ログイン | 無料ユーザー登録


if三国志
馬超


はじめての三国志

menu

三国志の雑学

極悪人の董卓の参謀・李儒は董卓以上の悪人だったの?

李儒と董卓


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

賈詡

 

物事を善悪で判断するのはよくある話です。

現在の世の中でも至る所で悪ははびこっていますし、それに負けまいとする正義も公然と存在します。

歴史も同じように善悪で評価を受けます。善の歴史と悪の歴史です。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【三国志あるある】懐かしい!と思った人は40代!昭和では当たり前だった三国志事情


悪と正義

曹操と劉備

 

おそらく、多くの民衆が平和に暮らせる時代が善の歴史であり、

悪政によって民衆が支配され、摂取される時代が悪の歴史なのでしょう。

基本的には悪人が台頭して悪の歴史が作られ、

人徳の主が政治を行って善の歴史が積まれるという形ではないでしょか。

悪人=悪の歴史、善人=善の歴史というわけです。

 

関連記事:曹操はなぜ悪役となったか?……三国志と朱子学の関係について

関連記事:決して褒められぬ悪の華!三国志に登場する暗殺者6選


なぜ悪人が台頭できるのか

李儒

 

そもそもなぜ悪人が政治の主役、つまり社会の頂点に上り詰めることができたのでしょうか。

犯罪者集団や組織のなかであれば話はわかりますが、一般の社会ではなかなか想像しにくい話です。

現在社会もそうですが、世界はときに改革を必要とします。

破壊と再生です。この繰り返しで人間社会は進化してきました。

破壊はひとを傷つける場合が多いです。ときに多くのひとを殺します。

どんなときに改革のスイッチが押されるのでしょうか。

それは社会が低迷しているときです。

民衆が貧困にあえいでいるとき、政治は正義よりも力を要求されるのです。

力とは、戦争や侵略、貧困を生み出した政治の抹殺を指します。


李儒の活躍した背景

李儒と董卓

 

後漢末期の時代、政治の頂点に辿り着いたのが董卓(とうたく)です。

董卓は非道すぎるほどの暴力で改革を推し進めていきました。

見せしめに殺されたものも多くいたと伝わっています。

その董卓のブレーンを務めたのが李儒だとされています。

つまり悪の歴史を作り上げた董卓の協力者であり、黒幕的な存在です。

改革のための生贄となる対象は民衆や官吏だけではなく、皇帝すらも該当しました。

 

小帝と董卓

 

ときの皇帝である後漢第十三代皇帝・少帝は、この李儒によって毒殺されたといわれています。

このときは、宦官や外戚によって腐敗政治が横行していた時代です。

民衆は悪政と飢饉、反乱などで衰退しきっていましたから、誰かが改革をしなければなりませんでした。

長く続いた悪政の根っこは深く、解決には凶刃が必要とされたのでしょう。

董卓と李儒は己の正義を貫くため、情け容赦なく実行に移します。

 

関連記事:李儒(りじゅ)とはどんな人?董卓の恐怖政治を参謀として支えた謎の軍師

関連記事:実は無能では無かった?少帝が妃と交わした最後の歌が悲しすぎる


董卓は極悪人なのか

戦え于禁㈪02 董卓

 

つまり董卓が出現する以前に、民衆が泣き叫び、死に絶えるような政治が存在していたのです。

董卓がわかりやすく激しい悪であるならば、それまでの政治は静かな悪です。

静かな悪に手を染めた多くの人間は圧倒的多数であるために罪悪感は希薄だったのではないでしょうか。

董卓を三国志一の悪と決めつける風潮がありますが、それだけで片づけるわけにはいきません。

見えにくいだけで狡猾な悪人はたくさんいたのですから。

董卓はそんな時代を破壊した、という功績があります。

 

功績と呼ぶと怒られるかもしれませんが、

それほどインパクトのある暴力をもって対処しない限り改革は難しいものだったのでしょう。

ある側面から考えると、董卓も李儒も正義だったのかもしれません。

 

関連記事:善悪関係なし!6人の君主を渡り天寿を全うした軍師賈詡の生涯!

関連記事:こんな立派な悪党は藏覇(ぞうは)ぐらい!鬼神呂布に勝ち曹操を感激させた漢の生涯

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

ろひもと理穂さん02b 背景あり

 

三国志には「正義=劉備」というイメージが未だに色濃く残っています。

それに敵対するような関係になる「董卓や曹操=悪」というわかりやすい解釈です。

話はその方が面白いのかもしれません。感情移入もしやすいですし、盛り上がりもあります。

ただし、三国志の奥深さはそれだけでは語れません。それは人間社会も同様です。

董卓・李儒無くして悪政の破壊はなく、

再生となる三国志の時代も幕開けしなかったのではないでしょうか。

巨大な悪を改革で倒したスーパーヒーロー董卓と李儒。さすがにそこまで言うと言い過ぎですね。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:天地を喰らうという漫画があまりにもカオス!裏三国志入門書 Part 1

関連記事:はじめての三国志スタッフが選ぶ三国志おすすめゲーム3選

 

【はじめての三国志平話】
三国志平話

 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 張飛が使う蛇矛 張飛の武器は蛇矛じゃなかった?蛇矛は三国志の時代の武器だった?
  2. 司馬懿と諸葛亮孔明がライトアップされて驚く 【三国志トランプ】ジョーカーが諸葛亮と司馬懿である理由とは?
  3. 司馬懿 漢王朝を腐らせたのは儒者!打倒司馬懿、シチケンジャー
  4. 【数奇な人生】三国志演義には登場しない臧洪(ぞうこう)と袁術の奇…
  5. 呂布の裏切りについて考察してみた
  6. 曹沖が亡くなり悲しむ曹操 冥婚(めいこん)とは何?中国や三国志の時代に亡くなった人と結婚し…
  7. パワハラをする張飛 張飛はどんな性格をしてたの?豪傑の性格に迫る
  8. 袁紹VS袁術(犬猿) 三国志でも有名な異母兄弟喧嘩・袁紹と袁術の遠交近攻の計

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 宦官の趙高(キングダム)
  2. キングダム
  3. おんな城主 直虎
  4. 真田丸 武田信玄
  5. キングダム
  6. 道具を輸送する民人
  7. 杜夫人

おすすめ記事

  1. 景帝とはどんな人?「文景の治」の一角を担った前漢の第6代皇帝 景帝(けいてい)は前漢の第6代皇帝
  2. はじさんが孫権を丸裸に!素顔は?身長は?孫権を徹底追及! 孫権の髭
  3. 三国志の有名武将のように私も歴史に名前を残したい!どうしたらいい? 騎馬兵にあこがれる歩兵
  4. 漢王朝の地図はどのように変化した?現代の中国地図とほぼ同じ? 三国志の地図(州)
  5. 岩倉使節団とは何?大久保利通がイギリスに行った理由 対立する西郷隆盛と大久保利通
  6. 戦国最強の同盟を成立させた名軍師・太原雪斎(たいげんせっさい)の活躍 三国志ライター黒田レン

三國志雑学

  1. 張昭 VS 孫権
  2. 絶世美女 貂蝉
  3. 城の前を掃除する孔明
  4. 呂壱と孫権


“はじめての三国志コメント機能" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 孫夫人と趙雲
  2. 韓非子を読む劉禅
  3. 魏の旗をバックに戦争をする郭淮は魏の将軍
  4. 朝まで三国志2017-03 kawauso
  5. 城の前を掃除する孔明
  6. 楊端和

おすすめ記事

杜襲(としゅう)とはどんな人?住民と団結して劉表軍と戦った県長 チャーチル 諸葛亮とイギリスの挙国一致内閣の人チャーチルとの共通点 餃子を食べれば耳たぶが生えてくる?中国のお正月を分かりやすく紹介 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース23記事【6/26〜7/2】 曹真が余計な事をするから邪馬台国の場所が特定出来なくなった? 孔明と司馬懿 【三国志の新事実】マジで!?蜀の天才丞相・諸葛孔明が沢山いた! 本多忠勝 本多忠勝の身長はどれくらい?愛用の蜻蛉切や黒糸威胴丸具足から身長推測 はじめての三国志 4コマ劇場 「祝融夫人の日常」

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“水滸伝"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP