三国志や曹操を分かりやすく紹介|はじめての三国志

menu

はじめての変

もし郭嘉が劉備軍の軍師だったらどうなる?呂布や袁術も討伐できた!?

この記事の所要時間: 238




郭嘉

 

 

郭嘉(かくか)、字は奉孝。

潁川郡の出身ですが、先祖についてはよくわかっていません。

西暦190年3月に献帝を擁護し政権を独占していた董卓が長安に遷都します。

このとき、潁川の名家・荀氏の一族を束ねる荀彧(じゅんいく)

村人たちを集めて故郷を捨てて避難することを説きました。

ちょうど潁川出身の権力者である冀州の牧・韓馥からの使者が募兵している最中だったので、

荀氏の一族はもちろんのこと、隣県にいる辛評や辛毗、郭図や郭嘉らが冀州に移り住みました。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:曹操は郭嘉を後継者として考えていたのは本当なの?




潁川の麒麟児

郭嘉

 

その後、北の公孫瓚の脅威の前に、

辛評や辛毗、郭図は冀州を袁紹(えんしょう)に譲るべきだと

韓馥に持ちかけて交渉を成立させています。

袁紹の勢力は飛ぶ鳥を落とす勢いで大きくなっていきました。

逆に郭嘉は袁紹の人となりを観察し、仕官すべき主ではないと判断。冀州を去りました。

郭嘉は常識やルールに縛られない性格の持ち主で、

能力を認めた相手にしか敬意を払わなかったと云われています。

 

郭嘉

 

ただ、郭嘉の先を見通す力は天下一品のものがありました。

曹操という主を得た郭嘉は水を得た魚のようにその才能をいかんなく発揮していくことになるのです。

そして天下の形勢は彼が思い描いていたように変化していきます。




劉備に対する評価

郭嘉

 

郭嘉の劉備に対する評価は高いものがあったようです。

曹操のもとに逃げてきた劉備をかくまうかどうかの選択を迫られたときには、

劉備の名声を鑑み曹操の評判が落ちることを懸念しています

(その脅威を取り除くべく殺害を提案したという話もありますが)

 

劉備 曹操

 

南の袁術に向けて劉備を差し向けることになった際には、劉備の裏切りを懸念した提案をしています。

殺すのはまずいが、手元から手放すのもまずい。それが郭嘉の劉備に対する評価です。

特に劉備に魅力を感じていたわけではなさそうですが、

それなりに危険視していたのはさすが郭嘉といえます。

 

もし曹操への仕官の前に劉備に出会っていたら

劉備と郭嘉

 

必ずしも名士に仕えたいという願望があったわけではない郭嘉ですから、

曹操に出会う前に劉備に出会っていたら、その軍師として仕えていたかもしれません。

ただしこの頃の劉備の器量で郭嘉の才を生かせたかどうかは微妙です。

郭嘉の策に対して、生え抜きの家臣である関羽や張飛は真っ向からぶつかったかもしれません。

ただし、郭嘉が関羽や張飛らとも良好な関係が作れていたとしたら

劉備軍は相当なパワーアップをしていたことでしょう。

先手を打つことに関してはあの曹操をも凌ぐ郭嘉ですから、

劉備の勢力拡大に大きな影響を与えたに違いありません。

 

関連記事:郭嘉(かくか)の死因は結核だった?【はじさん臨終図巻】

関連記事:関羽は味方に嫌われ孤立していた?その驚くべき理由とは?

 

徐州を本拠地に勢力拡大をする劉備

劉備

 

おそらく転機は劉備が陶謙の後を継ぎ、徐州牧になったあたりだと思われます。

  • 呂布に徐州を奪われることはなかったはず。
  • 孫策の離反を予測して袁術の討伐に成功。
  • 曹操と手を組み袁紹を圧倒。曹操は河北を制し、劉備は揚州、荊州まで領土を拡大。
  • 西の馬騰と結んで曹操を挟撃。中原から河北までにも領土を拡大。実質、天下を獲る。

もちろん郭嘉ひとりの力でここまで話が上手くいくのは考えにくいかもしれませんが、

将来を見通し布石を打ち、知略では曹操を凌ぐ郭嘉がいるわけですから、

そのアドバイスを素直に聞いていたら劉備は早い時期に曹操を滅ぼしていたかもしれないのです。

劉備の失敗続きの半生の原因は、先を見通すことのできる人材が陣営に皆無だったことです。

その大きな穴を郭嘉は確実に埋めることができたはずです。

 

関連記事:郭嘉の先見の明が凄すぎる!?孫策が暗殺されることを予想して進言した天才軍師

関連記事:【郭嘉伝】ファン大ショック!郭嘉の功積はだいぶ盛られていた?

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

ろひもと理穂

 

ただし郭嘉は早死にします。

38歳と云われています。赤壁の戦いの前年のことです。

タイミング的にはちょうど劉備が三顧の礼を尽くして

諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)を招いた時期にあたります。

郭嘉→諸葛亮孔明へのバトンタッチ。まさに最強のリレーといえるでしょう。

「軍師連盟」の主役である司馬懿(しばい)ですらつけ入る隙がなかったのではないでしょうか。

そして郭嘉は何気に人脈があり、さらに引き抜きの腕前も抜群です。

劉備の幕舎にはさらに多くの才能あふれる人材が集まっていたに違いありません。

諸葛亮孔明が劉備の旗下に加わったときには凄いメンバーが揃っていたことでしょう。

郭嘉が劉備の軍師を務めていたら「三国志」は成立しなかったかもしれませんね。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【三国志の3大軍師を比較】孔明、周瑜、郭嘉の●●●ランキング!

関連記事:【軍師特集】三国志、中国史、日本史にみる君主を支えた敏腕軍師たち

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

ろひもと理穂

ろひもと理穂

投稿者の記事一覧

三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

関連記事

  1. 趙雲は何で新参者の馬超や黄忠や魏延よりも位が低いの?
  2. それだけは言っちゃダメ!三国武将の地雷ワード3選
  3. 趙達(ちょうたつ)とはどんな人?サイババか!?三国志に現れた天才…
  4. はじめての三国志企画 – エイプリルフール特集
  5. みんな大好きウ◯チの話!三国志時代のトイレ事情
  6. 正史『三国志』と言うけれど、正史って、なに?
  7. 三国志や古代中国史を科学的視点から丸裸にする良記事まとめ7選
  8. 【特別企画】kawausoがあなたの夢を叶えます!三国志にタイム…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【九州三国志】『三國志』は中国だけじゃない!日本の三国志事情 Part.3【完】
  2. 呉をもっと知りたい貴方へ!これで呉の性格が分かる!呉のトリセツ紹介
  3. 【キングダム羌瘣】超絶かわいい暗殺者の新たな夢ってなに?羌瘣の魅力に迫る!
  4. 平原君(へいげんくん)ってどんな人?欠点多いけど結果オーライ!人間臭い趙の英傑
  5. なぜ関羽は神様になったのか?忠義神武霊佑仁勇威顕関聖大帝
  6. 呉書を斬る!袁術に帝位を勧めたのは魯粛だった!?

三國志雑学

“劉備漫画"

ピックアップ記事

おすすめ記事

曹丕、女心を詩で歌う ごめんねディスしてキャンペーン 【保存版】カッコいい!三国志の精鋭部隊を一挙紹介 53話:体制を立てなおした劉備に曹操が襲いかかる 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース19記事【11/21〜11/27】 何から読めばいいの?三国志入門向けの小説と漫画を紹介! 魏も漢もクソ喰らえ!野望のままに自由に生きた梁興(りょうこう) 孔明にパクリ容疑!?天下三分の計を最初に考えた蒯徹(かいつう) 35話:曹操、陳宮の裏切りで兗州を呂布に奪われる!!

おすすめ記事

  1. 曹操の名言から知る三国志の世界「徒に先の易きを見て、 いまだ当今の難を見ず」
  2. 【シミルボン】首絞め、兜取り、不意打ち何でもありの三国志時代の一騎打ち
  3. 曹操は女の敵なのかどうかを検証する・その4
  4. 【蜀の建国~滅亡まで】蜀の国を背負って戦い続けた丞相【孔明編】
  5. 北方謙三の『三国志』のココが凄い!男の生ざまをガンガン感じたいならこの小説も超絶オススメ!
  6. 48話:強気の曹操が弱気に荀彧が一喝
  7. え?武田勝頼って武田家二代目代理なの!?
  8. 袁紹本初(えんしょう・ほんしょ)とはどんな人?曹操の最大のライバル

はじさん企画

袁術祭り
特別企画
異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
はじめての三国志TV
PAGE TOP