キングダム 517話 ネタバレ予想:最近、河了貂がポンコツになっている理由は?

2017年5月4日


 

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キングダムウォッチャーkawausoは、最近不愉快な事があります。

それは、我らが娘軍師、河了貂(かりょうてん)こと、テンちゃんが

かなりのポンコツになっている事です。

 

昌平君の軍師学校では、結構、優秀だったのに、秦国統一編での毐(あい)国の乱では、

封が切られた昌平君からの暗号の内容を見抜いて即座に咸陽に取って返したのに・・

黒羊丘編では、丘の右側を奪取する手柄を立てたのに・・

最近の鄴攻略戦では、貫禄のある王翦(おうせん)に振り回されてばかりなのです。

どうして、こうもポンコツになったのでしょうか?

今回、キングダムは合併号でお休みなので、そんな所を深読みしてみます。

 

前回記事:キングダム 516話 ネタバレ予想:城を追い出された難民はどこへ向かうの?

関連記事:楊端和率いる山の民連合軍が列尾攻めで大活躍!山の民の生態とは?

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム 深読み1 ドジっ娘特性を強調する為にヘマをさせている

 

河了貂のキャラクターの魅力とは、その健気なドジっ娘特性にあります。

彼女と対極に位置する羌瘣(きょうかい)が、何事もクールにこなす

天才型であるのに比較してテンちゃんは、信と同じように、

汗をかいてベソをかいて失敗しながら本質を掴みます。

 

実際に、著雍争奪戦では、初日から前線に出過ぎた事で魏の筍早(じゅんそう)に

捕まっています。

大失態ですが、咄嗟の判断で羌瘣に荀早を捕まえさせる事で人質交換が成立

後の勝利に繋がっています。

 

元々、女軍師をいう立ち位置も、同じく女性ながら、武人の羌瘣に対して、

自分には何もないという焦りから自ら決意して軍師学校の門を叩いた位ですから、

ド根性のレベルでは、信並みと考えて間違いないでしょう。

 

今は、全ての判断において、王翦の決断の後追いになってカッコ悪いのですが

そのドジっ娘特性を活かし、鄴戦でも、どこかの場面で培った能力を開化させて

勝利に貢献するのではないでしょうか?

 



キングダム 深読み2 王翦や楊端和のかませ犬を演じているだけ

 

新キャラクターを目立たせるのに一番有効なのは、それまでのキャラをポンコツにする事

このセオリーに基づいて、河了貂は、あえてポンコツになっている可能性もあります。

注意深く、今回の鄴攻略戦を見ていると、何もテンちゃんだけではなく、

桓騎(かんき)は別として、王賁(おうほん)蒙恬(もうてん)も、

やや、ぼんやりとポンコツ化している事に気がつきます。

 

信なんかは、ポンコツのコツで、列尾を力攻めする楊端和(ようたんわ)を、

「顔がいいだけで頭はバカなんじゃないのか?」とdisって赤恥をかいています。

王翦が、鄴を攻めずに周辺の7城を攻め落とすと言いだすと、テンちゃんは、

蒙恬に「これは無謀だ全滅する」と愚痴をこぼす始末でした。

 

これまでの流れでは、王翦の一強、それを追って桓騎、後は横並びなので、

王翦が際立っていると言えると思うのです。

このポイントに立つと、王翦の戦略が見えるに従い、テンちゃんのポンコツも

段々と改善されていくと思われます。

 

キングダム 深読み3 ライバル達との間に能力差を感じ引退する・・

 

キングダムは、志を繋いでいく物語です。

信は、最初は漂(ひょう)、次には王騎(おうき)麃公(ひょうこう)というように、

先人達の思いを受け継いで強くなっていきます。

このように考えると、軍師として活躍してきた河了貂も、ライバル達との間の

能力差に苦しんで引退するという伏線もありかと思うのです。

 

「えー?河了貂、そこそこ使えるじゃん」

という声もあるかと思いますが、テンちゃんは、自ら武器を取らないまでも

自分の策略で味方や敵を殺している事に常に負い目を感じています。

 

ですから、自分以上の軍略を持つ人物が現われて、飛信隊の頭脳になるなら

潔く引退して、軍師の役割から降りるでしょう。

また、河了貂は、信を支える意志から軍師になっているので、

別の将軍の軍師に転任する事は考えにくいのです。

 

そして、以後は信の嫁として、精神面から信を支えていく、

というような展開になるのではないでしょうか?

 

あるいは、壮絶編としては、自身の生涯最期の計略と共に、

自らの生命を燃やして、しかる後に残酷な死を迎えるかも知れません。

 

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キングダムウォッチャー kawausoの独り言

 

kawauso個人としては、壮絶編の死に方はあまり嬉しくありません。

元々、祖父と二人で暮らしていて家族の縁に恵まれなかったテンちゃんには

飛信隊は家族も同然ですから、どうか信とくっついて子供に恵まれ、

暖かい家庭を築くというラストであってほしいですね。

 

次回記事:キングダム 518話 ネタバレ予想:王翦の秘策がついに明らかに・・

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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