関羽も食べた巨大ビスケット「博望鍋盔」の由来とお家で作れる豚まんレシピ


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よかミカン

 

汗ばむような日が増えてきました。夏はパンや肉まんを作るのによい季節です。

小麦の生地をふっくらさせる酵母(こうぼ)が常温でも元気に働いてくれるからです。

ということで本日はお家で作れるゴロゴロ具材のジューシー豚まんの作り方を

ご紹介したいのですが、それだけだと「はじめての三国志」らしくないので、

後半では小麦粉つながりで関羽ゆかりのめっちゃ固い小麦粉料理

「博望鍋盔(ポーワングオクイ)」のお話をさせて頂きます。

 

※本稿では「ビスケット」という言葉を「堅パン」という程度の意味で使っています

 

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まるで中華街!お家で作れるゴロゴロ具材のジューシー豚まん

中華の料理人

 

お家でも意外なほど簡単に作れちゃいます!

 

材料(六個分)

【生地】

薄力粉100g   強力粉100g   砂糖15g   塩3g

ドライイースト3g   ぬるま湯(熱めのお風呂くらい)120g   サラダ油10g

【具材】

豚バラブロック肉100g   タケノコ100g   タマネギ100g

干し椎茸(水に浸して柔らかくしておく)3枚

酒・醤油・みりん・オイスターソース・片栗粉 各大さじ(30cc)1

中華スープの素小さじ(5cc)1   ゴマ油小さじ2

※具材や調味料の配合はお好みで加減して下さい。

 

【生地づくり】

1.油以外の生地の材料をボウルに入れてこね、パサパサ感がなくなってきたら

油を加えて5分ほどこねる。

 

2.生地をひとかたまりに丸め、ふわりとラップをかけて1時間ほど放置。

※人間がじっとしてても汗ばむくらいの室温ならそのままでいいですが、涼しい時は

温めてあげます。私はぬるま湯をはったカレー皿に生地の入った金属製のボウルを

ひたしておいて、時々カレー皿に差し湯しています。

 

3.生地が2倍くらいに膨らんでいて、指で軽くおしたあとがそのまま残るくらいに

なっていたら、生地を6等分にして丸め(球を6個つくる)、

ラップをふんわりとかけて40分ほど放置。この時間に具材づくりを始めます。

 

【具材づくり】

材料のうちの固形物をみじん切りにして、液体と粉を加えて混ぜるだけ。

豚肉はあまり細かく刻まないほうがゴロゴロ食感が味わえて中華街の豚まんっぽくなります。

面倒だったら挽肉でも大丈夫ですが、食感はコンビニの非プレミアム肉まんっぽくなります。

 

【生地に具材を包んで蒸す】

先ほど作った生地の球を平べっちゃく押しつぶして真ん中に具材をのせ、

生地に具材を包みます。具材を6等分してから作業を始めるとやりやすいです。

包み終わったら蒸し器で蒸します。

蒸し器に蒸気が上がってから入れて、強火で10分くらい蒸せば完成です。


不器用な私にも作れました

 

上の写真にうつっているのは私が作ったものですが、包み方も写真の撮り方も

不器用すぎますね(何をやってもほとんど人並みにできることがない)。

きれいに包むやり方があるようなのですが、とにかく開かなければいいやと思って

テキトーにやっております。包んだ時には閉まっているようでも蒸している最中に

開くことがあるので、ムギュッと念入りに閉めます。

 

 

上の写真にうつっているのは私が作ったヘタクソ饅頭(まんとう)とヘタクソ花巻です。

中華バイキングで、どんな具が入っているのかなと思って取ってくるとなんにも入ってなくて

がっかりするあれです。可愛いからつい取ってきちゃう桃まんも要注意ですね。

桃まんは甘いあんこやカスタードが入っていて、血糖値が上がって満腹になってしまい、

エビ蒸し餃子とか蟹みそシュウマイとか食べれなくなります。

 

転職活動に役立つ特集記事 三国志と転職

 

お待ちかね「博望鍋盔」

※※よかミカン手作り「なんちゃって博望鍋盔」

 

さて、博望鍋盔(ポーワングオクイ)のお話です。

(読み方は「ハクボウカカイ」でも「はくぼうなべかぶと」でもよろしいかと)

博望鍋盔は、三国志のゲームなどでおなじみの「博望坡(はくぼうは)の戦い」の舞台となった

河南省の名物料理です。小麦粉、重曹、酵母、水を混ぜてこね、鍋で表面を焼いた後、

ふたをして水を加えずに蒸して作るそうです(蒸すと言うよりは、オーブンで焼くような状態)。

見た目は中華鍋のような形と大きさで、分厚さは3cm以上もあります。

 

めっちゃ固くて、鈍い刃物では切れないほど。

(ひょう)が降ってきた時にこれを頭にかぶって助かった人がいるという笑い話があります。

サクサク食感でおいしく、腹持ちもよく、長期保存が可能だそうです。

軍用食にぴったりですね。


諸葛亮のレシピでできた巨大ビスケット

孔明

 

博望鍋盔は、三国志の「博望坡の戦い」の直後に生まれたと言われています。

当時、河南省に駐屯していた劉備(りゅうび)は、北方にいる曹操(そうそう)軍と小競り合いをしていました。

そんな中でおこったのが「博望坡の戦い」です。三国志演義の中では、

劉備に仕え始めたばかりの軍師・諸葛亮(しょかつりょう)が初めて軍略をふるい、

曹操軍を火計におとしいれて破った見せ場として描かれています。

 

「博望鍋盔」の言い伝えよれば、この戦いに勝利した後、劉備は弟分の関羽を博望に

駐留させ、曹操軍の侵攻に備えさせたそうです。その年は干ばつで、兵士たちは

飲み水に事欠き料理もままならず、関羽の軍中には動揺(どうよう)が広がりました。

腹が減った兵士

 

困った関羽が諸葛亮に相談すると、諸葛亮はアドバイスを書いた手紙を錦の袋に入れて

関羽に送りました(錦嚢(きんのう)の計を授けるって諸葛亮の鉄板パターンですね)。

それを読んだ関羽は、部下に手紙を示しながら「このレシピ通りに作るのじゃ」と命令。

できあがったのは大きな鍋のような形のビスケット。

 

わずかな水で作ることができ、サクサク食感でおいしく腹持ちもよいこの食べ物のおかげで、

兵士たちの動揺はおさまり、関羽は博望を守ることができましたとさ。めでたしめでたし。


  

 

三国志ライター よかミカンの独り言

よかミカンの独り言

 

「鍋盔(グオクイ)」という食べ物はよその土地にもあるのですが、「博望鍋盔」は小麦粉をこねる時に

使う水の量が少ないこと、中までしっかり焼くこと、めっちゃ固いことが特徴です。

博望の屋台ではこれを三国志っぽく圓月弯刀(えんげつわんとう)で切って売ってくれるそうです。

三国志の時代の軍用食に思いをはせながら食べてみたいですね。

以上、豚まんの作り方と「博望鍋盔」のご紹介でした!

 

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