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「三国志演義」での夏侯惇の最後
小説では曹操は晩年、関羽の霊に悩まされ体が弱くなっていき、ついに立ち上がることが出来なくなってしまいます。そして危篤の状態になったとき、枕元には信頼していた夏侯惇が呼ばれます。しかし、夏侯惇も見てしまったのです。関羽、そして曹操が殺した者たちの亡霊を!
それに驚いてしまった夏侯惇はそのまま倒れ、亡くなってしまうのです。あまり夏侯惇や曹操が関羽を悪く扱ったイメージはありませんが、蜀が正義の「三国志演義」である以上、魏の重要人物は酷く扱わなければならなかったのかもしれませんね。
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三国志ライターみうらの独り言
正史「三国志」ではその生涯のように曹操の後を追うように亡くなりました。挙兵から曹操に従い、ほぼ天下を手にしたことまで見ることが出来たのですから、夏侯惇は幸せな最後だったのではないでしょうか?ただ、小説の最後はあんまりですね。
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