孫権の時代に曹操軍の大軍を知力を振り絞って赤壁で打ち破った周瑜。周瑜は知勇兼備の将でありながら周郎と言われイケメンとしても知られています。そして今日はイケメン周瑜だけでなく音楽家・周瑜の部分を紹介したいと思います。
周瑜は音楽家としても凄かった!?
周瑜は史実や三國無双では知略に溢れ、軍指揮にも優れた能力を持った武将として記されています。しかし周瑜は軍事だけにすごいのではなく音楽にも造詣が深い人だったって知っていましたか。周瑜は若い頃から音楽に精通していたそうです。そのため彼は音楽を聞きながらどこが間違っているのかを瞬時に判断することができたそうです。
周瑜は平常時でも音楽の間違えに気づいていたそうですが、宴会の席などでお酒が入っていても瞬時に音の間違えに気づいて注意をしていたそうです。そのため「曲に誤りあれば周郎が振り向く」ともてはやされていたそうです。そして瞬時に音の間違えに気づくことができるのは周瑜が絶対音感を持った人だったからではないでしょうか。
絶対音感とはなんぞ
みんなが頼りにしているウィキペディアで絶対音感を調べてみました。ウィキペディアには絶対音感とはある音(純音or楽音)を単独に聴いた時、その音の高さ(音高)を記憶に基づいて絶対的に認識する能力の事を指すそうです。
狭義には音高感と音名との対応付けが強く、ある楽音を聞いたときに即座に音名・階名表記を使用して表現できる能力である。このように記されており、周瑜が特別な能力を持っていた事がわかります。また絶対音感を持っている人はある楽器をやっていた人が持っている事が多いそうです。周瑜の家は後漢王朝の名家でしたから、教養を学ぶためにも幼い頃から楽器を習わされていた可能性が有り、その結果、絶対音感をゲットしたのではと考えることができます。
歴史上の絶対音感保有者
周瑜のように絶対音感を持った音楽は歴史上でも多く存在します。例えば音楽の教科書にも必ず乗っているモーツァルトやベートーヴェンは絶対音感を持った作曲家です。またショパンやリストなども絶対音感を持っていたそうです。このように歴史上にも多く絶対音感を持った人が多く、周瑜も作曲家を目指していれば歴史上に名前を残していたかもしれませんね。
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孫策に出会わなければ音楽家・周瑜が生まれていたかも
もし後漢王朝が平和で周瑜が孫策と出会うことがなければ、周瑜は中華全土を旅しながら各地で音楽を奏でる音楽家になっていたかもしれません。蒼天航路でも周瑜は楽器を売る商売人として許へ潜入しているシーンがあります。この時周瑜は荀彧に楽器を売りつける代わりに情報を教えてくれとねだります。荀彧は周瑜へ音楽を聴かせるように注文をつけます。すると周瑜は荀彧の前で緊張しながらも見事に音楽を奏でるのでした。もしかしたら蒼天航路に登場する周瑜のように、中華が平和であれば、史実の周瑜も音楽で歴史に名前を刻んだかもしれません。
三国志ライター黒田レンの独り言
今回はいつものレンのように戦いや知略、政治に関わる三国志のお話ではなく音楽と三国志の有名人周瑜の題材にしてお話してみました。あまりこのような題材は得意ではないですが、三国志と音楽を組み合わせると面白いんじゃないかと言うことで今回はやってみました。全然なれないので見にくいし読みにくいとは思いますがお付き合いしていただければ幸いです。
また今回のように戦や知略、政治以外の三国志のお話も今後は描ければより三国志を好きになってくれる人が増えると思うので、今後は違う角度からも三国志を紹介していきたいと思います。
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