大人気春秋戦国時代漫画キングダム、641話では、3年に及んだ鄴攻めが終結。信は李信となり、そして将軍へと昇進する事が決定しました。おそらく六大将軍になるのでしょう、それはさておき趙の南半分までが奪われた趙ですが、これを残りの五カ国が対岸の火事として見逃すとは思えません。
では、六国の対応はどうなるのか?今回はその辺を考えてみましょう。
この記事の目次
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- キングダム642話ネタバレ予想vol2「鄴攻略の意味とは?」
- キングダム642話ネタバレ予想vol2「五カ国は秦軍が倍化した衝撃を受ける」
- キングダム642話ネタバレ予想vol2「楚は媧燐が趙との合従を模索」
- キングダム642話ネタバレ予想vol2「韓の命脈は風前の灯」
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- キングダム642話ネタバレ予想vol2「魏は呉鳳明の見せ場」
- キングダム642話ネタバレ予想vol2「趙は李牧の復讐戦」
- キングダム642話ネタバレ予想vol2「秦は桓騎に頼り切りが仇に」
- キングダム642話ネタバレ予想vol2「燕は秦と組んで趙を攻めるか?」
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- キングダム642話ネタバレ予想vol2「斉王建、一度ある事は二度ある」
- キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
キングダム642話ネタバレ予想vol2「鄴攻略の意味とは?」
では、王翦による鄴の攻略と趙の南半分を領有された事は六国に関してどんな意味を持つのでしょうか?実際の秦の勢力図とキングダムの勢力図はかなり違うのですが、おそらく共通している事は、趙の南半分を得た事で燕以外の五カ国に秦の国境が接した事でしょうね。
すでに、蒙驁の時代に魏の領地をメチャンコ削っていたので、その頃にはすでに五カ国に通じていたのですが、今回は鄴という難攻不落の城と兵站のベースが確立した事で咸陽から遥々大兵力を送るのではなく鄴からでも送れる事になりました。
キングダム642話ネタバレ予想vol2「五カ国は秦軍が倍化した衝撃を受ける」
秦は中華の西のはずれであり、大兵力を遠くに送り込むのがネックでしたが、今後は斉と連携しつつ(とはいえ斉はどちらにも兵を出さずに中立を保つだけですが)鄴を経由して、韓や趙や魏以外にも大軍を低コストで輸送できるわけです。
これは五カ国にとっては、秦の軍勢が実質倍化したような衝撃でしょうから、何とかして秦の領地を削り、以前のように函谷関に押し込もうと考えるでしょう。この部分が今後の五カ国の進路を考える上で重要です。
キングダム642話ネタバレ予想vol2「楚は媧燐が趙との合従を模索」
楚は現在残っている五カ国では、一番戦闘力が残っている国です。
しかし、当然、一国だけでは秦に対抗するのが不可能なので趙や魏と合従を組もうと提案してくるでしょう。
媧燐の狙いは、趙、魏、韓の三晋と4カ国合従軍を組み、隙を突き秦を函谷関の向こうまで押し込む事です。それが出来ないと白起のような名将が秦に出現した時に、ガンガン領地を削られる悪夢が再現されるからです。
四カ国合従軍では、楚からは誰が出てくるのか?媧燐かも知れませんが、未だ顔が出ていない信を撃破する最大の敵、項燕大将軍かも知れません。
キングダム642話ネタバレ予想vol2「韓の命脈は風前の灯」
韓は紀元前230年には境界のほとんどが秦の領地で埋め尽くされ、魏以外には頼りにできる相手がいないという絶望的な状況になります。ですので、戦うのがどんなにイヤでも魏が合従軍に参加すると言えば、従わないわけにはいかなくなるでしょう。
とはいえ、悪魔の毒霧の成恢は張唐に背中を斬られて絶命し、武官らしい武官は合従軍編で媧燐に絡まれていた張印くらいしかいませんが、もしかして韓非が出てくるとか、やはり張丞相こと張平が知略で貢献するのでしょうか。
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