『キングダム』第884話では、一度は完全に心が折れかけた信が、蒙恬や羌瘣の言葉を受けて再び立ち上がりました。飛信隊、楽華軍、羌瘣軍は大打撃を受けたものの、まだ各地に残存兵がいる可能性があります。それなら、その兵を集め直して軍を再建すればいい。信もそこまでは決断しました。

キングダム884話で判明した「三軍消滅」の実態と、残存戦力による再建の可能性
第884話の記事でも、「三軍消滅」という絶望的な報告に対して、三将の生存と残存兵を集め直す可能性が示され、その一方で河了貂の言葉から軍再建には大きな代償が伴うことが整理されています。ところが、ここで気になるのが河了貂の言う「犠牲」です。いったい何を犠牲にするのでしょうか。
本著者の「おとぼけ」は第885話では、第883話から残されたままになっている秦軍の捕虜が、再び大きな意味を持つのではないかと考えています。しかも単なる捕虜救出戦ではありません。捕虜を利用して散り散りになった秦軍を一か所へ動かし、そのために李信自身を最も危険な場所へ送り込む。そんな策まで河了貂は考えているのではないでしょうか。
※ここからは第884話までの予想・考察です。第885話の確定ネタバレではありません。
この記事の目次
【最新話】キングダム885話予想の結論|河了貂は李信を「再結集の目印」にする?
今回の最新話予想で一番大事なのは、河了貂の言う犠牲をすぐ「誰かの死亡」と結びつけないことです。第884話で秦軍に残された問題を順番に考えると、別の読み方ができます。まず分かったのは、兵がまだ残っている可能性でした。

『キングダム』第885話予想|秦軍の残存兵と李信たちの位置関係を整理した現在の戦況イメージ
楽華軍にも、羌瘣軍にも、飛信隊にも、再び集められる兵がいるかもしれない。ただし、それだけでは軍には戻りません。散開した兵がどこにいるのか分からず、兵たちの側も信や蒙恬、羌瘣がどこへ逃れたのか知る方法がないからです。しかも趙軍は三将への追撃を続けています。

河了貂の「大きな犠牲」とは何か。李信と秦軍捕虜を利用して趙軍を引きつける展開を予想
ここで河了貂に必要なのは、残存兵を一人ずつ探し回る作戦ではありません。散った兵の方から、一つの場所へ集まってくる理由を作ることです。そこでおとぼけは、捕虜と李信が使われるのではないかと予想しています。趙側が捕虜を交渉材料にする。

李信の居場所を秦軍残存兵の「集合地点」にして、飛信隊・楽華軍・羌瘣軍を再結集させる展開を予想
その交換条件として、秦側の将軍が要求される。もし信がそこへ向かえば、趙軍の視線は信に集中します。さらに信の身柄が趙軍に渡ったという情報が広まれば、飛信隊を中心とした残存兵にとって「どこへ向かえばいいか」が初めて分かることになります。一見すると、信を失う最悪の展開です。しかし、河了貂がそこまで計算しているなら話は変わってきます。信という「軍再編の核」を、逆に秦軍再結集の目印として使うわけです!(ふ、深読みしすぎでしょうか....笑)
キングダム884話で判明したのは「兵がいる」というところまで
第884話を読み返してみると、信たちが見つけた希望は意外と限定的です。秦軍が完全に消滅したわけではない。これが分かった。ただ、おとぼけはここで少し引っかかります。兵がいるとして、どうやって集めるのでしょうか。
敗走した部隊が同じ道を通って逃げているなら話は簡単です。けれど今回の秦軍は李牧軍によって分断され、各地へ散らされています。残存兵が生きていたとしても、司令部がなければ互いの位置を確認できません。将軍の居場所も分からない。
安全な集合地点が決まっているわけでもない。信たちが一つの部隊を探し当てても、その間に別の部隊が趙軍に捕捉される可能性があります。第884話で信は「兵を集めれば戦える」と気づきましたが、第885話ではその次の問題が突きつけられるはずです。「誰が生きているか」ではありません。
どうすれば再び一つの軍になれるのか。こちらでしょう。
メモ
▶キングダム884話ネタバレ考察|信が残存戦力の再結集を決断!河了貂が犠牲を示唆
キングダム885話:李牧軍が狙っているのも兵数ではなく「再編の核」なのか
趙軍の動きを秦側から見ると、ここも気になります。散った秦兵をすべて追い回すより、信、蒙恬、羌瘣を討つ方が効率がいい。なぜなら、将軍さえ消してしまえば、生き残った兵たちは軍へ戻る中心を失うからです。残存兵が生きていたとしても、指揮官も軍師もいなければ大きな脅威にはなりにくい。逆に三将が生きている限り、兵は再びその下へ戻ってくるかもしれません。
だからこそ李牧軍は三将を追う。少なくとも第884話までの流れを見る限り、そう読むことができます。ただ、この構図は秦側も分かっているはずです。敵が信たちを追わずにはいられないのなら、その動きを利用できないか。河了貂がここまで考えているとすれば、「大きな犠牲」という言葉の意味も少し変わってきます。安全に逃げ続けて軍を再建するのではない。信たち自身が危険を引き受け、趙軍の追撃を利用しながら残存兵を動かす。それくらいしなければ、一度バラバラになった三軍をもう一度つなぐことはできないのかもしれません。
第883話の捕虜はまだ終わった話ではない

第883話で降伏した秦兵たちは、趙軍にとって交渉材料にもなり得る重要な捕虜だと整理した図解
もう一つ忘れられないのが、第883話で捕虜となった渕副長ら秦軍の兵たちです。彼らは戦死したわけではありません。戦場から離脱した残存兵とも違いますが、生きているという意味では、秦側に残された戦力の一部です。第884話では散開兵の話が中心になったため、捕虜問題はいったん後ろへ下がりました。
メモ
▶キングダム883話ネタバレ考察|邯鄲攻防戦決着!李牧最大の勝利と幽穆王の狂気
でも飛信隊を再建するなら、捕らわれた仲間をそのまま置いて終わるとは考えにくい。河了貂にとっても同じでしょう。まず散った兵を戻す。その次に捕虜を取り戻す。普通なら、この順番で考えます。ところが趙軍の側から見ると、秦軍が再び集まり始めるまで捕虜を黙って抱えておく必要はありません。秦兵が無視できない材料として使えるからです。
ここから第885話の予想は、もう一段危険な方向へ進みます。趙軍が捕虜を交渉材料にしたとき、河了貂は何を差し出すのか。その候補に李信が入ってくるのではないでしょうか。次のページでは、今回の予想の中心となる「李信と捕虜の交換」が、なぜ秦軍再結集につながるのかを考えていきます。
【次のページに続きます】










