魏延
姜維特集




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

知ってた?三国志由来のことばBest5





 

言葉、とはふとした瞬間に誕生するものです。

最近では毎年流行語を皆でチェックしまますね。

我々が現代で使っている言葉の中には大昔に誕生した故事成語やことわざ等の慣用句があります。

こうした慣用句は、昔の人々が彼らの経験や彼らの生きた時代の背景に従って作られました。

日本語でのこうした慣用句は、昔の日本での出来事が起源となっていると思われがちです。

しかし、中には中国の三国志から生まれた言葉も存在します。

今回は三国志から派生した日本で用いられている言葉を紹介します。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:呂布(りょふ)は色白ハンサム?日中女子で違う呂布イメージ2

関連記事:【三国志群雄列伝】3分でわかる:三国志の群雄達の名言

 




 

水を得た魚

 

この言葉は、親密で離れがたい人間関係のことを指します。水魚の交わりとも言います。

三国志に通じている人は御存じと思いますが、これは劉備(りゅうび)孔明(こうめい)との

関係を指しています。

本来は、「君臣水魚の交わり」と呼び、親密な君臣関係を表現する言葉でした。

 

劉備(りゅうび)は孔明(こうめい)を臣として迎えた後、

主君と臣下の関係ではあったものの非常に親しい間柄となりました。

その関係を義弟の関羽(かんう)張飛(ちょうひ)は喜びませんでした。

新参者がちやほやされていると古株は複雑ですね。

それを察した劉備(りゅうび)は彼らに伝えました。

「私が孔明を得たのは、水が魚を得たようなものだ。その話はもうしないでくれ。」

実際には、当時曹操(そうそう)と対立していた劉備(りゅうび)は、

蜀の建国と政権の樹立のために、実際に戦う武将のみではなく

内政や軍備を仕切る多くの名士を用いなければならないと考えていたため、

軽々しく扱えなかったのでしょう。




 

月旦評

 

月旦評(げったんひょう)とは、本来”品定め”を意味します。

この言葉は、曹操(そうそう)を評価した後漢の許劭(きょしょう)が行っていたことです。

許劭(きょしょう)は人を見る目が有り、人と話をすると、その人がどのような人物で

これからどのようなことを為していくのかが分かるという、並みはずれた慧眼の持ち主でした。

 

彼には従兄弟の許靖(きょせい)がおりました。

後年、蜀が建国されると蜀漢に仕えた許靖(きょせい)に、

許劭(きょしょう)は毎月の一日に品大を変えて人物評価を行っていました。

現代とは異なり、インターネット等は無く情報を得る手段が限られていましたので、

こうした人物評は非常に貴重だったと考えられます。

この行いから派生して、月旦評という言葉が生まれました。

 

【奇想天外な夢の共演が実現 はじめての架空戦記

 

間違って使われる苦肉の策

 

この言葉は、日本では、「やむをえず苦し紛れに生み出した手段」という意味で用いられています。

しかし、元々は三国時代の兵法三十六計の第三十四計にあたる戦術である苦肉の計から来ています。

人間が自分自身を傷つけることは無い、と思いこむ心理を利用して敵をだます計略です。

これは、かの有名な赤壁の戦いで呉の老将、黄蓋(こうがい)が用いた策です。

これによって、曹操(そうそう)の率いた大群を追い返すに至ったと言われています。

 

白い目で見る

 

この言葉は、軽蔑あるいは軽蔑のまなざし、の意味で用いられます。

この言葉は、三国時代の魏に現われた飲んだくれの賢者達、

「竹林の七賢」の一人である阮籍(げんせき)が使った言葉が元になっています。

もともとは「白眼視」という言葉です。

 

彼は元々老荘思想家であり、形式的な礼節に捉われた儒教を嫌っていました。

当時、魏の司馬懿(しばい)儒教の悪用を行い、形式的に従わせることで

政界を牛耳ろうとしていました。

阮籍(げんせき)は司馬氏に迎合する輩と会う時には、権力に従う彼らを軽蔑し、

目を会わせないため白眼で接したそうです。

逆に好意を抱く人に会う時には相手の目を直視して

黒目(青眼)で見たといわれています。

 

破竹の勢い

 

激しく制止し難い勢い、という意味の言葉です。

杜預(どよ)という将が言った言葉が期限となっています。

当時、三国志も終局に近づき、蜀が滅び魏は簒奪され、

司馬懿(しばい)の孫、司馬炎(しばえん)が建国した西晋の国に杜預(どよ)はいました。

 

彼は軍を率いて呉を攻めましたが、季節が夏に向かうため、

冬まで攻勢を待つべしとの意見が出されました。

これに対して、杜預(どよ)は

「今我が軍の威勢は奮い立っている。例えるならば竹を割るようなものだ。

最初の数節を切れば、後は刃物を歓迎するかのように

手を触れずとも割ることができるであろう。」と答えました。

その後、西晋は快進撃を続け、呉の孫皓(そんこう)は降伏し、三国時代は終焉を迎えました。

 

 

三国志ライターFMの独り言

日常的に用いている言葉でも、その起源は知らない人は多いのではないでしょうか。

破竹の勢い等の言葉は、書いて字のごとく、意味は分かりますが、

その起源に三国時代の戦乱があったとは想像もできないでしょう。

 

苦肉の策等は、間違った意味で用いられている、というのはしばしば話されます。

しかし、間違った意味で使われているということは、

実は別の起源があるのではないか、等ということも想像できて楽しいですね。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【経営者必見】三国志と戦国に学ぶ人を活かす経営術

関連記事:まるでクリントイーストウッド?三国志は西部劇だった?

 

■古代中国の暮らしぶりがよくわかる■

 




 

FM

FM

投稿者の記事一覧

三国志は、大昔の出来事ですが、物語をいろいろな視点や切り口で見ていくと、新しくて面白い発見があるのが好きです。

人物像や対人関係、出来事、時代背景、逸話等々、古い話とはいえ、学ぶべきところはたくさんあります。

埃をかぶせておくにはもったいない、賢人たちの誇りがあります。

関連記事

  1. 三国志の武器ってどういうの?三国志に登場する伝説の武器も紹介!
  2. 劉姫 三国志の時代を彩った烈女たちの生涯を紹介!
  3. 関羽千里行 ゆるキャラ 関羽千里行って有名だけど何なの?
  4. 張嶷 張嶷(ちょうぎょく)とはどんな人?異民族討伐のプロであり陳寿も認…
  5. 曹操に仕えることを検討する荀彧 荀彧だけじゃない!?王佐の才と呼ばれた漢を紹介!
  6. 呂布に暗殺される董卓 これは意外!董卓が殺されたのは并州人 vs 涼州人の対立の結果?…
  7. 司馬懿と公孫淵 【軍師連盟】司馬懿は軍師?それとも将軍?司馬懿は武将として出世し…
  8. 痛い目にあう孫権 合肥の戦いで張遼が孫権を討ち取っていたら三国志はどうなった?

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. キングダム53巻
  2. 典韋にボコボコにされる成廉
  3. 三国志 人気武将ランキング
  4. 劉禅と孔明
  5. 三国志大学で勉強する公孫サン(公孫瓚)
  6. 曹操

おすすめ記事

  1. キングダム休載スペシャルリアルな秦軍の実態を解説 キングダム52巻
  2. 戦国策【宋衛中山策】小国は色々大変なのよの巻 キングダム 戦国七雄地図
  3. 羅貫中はケアレスミスをしていた?三国志時代の紙の価値 曹操と機密保持
  4. 島津斉興「せごどん」では教えない真実
  5. 【三国志の矛盾】二帝並尊をなぜ諸葛亮孔明は認めたの?
  6. 史書から見る曹操の評価がベタ褒めすぎてやばいってホント? 陳寿(晋)

三國志雑学

  1. 合肥の戦いで痛い目にあった孫権
  2. 後宮にいる美女の階級事情
  3. 竹林の七賢
  4. 韓信vs孔明
“はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 陳羣
  2. 昭襄王
  3. はじめての三国志 画像準備中
  4. 肝っ玉の太い凌操(りょうそう)
  5. 冒頓単于と劉邦

おすすめ記事

法正に敗れる夏侯淵 【定軍山の戦い】法正たちが大活躍!夏侯淵っていつのまに死んじゃった? はじめての三国志 Webサイトリニューアルのお知らせ 曹操 【疑問】どうして徐州人は曹操の支配を受け入れたのか? 特集バナー コミュニティのお知らせ 300×250 コミュニティ機能アップデートのお知らせ(10月20日実施) 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第7部 李陵(りりょう)とはどんな人?キングダムの李信を先祖に持つ悲運の将軍【後半】 【徹底解析】天下統一するはずだったのは蜀だった? 紀霊 漢民族とはどんな人たち?そのルーツに迫る!

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム
“水滸伝"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志PR募集郭嘉"
PAGE TOP