華雄は孫堅の引き立て役に過ぎない、三国志演義と正史三国志を比較


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李靖(りせい)曹操と孔明に憧れる

 

歴史書というものは読めば読むほど面白いものです。『三国志(さんごくし)』ファンの皆さんの中にも『三国志演技(さんごくしえんぎ)』に基づいて作られた漫画やゲームから『三国志演技』に興味を持ち、更に正史『三国志』に興味を持ち・・・と興味の裾野を広げていった人は少なくないのではないでしょうか。

正史三国志_書類

 

そうすると、正史『三国志』と『三国志演技』とで随分と印象が違う武将がいることにお気づきになるでしょう。その中でも「扱いが全然違うじゃん!」と突っ込みを入れたくなる武将こそが華雄です。『三国志演技』ではなかなかの活躍を見せる華雄ですが、正史『三国志』では完全に孫堅の引き立て役です。

 

どうもありがと…ゲフンゲフン。今回はそんな華雄(かゆう)の引き立て役ぶりについて『三国志演技』と比較しながらご紹介していきたいと思います。

 

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董卓の配下・華雄

華雄(かゆう)

 

『三国志』といえば劉備(りゅうび)(しょく)曹操(そうそう)の・()孫権(そんけん)()の三国が中心となって描かれる物語というイメージが強いですよね。しかし、その三国に絞られる前には多くの群雄が割拠していました。

 

董卓

 

その中でも初期の頃にふんぞり返っていたのが言わずと知れた董卓です。華雄はそんな董卓の配下に仕えていた武将でした。

 


 

『三国志演技』ではそこそこの活躍を見せる華雄

関羽VS華雄

 

『三国志演技』に描かれている華雄は身長210cmの豪傑です。今よりずっと平均身長が低いであろう時代に210cmとは驚きですよね。少し身長を分けてほしいくらいです。そんな巨体を誇る華雄は孫堅を含む董卓討伐軍を迎え撃ち、数多くの武将を打ち取って見せます。

 

顔良と文醜

 

そして、董卓討伐軍の指揮者とも言える袁紹(えんしょう)に「顔良(がんりょう)文醜(ぶんしゅう)を送り込めばよかった…」と後悔させています。顔良・文醜といえば袁紹軍の二枚看板ですから、華雄はその2人を送るにふさわしい強さを誇っていたということが窺えますね。

 

文醜と顔良

 

このように袁紹を完全にビビらせていた華雄。しかし、驚くべきことに続いて攻め入ってきた関羽(かんう)によって華雄はたったの一撃で討ち取られてしまいます。

 

もう「えぇーっ!?」って感じです。

 

顔良と関羽

 

これはおそらく関羽の武神ぶりを引き立たせるための演出だと思いますが、それまで無双状態だった華雄があまりにもあっけなく倒される様は流石に哀れでなりません。

 

悪役の曹操、正義の味方の劉備

 

まぁ『三国志演技』は正義の漢・劉備の物語ですからね。正義の漢・劉備の義兄弟にして中心の関羽は並々ならぬ強さであることを序盤で見せつけておかなければなりませんからね。

 

リアリズムと悪の教科書
君主論


 

正史『三国志』では完全に孫堅の引き立て役

呉の孫堅

 

さて、『三国志演技』ではそこそこの活躍を見せたものの武神・関羽によってあっけなく散った華雄でしたが、正史『三国志』ではどのように描かれているのでしょうか。まず、はじめに皆さんにお知らせしたいのは、華雄が孫堅伝(そんけんでん)にしか登場していないということです。

 

君主論 董卓

 

もうこの時点で嫌な予感がしますよね。董卓にとって重要な配下であれば董卓伝に載っているはずですし、関羽と打ち合ったのであれば関羽伝に載っていそうですし…。

 

華雄と呂布

 

実は、正史『三国志』においては華雄は完全にモブキャラ的な扱いをされています。華雄は呂布(りょふ)と共に孫堅討伐に向かうのですが、内輪揉めが発生したことによってグダグダになって終了。最期は陽人の戦いで破られ孫堅によってさらし首にされてしまいます。

 

三国志演義_書類

 

完全に孫堅の戦利品になるために登場しただけの存在ですね。そんな彼ですが『三国志演技』において一瞬ではあるものの猛将として煌めくことができたので結果オーライということで良いのではないでしょうか。

 

そこ!

『三国志演技』では関羽の引き立て役だったとかそういうことを言ってはいけませんよ!


  

 

三国志ライターchopsticksの独り言

三国志ライター chopsticks

 

華雄は孫堅にさらし首にされたことによって辛うじて歴史に名前を刻むことができた武将です。しかし、当時の人々にとって歴史に名をのこすということはとても光栄なことだったと思うので、きっと華雄も複雑ながらもあの世で喜んでいることでしょう。

 

そう思わないとちょっと憐れすぎる華雄でした。

 

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