曹操孟徳特集
朝まで三国志悪




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

【諸葛亮の北伐】精鋭部隊をミエル化

この記事の所要時間: 233




 

諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)は、西暦227年から
234年にかけて、五度に渡る北伐の軍を興し防御する魏との激闘を繰り広げました。
しかしながら、孔明がどのような軍団を率いて、戦いを続けたかについては、
まだ、ビジュアルとしては、出てきていないようにkawausoは思います。
そこで、今回孔明が率いた蜀最強の北伐軍をミエル化致します。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【真田丸】幸村だけじゃない!曹操、孔明も使った赤備え!ザクとは違うのだよザクとは…

 




 

孔明さんの虎の子組織をビジュアル化

 

こちらが、諸葛亮の組織した北伐軍の全容です。
孔明の北伐軍は、8~12万程度と見られ、王師の軍に相応しく周制に倣い
前後・中・左右の五軍で部隊を組織し、各軍の規模は二〇〇〇〇人前後です。
ただ、孔明の斬新さは、オーソドックスな五軍に加えて、
前督部と督後部をそれぞれ配置している事です。

これは山だらけの秦嶺山脈を越えるには適した配置で五軍の前後を、
魏延(ぎえん)高翔(こうしょう)、呉班(ごはん)のような

精強な将軍が率いる前後督部で挟んで
策敵効果と奇襲のリスクを回避しているわけです。

 

前督部は、元々魏延の私兵だった可能性

 

 

前督部は、別働隊として自由だっただけはあり、魏延は第一次北伐でも、
単独で長安を落とすと進言して孔明に却下された事もあります。
どうも前督部は、魏延の子飼いの軍勢で、自由自在に動かす事については、
相当な自信があったようです。

孔明が五丈原で死んだ後に、魏延が楊儀(ようぎ)を討とうとした軍団も、、
或いは前督部だったのかも知れませんが、この時には分解しているので
何年かの歳月の中で、私兵だったものが、蜀軍として変質していった
という事かも知れません。

 

姜維が鍛えた別働隊 虎歩

 

それ以外にも、北伐軍には、5~6000の精鋭部隊が配置されています。
その中の虎歩(中虎歩兵)の部隊は姜維(きょうい)が直接鍛え上げた歩兵の精鋭で、
隊を率いる部隊長を虎歩監(こふかん)と言い、234年の五丈原の戦いでは、
孟琰(もうえん)が虎歩を率いて橋頭保の維持に活躍しました。




縻竺の孫が率いた騎兵 虎騎

 

虎騎は騎兵の精鋭で部隊長は虎騎監、こちらは、縻竺(びじく)の孫
縻照(びしょう)が率いていました。
こちらの精鋭以外にも、練度の高い弩の攻撃と赤い鎧で恐れられた赤甲兵や
異民族、青羌10000戸から編成された無当と呼ばれた特殊部隊もいます。
無当監は、あの王平(おうへい)で、231年の祁山の戦いでは、無当を率いて
南の陣地を堅く守って、張郃(ちょうこう)を撃退しています。

 

関連記事:【孔明涙目】パイセンの命令は絶対!『劉備軍』が想像以上に体育会系だった

関連記事:【保存版】三国志に登場する兄弟をドーンと紹介!!【三國志兄弟物語】

 

北伐軍内の組織

 

 

それぞれの軍には、軍師、監軍、護軍、典軍というポストがあり、
司令官や副司令官、監察官の役割を果たすほかに、任意で参軍が、
設置される事もありました。

参軍には、閻晏(えんあん)、爨習(さんしゅう)杜義(とぎ)、
杜祺(とき)、盛勃(せいぼつ)という名前があるのですが、
こちらは、孔明に直属しているポストで、参軍を置くときには、
より強力に孔明の指揮が部隊の動きに影響を与えたと考えられます。

 

忘れちゃいけない補給担当 丞相府の長史

 

このような北伐軍に補給を行っていたのは、孔明の丞相府スタッフでした。
文官が、緻密に計算を立てて、複雑な兵站の管理をやっていたんですね。
責任者は長史、首相補佐官であり、ここの名前には、あの楊儀が見えます。
なるほど、楊儀は生粋の文官肌なんですね。
そりゃあ、魏延が切れて刀を突きつけたら、泣いてしまうでしょう。
性格が合うわきゃありませんよ。

 

楊儀は鼻持ちならない自惚れ屋でしたが、補給という面倒な事務仕事を、
きっちりこなしたので、孔明としては、いかに魏延と揉めても、
首には出来なかったのでしょうね。

 

三国志ライターkawausoの独り言

 

以上、謎に包まれた孔明の北伐軍について、ミエル化してみました。
部隊編成をミエル化するだけでも、人間関係が見えてきたりしますから、
面白いものですね。
こちらで使用したデータは篠田耕一著、三国志軍事ガイドに、
おおむね依拠していますが、部分部分には、kawausoの解釈が、
入っていまーーす。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【kawausoミエル化計画】地味な劉表政権をミエルカしてみたよ!

関連記事:董卓軍の軍事組織はどうなっていたの?暴君の軍隊をミエルカしたよ

 




 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 【キングダム】桓騎の死に方を史実を元に3つネタバレ予想
  2. 【曹操の人心掌握術】身内よりも部下を優先せよ
  3. 秦の始皇帝はどんな顔をしていたの?政はユダヤ人だった?
  4. そうだったのか!武器の特徴を知ると三国志の時代の戦い方が分かる!…
  5. 善悪関係なし!6人の君主を渡り天寿を全うした軍師賈詡の生涯!
  6. 【袁紹と袁術の関係を正す】其の2・勢力図からの考察
  7. 【はじめての孫子】第11回:兵は多きを益ありとするに非ざるなり。…
  8. 陸遜はなんで改名をしたの?陸議と魏書では記載されているイケメン陸…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 堀田正睦vs孝明天皇、地味な老中首座の実力とは?
  2. 魏の夏侯惇・許褚・龐徳の息子達は優秀だった?気になる将軍たちの息子事情
  3. 【官渡の戦いの裏話】趙儼と李通がいなければかなりやばい状況だった
  4. 【シミルボン】おのれ曹丕!縁談をぶち壊され大騒動を起こした丁儀
  5. 江藤新平VS井上馨 汚職政治家と清廉な改革者の戦いの行方
  6. 【第5回 幻霊物語~爆裂三国バトル~】総括します!愛着の湧く三国志ゲームでした

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【お知らせ】はじめての三国志の運営スタッフの裏側 戦国時代最大のミステリー・本能寺の変の謎に迫る!! 朱霊(しゅれい)とはどんな人?曹家に仕えて30年のベテラン将軍!実は魏の隠れ五大将軍だった 徐邈(じょばく)とはどんな人?曹操の禁酒令を破ったのに逆に出世した男 楊阜(ようふ)はどんな人?馬超へ復讐することを誓った魏の報復者 【西郷どん】さらば斉彬!幻の上洛計画に迫る 郝萌(かくぼう)と曹性(そうせい)はどんな人?呂布の配下で猛威を振るった八健将 44話:複雑な官渡の戦いを時系列で紹介

おすすめ記事

  1. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース20記事【12/5〜12/11】
  2. 徳川三傑の一人・井伊直政(いいなおまさ)ってどんな人?
  3. 25話:反菫卓連合軍の崩壊・・・それは、袁紹・袁術の確執から始まった
  4. 三国志時代の字体とは?現代でも通じるの?
  5. 曹操って孫子の兵法書を編集した人だけど兵法を使って戦ったことあるの?
  6. 李孚(りふ)とはどんな人?度胸と勇気は三国志一の魏のマイナー文官
  7. 劉巴(りゅうは)とはどんな人?天下に名声を轟かせた名士であるが、性格に難あり
  8. 衛瓘(えいかん)とはどんな人?司馬昭の重臣であり、晋の建国時に大いに活躍【晋の謀臣列伝】

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“水滸伝"
PAGE TOP