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この記事の目次
キングダム650話雑学「三国志の時代主要な戦場になった」
もうひとつ、什虎城=南陽市説をkawausoが唱える理由は、この南陽市、古名宛がキングダムの時代から400年程経過した三国志の時代に、何度か主要な戦場になっている点です。
もっとも有名なのは、三国志の英雄曹操が、一度宛を攻略した後に、未亡人とのメイクラブでウヒョしまくっている間に、宛の支配者であった張繍に恨まれる事になり、張繍の軍師、賈詡の計略に掛かって、宛を追い出される事になる宛城の戦いでしょう。
ところで、キングダムに出てくる計略は、全てが全てキングダムのオリジナルではありません。列尾の壊れやすい城や、鄴に難民を追い立て兵糧攻めにする等の李牧や王翦の計略は、日本の戦国時代の鳥取の飢え殺しや豊薩合戦の中にあった駄原城の戦いが元ネタです。
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実際に使われた戦法や計略なら、漫画の中でもリアルで活かしやすいですからね。だとすると、原先生は什虎城を宛城に比定する事で、三国志の時代の計略をキングダムに盛り込もうと考えているのではないでしょうか?
キングダム650話雑学「賈詡の計略が使われるかも」
では、什虎ではどんな計略が使われるのか?
宛城の戦いでは、圧倒的に優勢な曹操軍に対応する為に、張繍の軍師の賈詡は偽りの降伏を提案し、曹操軍を城内に引き入れて歓待し、その警戒心を完全に取り去ってから奇襲を掛けて、曹操を破り追い払っています。
その軍勢の動かし方も、軍勢を別の場所へ移動させたいので曹操の陣営を通過してもよいかと尋ね、同時に、荷車や馬車が少なく、全ての武器と防具を車載できないので兵士に完全武装させても良いか?と打診して承諾を受けてから、曹操の陣営を通過し、そのまま完全武装させた将兵の向きを変えて曹操軍の陣営に襲い掛かるというものでした。
楚と言えば、非常に好戦的な感じですが、もし、指揮官が昌平君であれば、
「あなたは楚人で、しかも王族ですから敵意はありません」と
理由をつけて昌平君を欺き、無血開城するというシナリオも無くはないでしょう。
さらにこの時、什虎城の総大将が項燕将軍だったら後に項燕が昌平君を王に立てる関係上、ストーリーが面白くなるかも
キングダム650話雑学「秦魏同盟をオセロする趙・魏・楚・韓同盟」
こうして、秦と魏の連合軍が什虎城を落とし、秦がいよいよ魏の領内を通って邯鄲を攻撃しようとした所で、魏と楚が手を結び背後から秦軍を攻撃します。これには、趙と韓も加わっていて、仕掛け人は郭開と手打ちした李牧でした。
つまり、秦魏同盟は、さらにその外部から趙・魏・楚・韓同盟によってくるまれていて、完全にオセロされてしまうのです。
かくして、魏と趙の戦線が崩壊した秦は大敗を余儀なくされ、一度は得た趙や魏の領土を手放し、函谷関に籠る羽目になりました。こんな風に展開するんじゃないでしょうか?
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
最初に、逃げ口上を言わせてもらうと、まだ什虎城がどんな城か不明ですし、誰が大将として籠っているかも不明、おまけに秦から誰が出撃するか不明な状態では、あやふやな事しか言えませんけどね。
それでも、色々空想するのは楽しいなと思い考えてみました。
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