アンゴルモア元寇合戦記一巻ネタバレレビュー


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アンゴルモア元寇合戦記一巻

 

日本史上最大の危機、元寇(げんこう)、世界の4分の1を制覇したモンゴル帝国が、

日本征服の足掛かりに選んだのは朝鮮半島と北九州の中間にある対馬(つしま)でした。

数万の蒙古(もうこ)高麗(こうらい)女真(じょしん)の連合軍を迎え撃つのは、対馬地頭代宗助国(そうすけくに)の軍勢80人

絶望的な戦況の中、鎌倉の政変で敗れ九州へ流刑になった一人の御家人が

戦の神に魅入られたように対馬にたどりつきます。

そして、生き残る為の、日本の運命を賭けた最初の戦いが始まるのです。

それでは、アンゴルモア元寇合戦記、第一巻のネタバレをご紹介

 

※この記事はアンゴルモア元寇合戦記1巻のネタバレが含まれますのでご注意下さい。

ネタバレの核心部分については伏せて文章を構成し完全ネタバレではありません。

アンゴルモア元寇合戦記一巻のおおよそのあらすじを知りたい方は御覧下さい。

 

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アンゴルモア元寇合戦記一巻ネタバレ 率土の果て

鎌倉時代の侍

 

大荒れする海の上を二隻の小舟が進んでいます。

乗っているのは罪人とそれを護送する小役人、流刑地は対馬でした。

余りの海の大荒れに罪人たちは、転覆(てんぷく)を恐れ手を縛っている(かせ)を外してくれと懇願(こんがん)します。

役人たちは、もうすぐ流刑地だと気が緩み、手枷を外してしまいました。

その瞬間、罪人のリーダー格の蠅次郎(はえじろう)が役人を海に突き落とし、さらに邪魔になると思った他の流人まで海に投げ込もうとします。

 

この時、立ち上がったのが鎌倉で二月騒動に加担し流刑にされた主人公朽井迅三郎(くちいじんざぶろう)でした。

義経流(ぎけいりゅう)と呼ばれる実践的な剣術の達人である迅三郎は蠅次郎を斬殺します。

舟にはかつて海賊として迅三郎に捕らわれた鬼剛丸(おにたけまる)も乗り合わせ、嵐で折れた帆を剛力で持ち上げ、何とか対馬にたどり着きました。

 

そこでは大きな白い鮫と共に輝日姫(てるひひめ)という謎の美女が一行を出迎え、心尽くしの歓待で流人一行をもてなします。

すっかり良い気分になる流人達ですが、迅三郎だけは話が美味すぎる事に不信感を感じていました。

 

やがて輝日姫が侍を率いて流人達の小屋にやってきます。

ここで、流人達には過酷な運命が告げられるのですが、詳しくはアンゴルモア元寇合戦記一巻で確認して下さい。

 


 

アンゴルモア元寇合戦記一巻ネタバレ 恐怖の大王

蒙古兵

 

1241年の4月、ポーランド領レグニツァで、ドイツポーランド連合軍を率いるポーランド王、ヘンリク2世は、

モンゴルの将軍、バイダルと戦って敗れ戦死、その死体は首と胴を()じ切られ胴体は全裸に剥かれて徹底的に(はずかし)められました。

ヘンリクだけではなく、殺害された騎士は、全て裸に剥かれ、山のようにうず高く積まれています。

無残にして残忍無比、そして涙も怒りも枯れそうな圧倒的なモンゴルの武力が描かれました。

 

バイダル「全知のキリストも全能のテングリ(天)も、ブッダもアラーも皆すべて、モンゴル帝国(ウルス)と共にあり、

さぁ、西方の蛮族共よ、(うぬ)らに世界を教えてやる」

 

かくしてモンゴルは東ヨーロッパを徹底的に破壊しました。

恐怖の大王は、こうして世界を飲み込むべく飽くなき征服を開始したのです。

それから33年、世界を亡ぼす恐怖の大王の魔手は遂に日本に届きました。

 

蒙古が攻めてくる時まで、牢獄に押し込められた迅三郎と鬼剛丸、それに守銭奴の中国人、張明福(ちょうみんぷく)ですが、

途中に輝日姫が、異形の集団にさらわれ警護の兵まで出て行った為に簡単に脱獄に成功します。

 

このまま、漁師の船を盗んで逃げようと流人の一人は言いますが、迅三郎は

「大船でも3隻から1隻は沈む難しい海路を小舟で渡るのは蒙古と戦うのと変わらない、もっと慎重に準備をしてからだ」と断ります。

 

そして、なんだかんだで、鬼剛丸と手分けして輝日姫をさらった賊に追いつきます。

この二人、他の流人とは違い戦の匂いに敏感のようです、根っから戦うのが好きなのでしょう。

賊はただの賊ではなく、蒙古が偵察の為に派遣したスパイでした。

ここで、迅三郎は自分と同じ義経流を使う異形の敵と遭遇しますが決着がつかず賊は逃げ出します。

 

かくして、輝日姫を救出した迅三郎ですが、ここで初めて蒙古兵による犠牲が出ます。

この直後、斥候(せっこう)より蒙古の軍船九百隻が一斉に合甫の港から碇を揚げた事が告げられました。

 

【蒙古が海からやってきた】
アンゴルモア合戦記の特集

 

アンゴルモア元寇合戦記一巻ネタバレ 一週間

月照

 

朽井迅三郎は、対馬の地頭代、宗助国の屋敷に招かれ助国の大昔の武勇伝を絵巻物を片手に聞かされています。

本来ならば、柿色の囚人服を着ている流人が参加する事は許されない特例ですが迅三郎の武勇を見込んだ輝日姫が特別に呼んできたのです。

 

しかし、鎌倉で毎日生き死にの戦いを繰り広げていた迅三郎には、助国の昔の武勇伝など退屈な事でした。

それもその筈、宗助国は蒙古は対馬を素通りして博多に上陸するという高麗人、真継男(まつぎのおのこ)の話を信じていたのです。

 

高麗と対馬は昔から親交がある国で、きっと手加減してくれると勝手に楽観しているのでした。

これに迅三郎はブチ切れます。

 

「海賊の類ならいざ知らず、一国の軍隊が途中の拠点を置き去りにして進軍などあり得ない

軍とは蛇の頭のようなもので、頭から尾まで骨が通っていないなら決して使い物にはならず

対馬は蒙古の背骨であり決して見逃す事などない!」

 

そして、宗助国に

「屋根に火がついているのに、いつまで寝こけているおつもりか」と挑発するような言葉を投げます。

 

気分を害した宗助国は、迅三郎を屋敷から叩き出しました。

 

放り出された迅三郎ですが、すでに蒙古が攻めてくる事を想定し、国府の往来を歩く、対馬人をつかまえては質問攻めにして、

対馬の地形と大きさを路上の泥を積み上げて確認していくのでした。

そして、その中で呑気に過ごしているように見える対馬の人々が、内心では蒙古が攻めてくる事に不安を感じている事を知ります。

庶民は庶民なりに、目に見えない蒙古の脅威に不安を覚えているのでした。

 

そんな迅三郎の下に、若い僧侶が声を掛けてきます。

実は、この若い僧、身分を偽っており正体は鎮西奉行(ちんぜいぶぎょう)で九州一帯の防衛を任される少弐景資(しょうにかげすけ)でした。

一年前には、二月騒動で敵味方に別れた景資と迅三郎ですが、景資は実体を知らない蒙古を見極める為に対馬にやってきて再会したのです。

 

ここで景資は迅三郎に先祖が源義経から下賜された脇差を与え、きっかり一週間後、博多より3000人の援軍を派遣するから、

それまで対馬で持ちこたえてくれと無茶な要求をしました。

 

決してアテには出来ない約束、一週間持たなければただの犬死、しかし、そんな(わら)にすがらなくては、数万の蒙古を撃退する勝算がない事に

迅三郎は苦笑します。

 

そして、いよいよ、対馬の佐須浦(さすうら)に蒙古軍が襲来した一報が入ります。

対馬地頭代、宗助国は一族郎党、80名を率いて佐須浦へ急行しました。

その途中、輝日姫も武装して一団に加えて欲しいと父である助国に頼みますが「身分をわきまえなされ」と一蹴されます。

身分、あれ?という話ですが、実は輝日姫は壇ノ浦の戦いで亡くなったとされているある人物の曾孫(ひまご)なのです。

さて、輝日姫は誰の曾孫なのか、それはアンゴルモア元寇合戦記一巻を読んで確認して下さい。

 

迅三郎も、戦の匂いに導かれるように佐須に向かいます。

海岸を埋め尽くす蒙古の船団を見て、迅三郎は久しぶりの、それも恐ろしく重い戦の匂いを感じ取りました。

 

音も聞こえる、耳慣れない様々な音のうねり、珍奇な色彩がまじりあう

異質な軍隊の色、そして立ち昇る気、それら全てが一つの波紋になって

軍陣の個をつくる、周囲を恐れおののかせる静かで暗く深い波紋だな、

まるでこの対馬を無に帰さんとするごとく」


 

アンゴルモア元寇合戦記一巻ネタバレ 宗助国の最期

 

佐須の浦に、宗助国の軍勢80騎が到着します。

しかし、最初に攻め寄せたのが高麗の軍勢であると知った助国は、通訳の真継男を派遣して戦を回避できないか探ってみます。

ですが、高麗は佐須の村長の首を槍先に掲げて交渉を拒否しました。

真継男の楽観は、脆くも崩れ去るのですが、ここで、真継男は意外な行動に出ます。

チョイ役ながら真継男は印象に残る行動をするのですが、それはアンゴルモア元寇合戦記一巻でご確認下さい。

 

ともあれ、これで戦闘は回避できなくなりました。

迅三郎は、ここで助国に助太刀を申し出ます。

しかし、助国は「よそ者の助太刀などいらぬ、貴様は輝日姫を守っておれ」と先祖伝来の鎧である平知盛(たいらのとももり)の鎧を与えました。

 

「わしは、軍議の席でそなたに体面を傷つけられ

はらわたが煮えくり返っていた、殺すべきであったと後悔した

あまりのくやしさで夜通しの山越えも苦にならなんだわ

だがな、お陰でわしは気づかされたのだ

わしは戦った事に満足し、戦う事を忘れておった」

 

宗助国は、それまでお守りのように持っていた豪華な絵巻物を引きちぎります。

過去の栄光に生きていた老人は、今、この時を戦う武士へと立ち返ったのです。

 

「者ども、いざ参らん!」

 

宗助国の軍勢は、蒙古の先遣隊と激突します。

武士それぞれが、個々で判断する日本武士の先鋒と、集団になり密集陣形から

滅茶苦茶に矢を放ってくる蒙古軍、まったく違う戦法ですが、

助国は、子の宗右馬次郎(そううまじろう)と共に、蒙古の兵を数十射殺しおびただしい

蒙古兵を切り倒し、将軍の一人を射殺すなど佐須の戦神(いくさがみ)として伝承される戦ぶりを見せます。

 

ここは、八幡愚童記(はちまんぐどうき)にも記録が残るジジイ、宗助国の奮戦ぶりが見れるシーンですが、

詳細については、是非、アンゴルモア元寇合戦記一巻で確認して下さい。

生き残った助国の養子、阿比留弥次郎(あびるやじろう)は、何とか一族をまとめて退却しようとしますが恐慌状態(きょうこうじょうたい)に陥った馬と混乱した一族をまとめられません。

しかし、ここで、暴れ馬をなだめた朽井迅三郎が登場、矢をつがえると深追いしてきた蒙古の将軍の眉間(みけん)を正確に射抜きます。

 

「さて、各々方、敵は追撃を焦り線が伸び切っている、攻め時でござろう?」

 

宗助国の死後、朽井迅三郎の戦いがいよいよ始まります。

 

※以後、2巻ネタバレレビューに続きます。


  

 

 

kawauso編集長のアンゴルモア元寇合戦記一巻のおススメ

kawauso編集長のアンゴルモア元寇合戦記一巻のおススメ

 

以上、アンゴルモア元寇合戦記一巻の内容を重要ポイントをぼかしながら解説しました。

こちらの漫画、キングダムとは違いファンタジー路線ではなく、ほぼ奇跡ゼロでシビアな戦闘が度々起こります。

それも、当時の鎌倉武士の戦法や蒙古の戦法を研究して取り込んでいて、当時の戦争の勉強にもなります。

しかも、蒙古は900隻の船団と数万の大軍、それも残忍無比な戦いぶりです。

簡単に言うと、主要キャラが主人公の迅三郎を除いて、バンバン死んでひたすら消耗戦を強いられるマゾな展開が繰り返されるわけです。

kawausoはハッキリ言いまして、キングダムより、アンゴルモア元寇合戦記のリアルさが好みです。

ご都合主義なぬるい展開の漫画に飽きた、そこのアナタ!奇跡など起きない絶望の戦場を戦う朽井迅三郎と共に

ザワザワ体験をしてみませんか?

 

次回記事:アンゴルモア元寇合戦記二巻ネタバレレビュー

 

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