軍と戦い続けます。

幽繆王は自らの命令をシカトした李牧にブチ切れ「あの野郎。オレの命令を無視する気か。

だったらこちらも強硬手段に出るしかない。奴を捕えて処断せよ。」と命令を出します。

幽繆王の命令を受けた近衛兵は李牧の元を訪れ、彼を捕縛。

趙都邯鄲にて彼は処断されてしまいます。

この時共に迎撃に出ていた司馬尚も捕えられ、処断されています。

 

三国志ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

秦は李牧を除くと王箭に総攻撃を命じます。

王箭は李牧が居なくなった趙軍に猛攻をかけ、趙軍を見事に撃破します。

王箭はそのまま趙の都邯鄲まで進撃。

李牧が亡くなってから三か月後、秦は趙の都邯鄲を陥落させ、趙を滅ぼすことに

成功し、天下統一への一歩を踏み出します。

秦の天下統一は李牧が居ようが居まいが決まっていた事だと

思いますが、李牧と幽繆王が信頼しあっていれば趙はそう簡単に滅亡に

追い込まれる事はなく、秦王政の時代に天下統一は難しかったかもしれません。

今回のお話はこれでおしまいにゃ。次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう

それじゃまたにゃ~

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

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この記事を書いた人:黒田廉(くろだれん)

 

黒田廉

■自己紹介:

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

■歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

■何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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