今日のkawauso37「住めば都」


 

はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし劉禅に質問をする司馬昭

 

魏の鄧艾(とうがい)に降伏し、洛陽に連行された劉禅が司馬昭に歓待を受け

「蜀を思い出しますか?」と問われ「いえ、ここは楽しく、思い出す事はありません」と答えた話はとても有名だ。

 

それが本心かどうかはさておき、三国志には、この真逆の話もある。

 

正史三国志許靖(きょせい)伝が引く魏略には

魏の王朗(おうろう)から降伏を呼びかける手紙が許靖に届いていて、そこには、以下のような一文があった。

 

(文帝は)足下(そこもと)や諸葛亮らの士人で同民族の人々が、このまま羌族など異民族の中に埋没し、

永久に中華より隔絶されて中国に参朝する機会もなく、故郷の庭に生える梓や桑の眺めを恋い慕っている様を

憐れんでおられます。

皇帝に就任した曹丕

 

益州のようなド田舎で、羌族のような異民族に埋没して故郷を思いながら朽ちていく、それは悲しい事だと、陛下は憐れんでいるので早く降伏しなさいという意味だ。

 

この手紙に、荊州閥の人々がどの程度動揺したかは分からない。

でも、それから40年経過すると、司馬昭が逆に「蜀は懐かしくないですか?」と聞くんだから、

荊州閥の人々の子孫も、多くが益州に同化したんだろう、住めば都という事だ。

 

前回記事:今日のkawauso36「諸葛亮のこじつけ」

 

蜀漢の滅亡

 

 

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