祝融と孟獲三国志最強仲良し夫婦の面白エピソードとは

2018年7月2日


 

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冒険する諸葛亮

 

(しょく)諸葛孔明(しょかつこうめい)は蜀の国力の増加させるため、反乱を起こした南蛮(なんばん)を制圧するため出陣します。

孔明が南蛮へ向かってくることを知ったある人が蜀の軍勢と戦うために立ち上がります。

その南蛮のある人こそ今回紹介する祝融(しゅくゆう)孟獲(もうかく)です。

 

孟獲は当初蜀に反乱を起こした首謀者が殺されたため、

仕方なく南蛮の反乱軍をまとめるリーダーに就任。

そして祝融は孟獲の奥さんとして慎ましく旦那を支えるのではなく、

自ら馬に乗って戦場を駆け回る戦乙女(いくさおとめ)と言える人です。

 

祝融と孟獲は三國無双にも登場しますが、

二人には面白いエピソードがいっぱいあったのをご存知ですか。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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炎帝の子孫と南蛮のリーダーの三国志最強の夫婦だった!!

祝融

 

祝融は三国志演義(さんごくしえんぎ)にしか登場しません。

この三国志演義しか登場しない祝融ですが、なんと中国の神様の子孫だったのです。

祝融は中国の火の神様の子孫だったのです。

祝融は火の神の血筋を受け継いでいるのか、とても武勇に優れていた人でした。

この火の神様の子孫・祝融は孟獲と結婚することになります。

孟獲

 

三国志の世界(演義・正史問わず)で神様の子孫と結婚した人物は

孟獲ただ一人と言っても過言ではないでしょう。

三国志最強の夫婦・祝融と孟獲ですが、

二人には面白いエピソードがいっぱいありますので紹介していきましょう。

 

 

蜀の将軍を一騎打ちで捕虜にしてしまう祝融

蜀軍をボコボコにする祝融

 

祝融は火の神様の血筋を引いているからか武勇に優れた人物だと上記で紹介しましたが、

どれほど武勇に優れていたのかここで紹介しましょう。

諸葛孔明は蜀軍を率いて南蛮各地を攻め取っていきます。

 

張嶷

 

孟獲は南蛮の諸民族をまとめて蜀軍に対抗しますが、

蜀軍に何度も打ち破られて捕虜になってしまいます。

祝融は孟獲が何度も捕まった姿を見て怒り、自ら軍勢を率いて蜀軍に戦いを挑みます。

祝融は蜀に忠義を尽くした事で知られる張嶷(ちょうぎょく)や異民族統治のプロ馬忠(ばちゅう)

一騎打ちを行い彼らを捕えてしまいます。

魏延

 

諸葛孔明は祝融を捕らえるため、劉備に認められ当時人材が払拭していた蜀の中でも

最強の将軍として知られている魏延(ぎえん)馬超(ばちょう)の従兄弟・馬岱(ばたい)の二人がかりで

祝融と戦い、捕らえたそうです。

 

三国志で活躍した女性は多くいますが、手練(てだれ)の将軍を

二人も捕虜にしたのは祝融が初めてではないでしょうか。

祝融と戦うためには蜀の名将魏延と馬岱を投入しないといけないくらい

祝融は手がつけられない強さだったと言えるのではないかと

思われます。

 

よかミカンのブラック三国志入門

 

現代人にも馴染みが深い最強夫婦

 

 

祝融と孟獲は三国無双に登場したことで三国志を知らない人でも

馴染み深い人物だと言えますが、彼女達は他にも現代人に影響を与えていたのを知っていますか。

祝融は東北の伝統の一つねぷた祭りの山車の題材として登場しているそうです。

ねぷたでは関羽(かんう)などは有名ですが、祝融も題材なんですねこれもビックリな事だと思います。

 

そして孟獲は三国志の逸話の一つ「七縱七禽(しちじゅうしちきん)」のエピソードを残しています。

二人はこのように現代人である私達にも印象深いエピソードを残しているのです。

 

 

三国志ライター黒田レンの独り言

三国志ライター黒田レンの独り言

 

祝融と孟獲の逸話を最後に紹介しましょう。

彼ら二人には娘がいました。

この娘を花鬘(かまん)と呼び可愛がっていたそうです。

そして祝融と孟獲の娘はある人物に嫁ぐことになります。

花鬘が嫁いだ先は関羽の息子・関索(かんさく)です。

 

 

そして花鬘は京劇のヒロインとして登場。

祝融や孟獲だけではなく娘まで現代に影響を与えています。

さて祝融と孟獲の逸話を最後に紹介しましたが、二人は諸葛孔明の蜀軍に抵抗し続けますが、

七度目に孟獲が孔明に敗北して許された時に蜀へ忠誠を誓います。

その後祝融と孟獲は蜀に逆らうことなく、コツコツと勲功を上げ、

孟獲は蜀の高官にまで進むことになるのです。

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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