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この記事の目次
キングダム699話ネタバレ予想「嬴政が審判すべきは虐殺が妥当か否か」
嬴政が問題にすべきは虐殺した人数ではなく、虐殺が妥当だったか否か?の二者択一です。そうでなく数を問題にするという事は、例えば、遊び半分で投降兵を殺しても数が少ないなら、敵もそんなに怒らないからいいんじゃね?という逆立ちした結果も導かれます。これは残虐というよりモラルの腐敗を招くでしょう。
「もう少し虐殺人数を減らす方法はなかったの?」等というのは、非道な虐殺者と後ろ指を指されたくないという嬴政の精神的弱さの現れです。
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キングダム699話ネタバレ予想「悪名を避けぬ桓騎は立派」
kawausoは桓騎があまり好きではありませんが、今回の決断においては嬴政よりも立派だと感じました。
敵を怒らせないように虐殺数を減らすとか、悪名を恐れるとか、そういう偽善に背を向けて正面から人殺しの「首斬り桓騎」を引き受けて微動だにしなかったからです。
どんなに捕虜を解放した所で人道的に振る舞った所で、これまで殺した人間への罪が帳消しにされるわけではなく、人殺しは人殺しのままで人殺しとして死ぬ。
他人がどう思うかなど一切気にせず、血と泥と憎悪に塗れる事から逃げない桓騎は、まだ六国の評判を気にしている嬴政よりも乱世を理解しているのではないでしょうか?
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キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
次号のキングダムで嬴政がどのように反論するかまだ分かりませんが、「とにかく大勢殺してはダメ!命を大事に」と言い張るのなら、かなりガッカリです。
どんな大義名分を立てようと、やっているのは人殺しですからその罪を背負って、なおも中華統一に邁進する修羅になるというオチならいいのですが…
前回記事:キングダム698話ネタバレ桓騎斬首さる!「虐殺の理由」レビュー考察
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