【三国志ライフハック】司馬懿に見習い 勝ちパターンを生み出せ!

2017年10月27日


 

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あなたには、強みがありますか?、これだけは誰にも負けないという強み、

強力な強みがある人はどん底まで落ちても、巻き返すのは容易です。

そして、強みを自覚したら、そこをテコに勝ちパターンを生み出すのです。

今回の三国志ライフハックは、必勝パターンを編みだし晋の礎を築いた

司馬懿仲達(しばい・ちゅうたつ)の最強勝ちパターンを紹介します。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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神速の強みを最大限活かしたパズドラ司馬懿の必勝法

 

パズドラでも高評価な司馬懿の強みとは何でしょうか?

権謀術数でしょうか?武力でしょうか?いえ、そんな難しいモノではありません

難しいモノではありませんが、誰でも出来る事ではありません。

彼の強みとは、誰も追いつけない軍の行軍速度です。

それは、西暦227年、蜀の軍師、諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)

出鼻を挫く、宛城大返しとして、孟達を討ち取った戦いで発揮されました。

 

1か月かかる道のりを8日で走破した司馬懿軍の神速

 

孟達(もうたつ)の根拠地は、房陵、上庸、西城の三郡を合併した新城郡でした。

孔明は、ぐずぐずして謀反を起こさない孟達に、司馬懿に注意するように

警告を与えますが、孟達は、、

 

「司馬懿の根拠地の宛は、洛陽から800里、

私のいる上庸からは1200里も離れております。

さらに、私を討伐する為には、まず洛陽に行って魏帝の許可をもらい、

それからなのですから、どう考えても1カ月はかかります。

慌てなくても、防備は間に合うのですよ」と余裕を見せました。

 

また、上庸は三方を川に囲まれ、守りやすい堅牢な城だったのです。

しかし、それが孟達の致命的な油断を産みました。

 

ここで、司馬懿の特殊能力、神速が発揮されます。

州泰(しゅうたい)に先導された司馬懿の軍団は1か月かかると言われた

道のりを8日で上庸まで到着したのです。

 

まだ漢王朝で消耗してるの?

 

480キロを8日で駆け抜けた司馬懿無双

 

1200里というのは、現在の大体、480キロです。

司馬懿軍は騎馬が先頭だったのでしょうが、それにしても

一日60キロを8日間掛けて走破したという事になります。

これは、行軍の後に決戦を控えている軍隊の移動速度としては、

相当に速いようです。

 

何より、司馬懿の軍勢は孟達の4倍、もちろん輜重部隊も率い

歩兵も引き連れた行軍なので、睡眠を削り、起きている間は、

延々と歩き続けると言う過酷な行軍になります。

 

何より司令官の司馬懿が音を上げないのが司馬懿、無双です。

病弱なイメージの司馬懿ですが、70歳になっても、王凌(おうりょう)討伐に

自ら向かう位ですから、或いは年を取る程に壮健になる人かも知れません。

 

司馬懿は神速という必勝パターンで勝利を掴んだ

 

たった8日で上庸に出現した司馬懿軍に、孟達は大いに動揺、

甥に叛かれるなど混乱が続き、たった15日で城は落ちてしまいます。

ここに至るまでには、偽の手紙で孟達を安心させ、申儀(しんぎ)を使って

蜀との境界線を封鎖して援軍を阻止するなどの知略も光りますが、

そもそも、一日60キロで8日間行軍できるという司馬懿の勝ちパターンが

戦争の勝利を引き寄せたと言えるでしょう。

 

司馬懿必勝パターン 予想外場面で神速を使う

 

司馬懿の上手い所は、自分の神速を知らない相手に対して使い

十分な時間のゆとりがあると思わせて油断させ、

その虚を突いて、一気に行軍して勝敗を決する所です。

司馬懿が、そのそつのない神速を見せたのは、

ボケたふりで曹爽(そうそう)の油断を誘い、彼らが洛陽を出た隙に

電光石火で洛陽を落とした早業があります。

 

この二つの事例を見ると、司馬懿は強行軍が出来ると言う

自分の強みを知っていて、それを最大限活用したと言えます。

 

逆に、強行軍の神速が利用できない相手に対しては、

亀のように堅く守り相手が油断するのを待つか、

兵糧が尽きて退却するチャンスを待つという

辛抱強さも発揮しているのです。

 

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三国志ライターkawausoの独り言

 

司馬懿の必勝パターンを見てみました。

さて、あなたの必勝パターンはなんでしょうか?

それを磨き、強みを強化する事で、より勝ち続ける事が

可能になるでしょう。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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