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【孔明死後の三国志に詳しくなろう】司馬師打倒の兵をあげた毌丘倹の反乱はなぜ失敗したの?

この記事の所要時間: 813




孔明過労死

 

横山三国志や吉川英治は孔明が五丈原で亡くなるまでを

三国志の最大の山場と捕らえていたことから、孔明死後の事は詳細には描いていません

孔明死後の三国志も色々あり、

魏では王陵(おうりょう)が司馬懿(しばい)に反感をもって

反乱を計画しますが、色々な原因が積み重なって失敗に終わります。

司馬懿は王陵の反乱を鎮圧した後、病に倒れて亡くなり、

 

司馬師

 

司馬師(しばし)が父司馬懿の跡を継いで魏の政権内で、司馬家の基礎作りを行っていきます。

彼の努力の結果、司馬家の権威は魏の政権内において、

トップの座に君臨することになります。

しかし、司馬師のやり方に不満を持った毌丘倹(かんきゅうけん)は、

司馬師打倒の兵を挙げ、彼を打倒して曹氏に魏の政権を取り戻させようと考えます。

だが、毌丘倹の反乱も司馬師の大軍の前に敗れ去ってしまい、失敗に終わります。

なぜ彼の反乱は失敗に終わる事になるのでしょうか。

今回は毌丘倹の反乱を起こし失敗するまでを紹介してから、

反乱失敗の原因を紹介したいと思います。




呉軍から魏の領土を守り通す

陸遜 兵士

 

毌丘倹は遼東討伐戦や高句麗(こうくり)地方に割拠していた王を討伐するなど、

軍功を数多く上げ、一躍有名になります。

こうした戦績が認められ、魏と呉の国境にある都市である寿春(じゅしゅん)に

駐屯するよう命じられます。

この時彼は揚州の軍事を行使することができる役職を貰っており、

この軍事権を行使して、呉が合肥など魏の領土へ攻撃を仕掛けてくると、

しっかりと魏の領土を守備して、呉軍に何回も勝利を重ねていきます。




友人である夏侯玄が司馬師に殺害され、恨みを抱く

司馬師

 

毌丘倹は友人として親しく付き合っていた夏侯玄(かこうげん)らが、

司馬師に反乱を行おうとしていた罪で、処断されてしまいます。

この時皇帝であった曹芳も夏侯玄達が司馬師殺害を行おうとしていたとして、

彼を帝位から降ろし、新たな皇帝を立てます。

毌丘倹は曹魏に忠誠を尽くしていた夏侯玄が殺害された事を聞くと、

司馬師に恨みを持つと共に曹魏がこのままでは司馬家によって、

乗っ取られてしまうのではないかと危惧を抱くようになります。

 

司馬師に不満を持っていた文欽と親しくなる

鮑信

 

文欽(ぶんきん)は司馬懿に殺害された曹爽達と仲良くしていた事で、

大いに出世していく事になります。

しかし曹爽が司馬懿によって亡くなると、魏の政権内で彼の居場所が無くなってしまい、

居づらくなってしまいます。

この文欽に目を付けた毌丘倹は彼に近づいて、

色々と日頃の悩みや司馬師に対しての不満などを聞いてやることにします。

居場所が無くなっていた文欽は毌丘倹が親しく接してくれるので、大いに感激。

毌丘倹は文欽に「司馬師を打倒し、曹家を中心とした魏の政治を行うため、

反乱を起こそうと思っているのだが、君は一緒に来てくれるかい」と聞かれると

文欽は日頃から良くしてくれる毌丘倹の為に「あんたが司馬家に反乱を起こすのなら、

私もあなたと共に立ち上がろう。」と毌丘倹の反乱に加わる事を約束します。

こうして毌丘倹は文欽から約束を取り付けると大いに喜びます。

 

皇后の密書を手作りして、反乱に踏み切る

何皇后(毒蛇) 何進

 

毌丘倹は自分の領内にいる兵士達の士気を挙げる為、

皇后から「司馬師を討伐して、魏の政権を曹家に取り戻してほしい」との

密書が来たと言って反乱を決行します。

実は毌丘倹が兵士の士気を挙げるために見せた密書は偽の密書でした。

彼は反乱前夜、一生懸命皇后の字を真似る為、

何度も何度も字を間違え、皇后の字を真似ながら作ったオリジナル密書を製作します。

このオリジナルの密書がかなりの信用を兵士や将校から得る事となり、

6万人もの兵士が彼の反乱に加わる事になります。

そして彼は本拠地寿春を出撃し、北上を開始。

毌丘倹は寿春を出て戦う事を選びますが、この選択が彼の致命的なミスとなってしまい

この反乱は失敗に終わってしまう事になります。

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