呂布特集
姜維特集




はじめての三国志

menu

はじめての魏

傅嘏(ふか)とはどんな人?時代を謳歌していた三人とは付き合いたくありません!




 

魏の二代目皇帝・曹叡(そうえい)は亡くなる間際、

司馬懿(しばい)曹爽(そうそう)に三代目皇帝・曹芳(そうほう)を支えるように、

遺命を下した後に亡くなります。

そして三代目皇帝の時代になると司馬懿曹芳が、

魏の政権を協力して運営していくことになります。

しかし曹爽司馬懿を政権から遠ざけて、

自らが魏の政権の運営する中心人物として君臨すると何晏(かあん)や鄧颺(とうよう)らを

加えて政治を行っていきます。

また彼らと仲の良かった夏侯玄(かこうげん)曹爽に度々進言を行い、

魏の政権に参加しておりました。

彼ら三人は曹爽が政権を握った頃、

人生の中でも絶頂期と言える状態であり色々な人達が彼らへ交際を求めてきますが、

傅嘏(ふか)という人物は決して彼らと慣れ親しむ事をしませんでした。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:表向き武力を用いない王朝交代劇「禅譲」、曹操と荀彧の思惑は?




父・伯父ともに魏の政権に参加

 

傅嘏(ふか) の先祖は前漢の昭帝の時代に活躍した傅介子(ふかいし)が有名で、

彼の父である傅充(ふじゅう)、伯父である傅巽(ふそん)らは、

魏の文官として活躍しておりました。

彼も青年期から有名であり、魏の名政治である陳羣(ちんぐん)に推挙されて

魏の政治家として歩み始めることになります。

 

魏の政治を運営していた曹爽一派を嫌う

 

魏の三代目皇帝である曹芳が即位して皇帝となると

魏の政権は司馬懿と曹爽が取り仕切っていくことになります。

当初はこのふたりが協力して魏の政権を運営していたのですが、

曹爽の側近である何晏や鄧颺らが曹爽へ入れ知恵したことによって、

司馬懿は政権からはじき出されてしまいます。

そして曹爽が魏の政権を運営していくことになり、

彼の側近であった何晏らも権力を握って行く事になるのです。

また曹爽の従兄弟であった夏侯玄も出世していくことになります。

曹爽が魏の政権を握って彼ら側近が一世を風靡している中、

傅嘏は彼らと付き合うことをしませんでした。




荀粲の心配事

 

傅嘏の友人であった荀粲(じゅんさん)は彼の家に遊びに行った時彼へ

「君はどうして夏侯玄からの誘いを断ったんだい。

何晏や鄧颺らはどうしようもない人物であるが、夏侯玄は優れた人物ではないか。

 

 

君と彼が仲良くしていないのは国家にとって損だと僕は考えるのだが」と述べます。

すると彼は荀粲に本音を漏らします。

 

古代中国・超科学の世界に挑戦する HMR

 

夏侯玄は野心があるからダメだ

 

傅嘏は荀粲の言葉に対して

「夏侯玄は確かに優秀な人だが、自らの才能以上に大きな野望を胸に秘めているよ。

また何晏は弁論が好きで誠実さが足りず、鄧颺に関しては自分に甘く、

名誉と利益を常に求めているような人物です。

 

 

彼ら三人はその才能によっていずれ身を滅ぼすことになるのは明白であり、

彼らと付き合ってしまえば、私の身も滅びることになるでしょう」と

付き合わない理由を述べます。

荀粲は傅嘏の言葉を聞いて納得し「そういうことだったのか。君の言うとおりだ」と言って、

彼と付き合ったほうがいいと二度と言わなくなるのです。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

この傅嘏の発言は後に当たることになります。

曹爽らが皇帝を連れて洛陽(らくよう)を後にした際、

司馬懿が洛陽を占拠してクーデターを行います。

その後司馬懿は曹爽を殺害し、彼らの側近達もすべて殺害してしまいます。

傅嘏の予想通りに展開することになり、恐ろしい程の予見力を持った人物であることが

分かるのではないのでしょうか。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書3 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:もし曹丕が夷陵の戦いの後に蜀に攻め込んでいたら蜀はどうなった?

関連記事:もし龐統が落鳳坡で亡くならなければ蜀はどうなった?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 始皇帝 始皇帝死後、秦は滅亡せず三代目まで続いてたってホント?
  2. 【孫家一筋】陳武(ちんぶ)、陳修(ちんしゅう)、陳表(ちんひょう…
  3. 【秦の宰相】一介の商人である呂不韋はどうやって秦の宰相まで出世出…
  4. 董卓の相談に乗る袁紹 董卓の毒牙から袁紹を陰ながら助けた名士達に痺れる!
  5. 大政奉還した徳川慶喜 徳川慶喜の功績って一体何があるの!?
  6. 諸葛瑾と幼い頃の孔明 夷陵の戦いを回避しようとしていた?孔明に比べて目立たない外交人・…
  7. え!そんな理由なの?丁儀は曹丕に馬鹿にされたから曹植を応援した?…
  8. 張裔(ちょうえい)とはどんな人?あぶねぇ~もう少しで呉の文官にな…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 騎馬兵にあこがれる歩兵
  2. 上杉謙信
  3. 王賁
  4. 夏侯惇
  5. 五虎大将軍の趙雲
  6. 汗血馬を手に入れる李広利

おすすめ記事

  1. スサノオは朝鮮半島から来た!?三韓と出雲の連合構想とは スサノオノミコト(日本神話)
  2. 合肥の英雄・張遼も曹操並の人材集めに必死だった!? 張遼・楽進・李典
  3. これは座右の銘にしたい!『論語』のおすすめの言葉10選
  4. 徴兵制度とはどんな制度?富国強兵を目指した徴兵制度導入の目的とは 大村益次郎 幕末
  5. 袁渙の「政治力」がスゴイ!はちみつおじさん袁術と虎の如き強さを持った呂布を大人しくさせた政治とは?
  6. 坂本龍馬の死因は?暗殺の黒幕は分かったの? 坂本龍馬の臨終(暗殺)

三國志雑学

  1. 曹操 詩
  2. 何晏
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 尹夫人と曹操
  2. 信陵君
  3. 大船団を率いて呉を攻める王濬(おうしゅん)

おすすめ記事

袁術と呂布 思わず「やりすぎだろ」と声が出る!脳筋・呂布が袁術にたかる方法が現代でも使える【ビジネス三国志】 【新企画予告】『まだ漢王朝で消耗してるの?』9月23日(土)から連載開始! 何で曹操は漢中で劉備に負けたの? 桓騎 桓騎軍のDQN集団がヤバ過ぎる・・・何であんなのが配下に集まるの?その驚くべき理由とは? 読者の声バナー(はじめての三国志) 読者の声(10月7日~10月13日) 『軍勢RPG 蒼の三国志』が、サービス4周年を記念し「12大キャンペーン」を実施。「四周年記念武将」も登場 【徹底解析】天下統一するはずだったのは蜀だった? 【三国志とお金】曹洪のサイドビジネス三国時代の金融業はアコギだった

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

PAGE TOP