【保存版】西遊記に登場する武器を一挙公開!!

2016年4月1日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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牛魔王の妻 斧神(じんしん)の芭蕉扇

 

西遊記 羅刹女

 

斧神というのは、牛魔王の妻で、日本では羅刹女(らせつじょ)と

呼ばれますが、それは、彼女の種族名なんだそうです。

 

一煽ぎすれば、大風が起こり、二煽ぎすると雷雨が降るという、

大きな団扇(うちわ)である芭蕉扇(ばしょうせん)を持っています。

これは、永遠と噴火し続ける、火焔山(かえんざん)の火を消すのに必要な

アイテムで、孫悟空が斧神を騙して借り受けました。

武器としても使え、一振りすると、どんな相手でも遠くへ、

吹き飛ばしてしまうパワーがあります。

 

金角(きんかく)・銀角(ぎんかく)大王の武器 紅葫蘆(べにひさご)

西遊記の武器

 

テレビドラマでも割合、有名な武器が紅葫蘆です。

これは、赤い瓢箪(ひょうたん)の事なんですが、

瓢箪の口を開けてから、吸い込みたい相手の名前を呼び、

相手が返事をしたら、あっという間に吸い込まれるという最強アイテムです。

 

七星剣

 

この金角と銀角の二人は、それ以外にも、武器の管理が

相当に甘い、太上老君の所から、七星剣(しちせいけん)、

琥珀浄瓶(こはくじょうびん)、幌金縄(こうきんじょう)

そして、芭蕉扇という5つの道具を盗みだしていました。

 

関連記事:宝刀・七星剣(しちせいけん)?なにそれ?おいしいの?伝家の宝刀を分かりやすく解説!

 

全ての武器を無効にする獨角兕大王の金剛琢(こんごうたく)

西遊記 孫悟空

 

獨角兕(どっかくじ)大王は、元々は、太上老君の乗る青牛が正体です。

彼は、点鋼槍(てんごうそう)という槍を使用していますが、

それ以外に、金剛琢という、全ての武器を吸い寄せる道具を使用します。

悟空も、これにより如意棒を奪われてしまいます。

 

ご他聞に洩れず、これも太上老君の武器管理の甘さから、

獨角兕大王に盗まれたものです。

太上老君の武器管理の甘さは、はっきり言って

ドジっ子レベルですね。

 

実は、孫悟空ばかりではない筋斗雲

西遊記 孫悟空

 

筋斗雲は、孫悟空の使う、空飛ぶ雲で、

ひとっ飛びで、十万八千里、60500キロメートル、

すなわち地球を一周半してしまう乗り物です。

 

しかし、西遊記の物語では、孫悟空だけではなく、

猪八戒も、沙悟浄も筋斗雲を使う事が出来ます。

ですが、基本、神仙仕様であり、純粋な人間の

三蔵法師は乗る事が出来ません。

 

ただ、車のように性能には差があるようで、

同じ距離でも、孫悟空よりは、二人は大幅に遅れるようです。

本来の字は觔斗雲(きんとうん)といい、

觔とはとんぼ返りを意味します。

 

これは、孫悟空が雲の上で1回宙返りをする間に、

十万八千里を進むという意味で、その原則に従うと、

筋斗雲は秒速六万キロという光の速さの20%という高速になります。

 

しかし、そうなると、孫悟空は筋斗雲を進ませる為に

とんぼ返りをし続けないといけない理屈ですが、

それは、面倒臭いので、物語では描写されていません。

 

はじめての西遊記ライターkawausoの独り言

表情 kawausoさん01

 

これらは、長い、西遊記に出て来るほんの一部のアイテムですが、

どれも個性豊かで、長年、多くの人が知恵を絞って考えた事が分かります。

今後、西遊記を読む機会があれば、武器に着目してみるのも、

面白いかも知れませんよ。

 

それでは、本日のお話はここまで、続きは次回のお楽しみ カチカチカチ

 

時代を超えて愛される中国四大奇書「はじめての西遊記

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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