ログイン | 無料ユーザー登録


夜のひとときながら三国志
Youtube


はじめての三国志

menu

三国志の雑学

【諸葛亮の北伐】精鋭部隊をミエル化

北伐する孔明


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

 

諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)は、西暦227年から
234年にかけて、五度に渡る北伐の軍を興し防御する魏との激闘を繰り広げました。
しかしながら、孔明がどのような軍団を率いて、戦いを続けたかについては、
まだ、ビジュアルとしては、出てきていないようにkawausoは思います。
そこで、今回孔明が率いた蜀最強の北伐軍をミエル化致します。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【真田丸】幸村だけじゃない!曹操、孔明も使った赤備え!ザクとは違うのだよザクとは…


孔明さんの虎の子組織をビジュアル化

 

こちらが、諸葛亮の組織した北伐軍の全容です。
孔明の北伐軍は、8~12万程度と見られ、王師の軍に相応しく周制に倣い
前後・中・左右の五軍で部隊を組織し、各軍の規模は二〇〇〇〇人前後です。
ただ、孔明の斬新さは、オーソドックスな五軍に加えて、
前督部と督後部をそれぞれ配置している事です。

これは山だらけの秦嶺山脈を越えるには適した配置で五軍の前後を、
魏延(ぎえん)高翔(こうしょう)、呉班(ごはん)のような

精強な将軍が率いる前後督部で挟んで
策敵効果と奇襲のリスクを回避しているわけです。


前督部は、元々魏延の私兵だった可能性

 

 

前督部は、別働隊として自由だっただけはあり、魏延は第一次北伐でも、
単独で長安を落とすと進言して孔明に却下された事もあります。
どうも前督部は、魏延の子飼いの軍勢で、自由自在に動かす事については、
相当な自信があったようです。

孔明が五丈原で死んだ後に、魏延が楊儀(ようぎ)を討とうとした軍団も、、
或いは前督部だったのかも知れませんが、この時には分解しているので
何年かの歳月の中で、私兵だったものが、蜀軍として変質していった
という事かも知れません。


姜維が鍛えた別働隊 虎歩

 

それ以外にも、北伐軍には、5~6000の精鋭部隊が配置されています。
その中の虎歩(中虎歩兵)の部隊は姜維(きょうい)が直接鍛え上げた歩兵の精鋭で、
隊を率いる部隊長を虎歩監(こふかん)と言い、234年の五丈原の戦いでは、
孟琰(もうえん)が虎歩を率いて橋頭保の維持に活躍しました。


  

 

縻竺の孫が率いた騎兵 虎騎

 

虎騎は騎兵の精鋭で部隊長は虎騎監、こちらは、縻竺(びじく)の孫
縻照(びしょう)が率いていました。
こちらの精鋭以外にも、練度の高い弩の攻撃と赤い鎧で恐れられた赤甲兵や
異民族、青羌10000戸から編成された無当と呼ばれた特殊部隊もいます。
無当監は、あの王平(おうへい)で、231年の祁山の戦いでは、無当を率いて
南の陣地を堅く守って、張郃(ちょうこう)を撃退しています。

 

関連記事:【孔明涙目】パイセンの命令は絶対!『劉備軍』が想像以上に体育会系だった

関連記事:【保存版】三国志に登場する兄弟をドーンと紹介!!【三國志兄弟物語】

 

北伐軍内の組織

 

 

それぞれの軍には、軍師、監軍、護軍、典軍というポストがあり、
司令官や副司令官、監察官の役割を果たすほかに、任意で参軍が、
設置される事もありました。

参軍には、閻晏(えんあん)、爨習(さんしゅう)杜義(とぎ)、
杜祺(とき)、盛勃(せいぼつ)という名前があるのですが、
こちらは、孔明に直属しているポストで、参軍を置くときには、
より強力に孔明の指揮が部隊の動きに影響を与えたと考えられます。

 

忘れちゃいけない補給担当 丞相府の長史

 

このような北伐軍に補給を行っていたのは、孔明の丞相府スタッフでした。
文官が、緻密に計算を立てて、複雑な兵站の管理をやっていたんですね。
責任者は長史、首相補佐官であり、ここの名前には、あの楊儀が見えます。
なるほど、楊儀は生粋の文官肌なんですね。
そりゃあ、魏延が切れて刀を突きつけたら、泣いてしまうでしょう。
性格が合うわきゃありませんよ。

 

楊儀は鼻持ちならない自惚れ屋でしたが、補給という面倒な事務仕事を、
きっちりこなしたので、孔明としては、いかに魏延と揉めても、
首には出来なかったのでしょうね。

 

三国志ライターkawausoの独り言

 

以上、謎に包まれた孔明の北伐軍について、ミエル化してみました。
部隊編成をミエル化するだけでも、人間関係が見えてきたりしますから、
面白いものですね。
こちらで使用したデータは篠田耕一著、三国志軍事ガイドに、
おおむね依拠していますが、部分部分には、kawausoの解釈が、
入っていまーーす。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【kawausoミエル化計画】地味な劉表政権をミエルカしてみたよ!

関連記事:董卓軍の軍事組織はどうなっていたの?暴君の軍隊をミエルカしたよ


 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 宦官 宦官とはどんな人たち?朝廷を牛耳った宦官の役割を紹介
  2. 郭嘉 郭嘉の先見の明が凄すぎる!?孫策が暗殺されることを予想して進言し…
  3. 袁術 まだ漢王朝で消耗してるの?第2話:早すぎた改革者 袁術
  4. 三国志の時代は農民に至るまで腰に剣を佩いていた
  5. 孔明 【後出師の表】は味方の士気を下げるダメダメ偽造文書だ
  6. 三国志の地図(州) 三国志地図|中国にも九州があった?州について分かりやすく解説
  7. 于禁を虐める曹丕 于禁の憤死の原因を考察
  8. 山頂に陣を敷いた馬謖 戦犯・馬謖!もしも街亭の戦いをラーメン店に例えたらこうなりました…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 袁術 袁紹
  2. 兵士
  3. 真田丸 武田信玄
  4. 本多忠勝
  5. 公孫越
  6. 魯粛、周瑜、袁術
  7. 病に倒れる始皇帝

おすすめ記事

  1. 【シミルボン】異議ありまくり!三国志の時代の裁判風景
  2. 【三国志事件簿】名探偵コナンもお手上げ?二宮の変とは一体どんな事件? 後継者争い 劉協と劉弁
  3. 衝撃の事実!三国時代に魏・呉・蜀なんて『国』は存在しなかった!? 三国志の英雄(魏 呉 蜀)
  4. キングダムネタバレ予想、史上最も可哀想なボスキャラロゾを追悼
  5. 赤壁の戦いにモデルがあった?八陽湖の戦い
  6. 【キングダムの主人公】飛信隊の信は悲惨な最期を遂げる?

三國志雑学

  1. ツンデレ曹丕
  2. 朱然に後を引き継ぐ呂蒙
  3. 呉蜀赤壁の戦い
  4. 呂布に殺害される丁原(ていげん)
  5. 曹操


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “読者の声" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム" “はじめての三国志コメント機能"
“はじめての三国志読者の声"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 魔のトリオ攻撃が劉備を追いつめる!07 蔡瑁、劉備
  2. 長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市)
  3. 曹純
  4. 黄忠VS夏侯淵
  5. 君主論 董卓
  6. キングダム54巻amazon
  7. 朝まで三国志 劉備
“ぐっすり眠ってならが三国志"

おすすめ記事

陸遜 剣と刀 陸遜が馬超の軍師だったら天下統一も夢じゃない? 水魚の交わり 知ってた?三国志由来のことばBest5 劉禅と董允 劉禅は凡人?それとも偉人なの?蜀漢2代目皇帝を徹底検証 【朝まで三国志 2017】周瑜、郭嘉、荀彧も参戦のお知らせ 【キングダム】趙の慶舎(けいしゃ)は実在したの?史実を元に真実の姿を解説 李広利 漢の飛将軍・李広の逸話「信念をもって行えばやれないことはない」 武帝は前漢の第7代皇帝 武帝とはどんな人?漢王朝の絶頂期を築いた皇帝はバイオレンスだった? 孫権に煽られて憤死する陸遜 【孫呉決定版】周瑜・陸遜それとも呂蒙!?正史三国志・呉書で一番軍略に優れていた人物とは?

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “はじめての三国志企画特集" “つながるはじめての三国志" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
“歯痛の歴史"
“三国志読み放題サービス"
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論
ビジネス三国志
ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
架空戦記
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“水滸伝"

“三国志人物事典"

“つながるはじめての三国志

“はじめての三国志Youtubeチャンネル"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP