こちらは2ページ目になります。1ページ目から読む場合は、以下の緑ボタンからお願いします。
この記事の目次
キングダム701話ネタバレ「帰ろかな帰るのよそうかな?」
趙からは袁静という使者が楚の王都エイの廉頗の屋敷を訪ねていました。
廉頗は魏から楚に亡命した後、高齢になっても変わらず戦場に出ていたのです。
袁静が廉頗に「あの話は本当でございましょうか?」と恐る恐る尋ねると廉頗は
「扈輒が討たれたのも捕虜が虐殺されたのも聞いた、秦軍が平陽にまで迫っているのも知っておる。傍から見ていて、趙国の命はもはや風前の灯よ、じゃからのォ、袁静、この廉頗が趙に戻って、桓騎ら青二才共を真っ二つにし趙を救ってやろうと思ってのォ」
と頼もしい一言を顔のドアップで発します。
袁静は涙と鼻水を流して感激に震えていました。
キングダム701話ネタバレ「廉頗が戻ったら全員首チョンパ」
急いで邯鄲に戻るという袁静を引き留め廉頗は大量の食事を取り、自らの健在ぶりをアピールします。
しかし、廉頗が戻ってくると聞いた郭開は汗を流して震え上がりました。
ほかのモブ臣は「廉頗が戻ってくれば十分に立て直せる」と大喜びしますが、また韓倉が釘を刺します。
それは、廉頗が趙を出奔した理由でした。
廉頗は前王の悼襄王の性格がバカすぎて諫めた末に総大将を更迭され魏に亡命した剛直な将軍であり、現在の悼襄王に輪をかけたバカ王である幽繆王をみたら、黙っているわけがないだろうと言うのです。
郭開も
「廉頗は、かつて上卿であった藺相如でさえも気に食わぬと殺す勢いで喧嘩を売ろうとした男だ。ここに戻らば我らは一掃され、下手をすれば問答無用に全員首をはねられるぞ」と保身しか頭にないモブ臣達を脅しつけます。
韓倉は内心で「全員は大袈裟だが郭開殿は間違いなく無事では済むまい」と呟きました。
郭開は考えた末、廉頗の情報を捻じ曲げ、座って話している間に三度も失禁し使い物にならないと幽繆王に上奏。
そのせいで廉頗は二度と趙に戻れなかったとナレーションで解説されます。
—熱き『キングダム』の原点がココに—
キングダム701話ネタバレ「そして李牧が呼び戻される」
廉頗が健在である事を郭開に伝えた使者の袁静は、納得できないと郭開に詰め寄り、自ら王に上奏すると息巻いたので韓倉により秘密裏に処刑されました。
廉頗が使えない以上、もうあやつに頼るしかない、こうして郭開が渋々呼び戻したのが青歌にいた李牧です。悼襄王死後の突然の皇太子変更から2年、李牧が趙の総大将に返り咲き平陽の戦場は停滞。翌年、紀元前232年、六大将軍桓騎と趙三大天李牧が激突します。
【次のページに続きます】