織田信長好き必見!歴史に興味が湧く歴史映画おすすめ5選

2020年7月24日


 

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鳴かぬなら殺してしまえホトトギス(織田信長)

 

日本人が最も好きな戦国武将である織田信長。好きな「偉人」というくくりにしても、常に上位にランクインしてくる人気ぶりですよね。その人生はとてもドラマチックなので、小説やドラマで何度も描かれてきました。

 

今回は、「映画」にしぼってみました。一昔前までは、王道のストーリー物ばかりが多かったのですが、近年では変化をつけたものが多くなっています。そんな、信長が出てくる映画の、なるべく新しいものをご紹介していきます。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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織田信長が3人も!?『3人の信長』

 

 

まずは、最も新しい信長関連の映画がこちら。

『3人の信長』

 

2019年に公開されました。信長には、影武者がいて、それが2人という設定です。

 

あらすじ。

永禄13年、浅井長政の突然の裏切りによって勃発した金ヶ崎の戦い(金ヶ崎の退き口)。信長の人生で、一番負けた戦です。全軍退却するという、撤退戦です。その敗走中の信長を、今川軍の残党が捕らえます。

 

しかし、同時に捕らえた3人が全員、自分が信長だと言っています。2人が影武者で、1人が信長本人であろうと思いますが、全員殺すのはちょっと違うなあと思ったようです。本物をなんとか突きとめようしますが、3人とも「自分が信長だ」と言い張ってなかなか見破れません。さて、いったいどうなるのか!?

 

史実では、木下藤吉郎(豊臣秀吉)と明智光秀らが殿(最後尾)で奮戦したおかげで、信長はからくも生き延びました。果たして映画でも生き延びることができるのでしょうか?

 



トリプル主演の信長を、TAKAHIROさん、市原隼人さん、岡田義徳さんが演じる

 

トリプル主演となったTAKAHIRO(EXILE)さんと市原隼人さん、岡田義徳さん。誰が本物の信長なのか、観ながら推理してみてください。分かっても、ネタバレは厳禁ですよ!

 

監督・脚本は、元グレートチキンパワーズの渡辺啓

 

タレントとしてドラマに出演後、2003年に脚本家に転身した元芸人の渡辺啓さん。連続ドラマとしては、TBS系「白戸修の事件簿」、NHK「ラストマネー ~愛の値段~」、TBS系「夜」などの実績があります。また、舞台の作・演出も手掛けたり、映画「HiGH&LOW」シリーズの脚本は全て担当しています。この作品は、渡辺さんのこれまでの経験がかなり活かされているように感じます。そう、戦国時代を舞台にしながら、誰でも楽しめる極上のエンターテインメント作品に仕上がっているのです。

 

 

本能寺ホテル

 

 

次に新しいものがこちら。2017年公開の『本能寺ホテル』です。

あらすじ。

 

綾瀬はるかさんが演じる繭子は、勤めていた会社が倒産し、あてのない生活を送っていました。ある日、繭子は京都で「本能寺ホテル」に、たまたま泊まることになります。そして、部屋に向かうエレベーターの中で、金平糖を口に入れると、急に戦国時代にタイムスリップしてしまいます。彼女の前に現れたのは織田信長(堤真一)でした。

 

このホテルの場所は、昔に本能寺があったところのようでした。それから、よく分かりませんが、「本能寺ホテル」と戦国時代を行ったり来たりしてしまいます。行き来しながら、信長や森蘭丸(濱田岳)らが面白がってくれ仲良くなっていきます。

 

ふいに、繭子はタイムスリップしているその日が、「本能寺の変」の前日だと気がつきます。繭子は、信長にそのことを教えるのですが。というお話です。

 

テンポがいいので観てしまう

 

時代考証と、なぜタイムスリップするのかというような疑問を吹き飛ばすくらいテンポがいいです。監督は『プリンセス トヨトミ』の鈴木雅之さんで、そちらでも綾瀬はるかさんと堤真一さんというコンビがメインのキャストでした。続編ではありませんが、雰囲気は似ています。堤真一さん演じる優しい信長公も、なんだかすんなり受け入れられるのはさすがの演技力でしょうか。

 

 

小栗旬主演のイケメン信長!『信長協奏曲』

 

こちらもタイムスリップ物で、もっと信長の人生に絡んでいきます。2016年に、人気漫画を映画化した『信長協奏曲(のぶながコンチェルト)』。映画版の前にドラマ版があり、その同一のキャストとスタッフで制作されています。小栗旬さんの、かなり軟弱な信長役が話題になりました。

 

あらすじ。

勉強が苦手な高校生のサブロー(小栗旬)が、急に戦国時代にタイムスリップしてしまいます。そこで、織田信長に会って、お互いに「そっくりやん!」となります。なぜか、信長から、病弱だから代わりに自分として生きてくれと頼まれます。

 

なんやかんやあって引き受けます。サブローは、なるべく史実に沿って行動しようとしますが、勉強していなかったせいであんまり分かりません。何度も訪れる危機をどう乗り切るのか!?というものです。

 

新鮮だった軟弱信長

 

この作品では、これまでになかった、弱い信長に仕上がっていたことに驚かされました。最初は違和感があったのですが、話が進むとこれもアリだなと思い始めます。また、光秀が本物の信長だったという設定になっており、小栗旬が2役を演じています。これで、なぜ光秀が本能寺の変を起こしたのか、という大きな伏線になっているのは新説のようにも感じられました。キャストで、向井理さん、藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)さんなどのイケメンが出演しており、女性人気もうなづけます。

 

 

【次のページに続きます】

 

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しばがき

sibagaki

ライター自己紹介: 歴史はやっぱり戦争・動乱期に惹かれてしまいます。平和主義者なのに。。。 好きな歴史人物: カエサル(シーザー) 何か一言: 戦国最強は武田信玄。

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