帝政ローマ

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執筆者:黒田廉

【危険】謀略の天才だった陳平の批判がエグすぎる

この記事の所要時間: 321




陳平

 

漢の高祖・劉邦(りゅうほう)を自らの

謀略の才を駆使して彼の天下統一事業を手助けした陳平(ちんぺい)。

彼は天下統一後領土と爵位をもらうことになり劉邦が亡くなった後、丞相として就任します。

彼は権力を握った呂雉(りょち)一派を粛清する作戦を立てて実行し、

漢の主権を劉氏へ取り戻すことに成功します。

彼は丞相でしたが呂雉一派粛清後、宰相は陳平一人ではなくもうひとりいました。

その人物は劉邦の挙兵時代から彼を支えてきた周勃(しゅうぼつ)です。

彼と二人で漢帝国を支えることになるのですが、

陳平が彼に向けて放った批判がエグすぎてびっくりします。

 

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呂雉に目をつけられないようにするために・・・・無能を装う

陳平

 

陳平は劉邦死後、漢帝国の丞相へ任命されますが、

呂雉が漢の政権を握っている間は対して活躍しておりませんでした。

その原因は呂雉の妹から目をつけられていたからです。

呂雉の妹は劉邦の親衛隊長であった樊噲(はんかい)の奥さんでした。

樊噲が劉邦から疑いの目を向けられてしまい逮捕されてしまいます。

この時樊噲を逮捕したのが陳平でした。

そのため呂雉の妹は事あるごとに「姉さん。陳平は国政を担う丞相でありながら、

毎日酒ばかりを飲んでいるどうしようもない人よ。

あんな奴を丞相の位にとどめている必要はないわ。追い出してよ」と悪口ばかり言っておりました。

だが呂雉は妹の言葉に耳を傾けませんでした。

その理由は陳平が酒に溺れているからです。

彼が酒に溺れて無能であれば呂雉としては非常に都合がよく、

自らの地位を脅かすような人物ではないため、彼を放置しておりました。

陳平も呂雉の妹から目を付けられていることは知っていたので、

あえて酒に溺れて呂雉から疑われないように無能を装っていました。

さらに彼は呂雉から目をつけられないようにするために、

彼女が次々と身内を王の位へ就任させていきます。

この時に陳平は呂雉に「皇后さま。呂氏を王へ就任させることは大いに結構であると考えます。

ガンガン王に就任させてしまいましょう。」と賛成します。

こうして呂雉から目をつけられないようにするために彼女のやることなすことに

反対意見を述べずにいました。




漢の功臣と手を組んで粛清

陳平

 

陳平は呂雉に目をつけられないように色々な手を打っておりましたが、

彼女の見えないところでは呂氏一派を粛清するための作戦を考えておりました。

まず彼が行ったのは劉邦を支えた功臣・周勃と手を組みます。

陳平は彼と緊密になり、呂雉が亡くなると彼と共に呂氏が握っていた兵を奪って、

一気に呂氏一派を壊滅させてしまうのです。

その後漢の皇帝を新たに迎えて再び漢帝国は劉氏が握ることになるのです。

 

本人に厳しい批判を行う

陳平

 

周勃と陳平によって漢の政権から呂氏一派は粛清されて、

再び劉氏が漢帝国の実権を握ります。

新しく皇帝となった文帝(ぶんてい)は陳平に漢の最高位である右丞相の位をさずけようとしますが、

陳平は右丞相の位を周勃へ与えるようにと進言します。

この結果、周勃が漢帝国のトップである右丞相となり、

陳平は二番手の左丞相に就任することになり、国政をふたりの丞相が運営することになるのです。

ある日文帝は左右の丞相を呼び、政治を執り仕切るトップである周勃へ

「丞相。そういえば裁判って全国でどんくらいやってるか知ってる」と尋ねます。

すると周勃は「すいません。私知りません。」と述べます。

次いで文帝は「では丞相。国の収益って今どれくらいあるか分かる」と再度訪ねますが、

周勃は再びわかりませんと答えます。

文帝は何にも知らない周勃にがっかりして二番手である陳平に同じことを質問。

すると彼は「陛下が質問してきたことはすべて担当者がいるので、彼らに聞いてください」と

答えます。

この答えを聞いた文帝は「いやそれはわかっている。

では君達丞相は一体何を毎日やっているの。まさかまた酒ばかり飲んでいるのではないよね」と

意地悪く質問します。

陳平は「陛下。酒ばかり飲んでいるのではなく、

我ら丞相は陛下を補佐し、四方の異民族達を外交や軍事でおとなしくさせたり、

君臣達に指示を与えることが仕事です。」ときっぱりと答えます。

この答えを聞いた文帝は「さっすが丞相。丞相の仕事をしっかりと心得ているね。」と

彼を褒めます。

周勃と陳平は宮殿を出たあとに「陳平殿。

どうして陛下があのような質問をすることを教えてくれなかったのだ。

私は一人で恥をかいていしまったではないか。」と質問を教えてくれなかった陳平を非難。

すると彼は「周勃殿。何で丞相の職務を知らないのだ。

国政を担当するのであればあれくらい知ってて当然。

また陛下に全国の裁判件数を教えてくれと尋ねられれば答えるが当然だ。

しっかりやってくれないと困るよ。周勃さん」とトップの周勃に厳しい批判をします。

周勃はこの陳平の批判を受けてショックを受け、トボトボと家に帰るのでした。

 

戦国史ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

周勃は陳平のエグい批判をしっかりと受け止めようと考えますが、

ショックが大きすぎて中々受け止めることができませんでした。

そのため彼は病と偽って丞相の仕事を放棄して、家に閉じこもってしまうのです。

そのため陳平が一人で丞相として奮闘して国政を行っていきますが、

無理がたたってしまい、左丞相として就任してから数年後になくなってしまうのです。

彼があの時もうちょっとやんわりと言っていれば、

一人で仕事をしなくて住んだのではないのでしょうか。

 

参考文献 史記 司馬遷著 訳大石智良・丹波隼兵など

 

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黒田廉(くろだれん)

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横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

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