大人気春秋戦国時代漫画キングダム。王翦は激闘の末に鄴を陥落させましたが、この後、鄴はどうなるのでしょうか?
kawausoの予想では、鄴には王翦が居座り、徐々に独立志向を強めて王国化していくのではないかと予想します。
この記事の目次
キングダム636話ネタバレ予想vol3昌平君への頼み1:鄴をくれ
鄴は、非常に防衛力が高い城である上に洛陽から燕を結ぶ経済の大動脈です。秦は紀元前236年に鄴を攻め落としてから、一度も鄴を奪い返されていませんので、それだけ需要なポイントで大軍で守っていたのでしょう。
それだけのポイントなら秦も死守したいでしょうが、そんな重要拠点なら王になる野心を持っている王翦だって欲しいと思うでしょう。翻って考えてみると、鄴攻めの前に王翦が昌平君に頼んだ頼みとは、「別に大将軍にしなくていいから鄴を俺に守らせてくんない?」ではないでしょうか。
全くのこじつけですが、田里弥も、「安心しろ、いずれ秦の領土となる地だ。考え無しの愚行はおかさぬ」と言いましたがそれも、鄴は秦の領地になり王翦様が城主として統治する、そして、ゆくゆくは鄴を拠点に独立し天下を窺う勢力になるという伏線というわけです。
鄴は太行山脈を背に多くの馬を得られ、全面は大河が天然の濠となり、北は湿地で砦を築きにくいという守るのに有利な土地でした。
キングダムの400年後に魏の曹操がライバルの袁紹から奪い、死ぬまで本拠地とした土地でもあります。王翦がここを拠点にする事を目論むのもあり得なくもないでしょう。
キングダム636話ネタバレ予想vol3昌平君への頼み2:桓騎をくれ
ただ、鄴を得ても、王翦自ら趙を切り取るわけにもいきません。もちろん、倉央や田里弥のような部下を動かす方法もありますが、実力抜群で野心も高い桓騎を部下にして、切り取り次第、趙の領地は全て与えると言った方が加速度的に趙を追い詰める事が出来るのでしょう。
そこで、王翦の昌平君への頼みとしては、「桓騎を大将軍にして、そのまま俺の配下に入れてくんない?」だと思います。昌平君としては、少なくとも趙を倒すまでは、王翦の力は必要ですし、王翦以外に李牧と渡り合える人材はいないので渋々、秦王政もOKを出したのです。
キングダム636話ネタバレ予想vol3王翦の配下として暴れ回る桓騎
桓騎を王翦の配下にして、縦横無尽に活躍させたとすると、史実の部分で以下の部分を担う事になります。
紀元前234年、趙の平陽を攻めて、敵将扈輒を殺し首を斬ること10万であった。
紀元前233年、再び趙を攻めて、平陽と武城を平定した。
王翦は、どのようにして桓騎のモチベーションを高めるのでしょうか?
財宝も女もあるでしょうが、王翦が独立を果たした暁には副王にするとでも約束するのかも知れません。
確か、桓騎軍の最古参の砂鬼一家の一人が、桓騎の心の中にあるのは、あらゆるものに対する怒りとか何とか言っていました。桓騎の怒りは理不尽な世の中に向けられたものであるのなら、全ての人間の上に立ち、それを見返すのも復讐の仕方でしょう。
王翦は桓騎の腹の中の憎悪を逆手に取り、王になりたいという己の野望を叶える道具として使うという事です。
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