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独立軍結成!関羽vs張飛、最強はどっち?【if三国志】

2025年1月12日


 

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北方謙三 ハードボイルドな張飛

 

 

張飛「関羽の兄者よ」

 

関羽「おうどうした張飛」

 

張飛「聞いたか?後世の三国志ファンの中には、俺と兄者とが戦ったら結局どちらが強いのか、気にしている奴らがいるらしいぞ」

 

関羽「あっはっは。しょうもないことを考える未来人もいるものだな」

 

張飛「そこでだ兄者よ。蜀の国からそれぞれ独立して自分の軍を立ち上げ、どちらが立派な君主になれるか決着合戦をしないか?」

 

関羽「え?」

 

張飛「互いに独立宣言をして軍を編成して出発。俺は漢中を拠点に南下するから、兄者は荊州を拠点に北上してきてくれ。双方がぶつかる益州の戦場で一本勝負な?それじゃ(ガチャン)」

 

関羽「おい張飛!血迷ったのか!おい張飛!」

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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突然に覇道を競い合うことになった関羽と張飛!関羽軍に馳せ参じたのは?

三国志を楽しく語るライターYASHIRO様

 

さあ、このようにして、突然始めさせていただきました(というか、もはや強引な設定でとにかく走り出せていただきました)、関羽と張飛による夢の対決という架空シナリオ!

 

「いやいや、あの二人が戦い合うことなんて絶対にありえないでしょ?」とか

「そんなことをしたら、曹操や孫権が喜んで介入してきて、たちまち蜀が滅ぶだけでしょ?」とか

「そもそも劉備がそんなことを許すわけないでしょ?」とかいった、当然すぎるツッコミを、

今回にかぎっては、どうかしばしの間、忘れていただきたい。

 

張飛の虎髭

 

関羽と張飛が、それぞれ独立した群雄となって競い合ったら、リーダーとしての総合点を含めて、どちらがどれだけ強いのか、いったん、まぁ、やらせてみましょう!

 

関羽「やらせてみましょうって言っても。そもそも、劉備の兄者から離反して独立したところで、わしのところに馳せ参じてくれる部下なんかいるのかな・・・あ!そうか!わしには息子たちがいた!」

 

というわけで、関羽のところには、関興と関平と関索が合流しました。のみならず・・・

 

 

関羽「おお!お前たちが来てくれたか!周倉と廖化よ!もと黄巾賊くずれの奴らは義理堅いのお。・・・あれ?ちょっと待ってくれ!関興、関索関平周倉、廖化かぁ。軍師参謀系の人材が一人もいないのは心配だが、急ごしらえとしては意外にいいメンバーではないか?それにこのシナリオは張飛に勝てばいいんだろう?このメンバーならいけるかも。さて・・・問題は張飛のところには誰が馳せ参じたか、だ。ム?言っているそばから、張飛から着信だ」

 

 

いっぽうの張飛軍を支える強力な人材たちはがれだ!

 

張飛「おーい、兄者!軍団が揃ったか?」

関羽「おう!わしのほうはもう準備ができたぞ!お前のほうこそ、人材集めにぬかりはないかな?」

張飛「おうよ。まずは俺の頼もしい息子、張苞が駆けつけてきてくれた」

関羽「それは予想ついてた。他は?」

張飛「俺と過去によい勝負をした相手として、厳顔に声をかけたが、なんだかんだと言い訳をされて断られてなあ」

関羽「まぁそうなるだろうな」

張飛「そこで、昔からの酒飲み仲間、張達(ちょうたつ)と范彊(はんきょう)を、強引に脅迫して部下に引き入れたぞ」

関羽「え?ちょっと待て張飛・・・その二人は・・・史実で酔っぱらったお前を斬殺した二人組・・・」

張飛「張苞と張達と范彊、まぁ、三人も部下がいればじゅうぶんだ!こいつらを引き連れておれも軍を立ち上げるぞ!じゃあ、戦場で相まみえようぜ、手加減なんかするなよ兄者!(ガチャン)」

関羽「あ!張飛!待て!おい、待ってくれ!」

 

 

益州にて両軍ついに衝突!その結果は?

 

「どちらが強いか見たい三国志ファンのため」という曖昧な理由で軍を立ち上げ、そのままとうとう益州に入った関羽軍。山間の狭路に布陣し、超品群の南下を待ち伏せます。

 

そこへ、ようやく表れた張飛と張苞

 

関羽「おう!お前ら親子、やっと現れたか!さあ、わしもこんな愚かな戦いは長引かせたくはない。後世の三国志ファンを満足させるためだけのシナリオだ。『関羽対張飛』イフシナリオ、さっさと決着をつけよう」

張飛「兄者!これは『関羽対張飛』じゃねえよ!カッコよく、『関羽ヴァーサス張飛』シナリオと呼んでくれ。下唇を噛んで、ヴァーサス、な?」

関羽「呼び方はなんでもよいわ。あれ?お前、兵士たちはどうした?それに親子そろって、なぜ、満身創痍なのだ?」

張飛「実は、酒を飲んだ勢いで張達と范彊に絡んだら、めちゃくちゃ恨まれてな。寝込みを襲われて危うく首を落とされるところだったが、張苞がいたおかげで、命からがら脱出できたんだ」

関羽「それじゃダメではないか!わしとお前とで独自の軍を編成してぶつかり合うシナリオが、お前、わずかの間も独立勢力を維持できなかったのか!」

 

 

まとめ:やはりこの二人の勝負は一騎打ちで決着してもらいたい!

 

張飛「いやあ、実はそういうわけだ兄者。まことに面目ない」

関羽「これでは夢の対決シナリオどころではないぞ!どうするつもりだ?」

張飛「やはり、兄者とおれの決着というなら・・・素直に一騎打ちで勝負をつけないか?」

関羽「えー?けっきょくそうなるのか。なんか、最初からそうなる気はしていたが」

張飛「いくぞ兄者」

関羽「おう!」

 

こうして、けっきょくは一騎打ち一本勝負となった、この二人。そういえば関羽と張飛、本気で一騎打ちをしたことは、当然ながら、一度もありません。

 

関羽が大好きすぎる曹操

 

もっとも三国志演義では、曹操の元にいた時期の関羽が、「一騎打ちの武芸に関しては、私よりも、弟分の張飛が上です」と言っていたことがありますが、それは曹操がいる手前そう言っていたわけで、本心の意見かは未知数です。

 

関羽と張飛、一騎打ちしたら、どちらが勝つのか?

 

セクシーすぎる塩商人だった関羽

 

これは、まさに、三国志ファンの方それぞれで予想が違うと思うので、ずるいようですが、今回のシナリオはここまで。決着は皆さんそれぞれで考えてみてください!え?私はどう考えているのかって?

 

そりゃもちろん・・・関羽と張飛とが夢の一騎打ちをしたところで、「お前やるなあ」「兄者こそ」「あはは」「あっははは!」、三国志演義の設定に乗る限り、きっとそんな感じになり、結局なんだかんだ引き分けオチで終わると予測します。

 

>>関羽はどのようにして曹操の元から離れたの?

 

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YASHIRO

YASHIRO

とにかく小説を読むのが好き。吉川英治の三国志と、司馬遼太郎の戦国・幕末明治ものと、シュテファン・ツヴァイクの作品を読み耽っているうちに、青春を終えておりました。史実とフィクションのバランスが取れた歴史小説が一番の好みです。 好きな歴史人物: タレーラン(ナポレオンの外務大臣) 何か一言: 中国史だけでなく、広く世界史一般が好きなので、大きな世界史の流れの中での三国時代の魅力をわかりやすく、伝えていきたいと思います

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