よかミカンの三国志入門
三顧の礼




はじめての三国志

menu

はじめての変

【シミルボン】元祖、褒めて伸ばす!曹操のヨイショ作戦が止まらない

この記事の所要時間: 20




シミルボン

 

※こちらの記事は「シミルボン」に配信されているコンテンツです。

曹操 ほめ上手

 

誰だって、叱られるよりは褒められた方が嬉しいですよね?

それが見え透いたお世辞でも、言われた方は頬が緩んだりするもんです。

ところが世の中には、決して他人を褒めまい、褒めたら負けというような

厳しい人も何故か存在しています。

一方で、三国志の英雄、曹操(そうそう)は褒めの効用を充分に認識し

有能な部下を褒めて褒めまくり天下統一に邁進したのです。




資源がない曹操は、元手が要らない褒め言葉に目をつけた

曹嵩

 

曹操は沛国譙県の生まれで、祖父は大宦官曹騰(そうとう)と言い、

父は曹騰の養子に入った大金持ち曹嵩(そうすう)でした。

こうして、曹操は金持ちのドラ息子として少年時代を何不自由なく過ごしますが

去勢して男性機能を喪失させてまで富貴を求める宦官という地位は、

世の人々の差別の対象になりました。

 

曹騰という人は、真面目、まともな部類の宦官で有能な人材を推挙するなど

功積もあるのですが、やはり宦官というだけで評判は悪く、孫の曹操は

中央の若手官僚でしたが「宦官の孫」と陰口を叩かれていました。

 

世が乱世に入っても知名度と外聞を気にする名士層は袁紹(えんしょう)や、

袁術(えんじゅつ)のようなエリートの下に流れていき曹操を敬遠しました。

資源が無い曹操は、人材を惹きつける為ヨイショの技術を磨いていくのです。




曹操の褒め1 素晴らしい努力を褒める

曹操 ヨイショ

 

人間、人知れず遠まわしに努力を褒められると嬉しいものです。

曹操もその方法を利用して人材を集めようとしていた節があります。

袁遺(えんい)は、四世代に渡り司徒、司空、大尉という総理大臣クラスを

続々と輩出したエリート袁家の出身であり、曹操とは、反董卓連合軍で

酸棗(さんそう)に駐屯し共に戦っていました。

 

さて、曹操の息子の曹丕(そうひ)が残した典論(てんろん)が納められた

文選という資料によると、曹操には袁遺を褒めた記録が残っています。

それによると・・

 

「人間、大人になると学ぶ事を忘れるけど、私と袁伯業君は、

その大人の例外と言える存在だよね」等と曹操は言ったそうです。

 

結局、袁遺は、曹操の配下になる事もなく、反董卓連合軍でも、

大した活躍も無く従兄弟の袁術と揚州の支配を巡り争って破れ、

最期は部下に裏切られて死んでいます。

 

やや、曹操の見込み違いな感じもしますが、名門袁家に繋がる

人脈を曹操は袁遺を仲介して取りこみたかったのかも知れません。

 

参考文献:風俗文選著者: 伊藤 松宇 出版社: 岩波書店

 

曹操の褒め2 過去の英傑に例えて褒める

曹操 機密保持

 

曹操は、自身で孫子の兵法に注釈を加えて不要な部分を削って編集しています。

実は、現在伝わる孫子十三編は魏武注孫子(ぎぶ・ちゅう・そんし)と言い、

曹操が手直ししたものなのです。

彼は読書家であり戦乱の合間に沢山の書を読んで政治に活かしました。

 

参考文献:孫子 著者: 村山 孚 出版社: PHP研究所

 

その中で曹操は過去の歴史にやたら詳しくなり、自分の部下を古の名将、

名軍師に例えて呼ぶようになります。

 

例えば、曹操を補佐した名軍師、荀彧(じゅんいく)を配下に加えた時には、

「おお我が子房が来たぞ!」と褒めちぎっています。

 

原文はこちらです→太祖大悅 曰吾之子房也

 

因みに子房というのは、漢の高祖、劉邦(りゅうほう)に仕えた軍師で、

天下獲りに大きく貢献した張良子房(ちょうりょう・しぼう)の事を意味しています。

荀彧は清廉潔白な人であり、野心の欠片も無い儒家然とした人でしたから

同じく、清廉潔白であった張良に例えられて悪い気はしなかったでしょう。

 

シミルボン

 

【シミルボン】元祖、褒めて伸ばす!曹操のヨイショ作戦が止まらない

の続きは、「シミルボン」内のページで読めます。

続きが気になる方は、「シミルボン」にアクセスしよう!




kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 【曹操孟徳の心に残る名言】姦邪朝に盈ち、善人壅塞せらる
  2. 理不尽すぎてもはや笑える、デマのせいで殺された孫奉(そんほう)
  3. 【三国時代】英雄の地位はどの位?
  4. 凌統(りょうとう)ってどんな人?本当は甘寧と仲直りしてないよ
  5. 話題の水素水問題は三国志時代にもあった?健康になる水信仰
  6. 舛添都知事「五千万問題」三国志の時代だと、どんな罪?
  7. 蒼天航路のココが凄い!三国志を読むならこの漫画!新たな世界観で描…
  8. 102話:成長した張飛、計略で張郃を撃ち破る

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 孟獲(もうかく)はインテリ男子?南蛮征伐は孔明と孟獲のヤラセだった件
  2. 白馬寺とは何?洛陽にある中国最古のお寺は白馬が経典を運んだ!
  3. まるで現在の政治批判、商鞅の改革論がヤバすぎる
  4. 【キングダムで人気】藺相如(りんそうじょ)は中国史上最強の度胸の持ち主だった?
  5. 【軍師連盟】司馬懿は遼東遠征の時なんで大虐殺をしたの?
  6. 島津斉彬の人柄とは?誰もが納得する名君の心構え

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 日本戦国時代の鎧

おすすめ記事

曹操も劉備もハマってた?三国時代の大人気ゲーム『六博』ってどんなの? 諸葛亮の住まいはどっち?襄陽古隆中VS南陽臥竜崗 口は災いの元だと痛感できる廖立(りょうりつ)のエピソード kawauso編集長のぼやきVol.20「風雲児たち」 このマンガがすごい!呉に光を当てた『江南行』『みんなの呉』『赤壁ストライブ』をレビューするよ 袁術が評価される日も近い?スーパー袁術の凄い所7連発!! 【三国志平話】あの劉備親分がまさかの詩人キャラ 王連(おうれん)とはどんな人?蜀の経済を支え、国庫の充溢を果たした名官僚

おすすめ記事

  1. 【5分で分かる】意外と知らない孫呉滅亡のきっかけ 呉の孫権
  2. 三国志の時代、一番本を持っていた武将は誰だったの?
  3. 封神演義(ほうしんえんぎ)って何?殷末の武将たちの戦いをもとに書かれた小説
  4. 【お知らせ】はじめての三国志メモリーズに魏延を追加しました
  5. 新制度導入はこんなに大変!胡服騎射を導入するために苦労を重ねた武霊王
  6. 【知ってた?】三国志の軍隊を動かす為に絶対必要な2つのアイテム
  7. 【センゴク】最前線拠点の城主と調略戦に明け暮れた秀吉のご褒美って何?
  8. 【数奇な人生】三国志演義には登場しない臧洪(ぞうこう)と袁術の奇妙なニアミス!

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"
PAGE TOP