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髀肉の嘆(ひにくのたん)って何?劉備が嘆いた言葉とは?

2015年3月30日


 

劉備軍 曹操軍

 

曹操(そうそう)に敗北した、劉備(りゅうび)は、

命からがら荊州の劉表(りゅうひょう)の下に逃げのびます。

 

劉表は、以前から曹操とは敵対していた事もあり、

また、百戦錬磨の劉備が逃げてきたのをこれ幸いと新野(しんや)という、

曹操軍と国境を接する土地の城に配置しました。

 

ですが、幸いというか、残念というか、、

曹操は、劉備を劉表の下に追いやると、安心したのか、

北の袁一族の掃討に全力を投入していきます。

 

そして劉備は、何と、8年もの間、劉表の下で平穏な毎日を送る

事になるのでした。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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8年の間、平和な毎日を送る劉備

劉備 だらしない

 

西暦184年に、黄巾の乱の討伐に参加して以来の、平穏な日々が

劉備にやってきたのです。

 

劉備が劉表の下に身を寄せて、5年目、劉備は劉表の招きで、

襄陽(じょうよう)の城に招かれて宴会を行います。

 

そこで良い気分で酔っていた、劉備は尿意を催してトイレに立ちます。

そこで、服をまくり上げて、自分の下半身を見ると、

太ももに、しっかり贅肉が付いているのを見てしまったのです。

 

「ああ、、なんという事だ、戦乱から離れている間に、

あんなに筋肉質だったワシの太ももに贅肉がついておる、、

戦陣で馬を乗り回している頃は、このような事は一度もなかったのに、、」

 

劉備の武術は凄かったの?

劉備玄徳が眩しい理由 三国志

 

戦下手で知られる劉備ですが、実は馬術の名人で得物は双剣でした。

双剣を使うという事は、馬から手を離しているという事で、

強力な股の力で馬の腹を締めつけないと落馬してしまいます。

 

若い頃の劉備の下半身は鍛えられていて見事な肉体美だったのかも

知れません。

 

しかし、今や劉備も44歳、すでに40を2~3も超えて、

未だに、他人の世話になっている情けなさ、、

 

「それなのに、自分と来たら、脳天気にも宴会に招かれて、

上機嫌で酔っ払っているではないか、、」

劉備はしばし自己嫌悪に陥り、涙を流すのでした。

 

おっさん化する劉備

劉備 髀肉の嘆 ゆるキャラ

 

しかし、太ももに贅肉が付くという事は、お腹は、もうたっぷりと

贅肉が付いているのではないか?と思いますが、、

 

もしかすると、この頃の劉備は、お腹の出た、顔のふっくらした、

ただの中年太りのオジサンと化していたかも知れません。

 

そこは、スル―にして、太ももの贅肉を問題にするのも、

劉備の大物ぶりを現す事かも知れません。

 

ですが、劉備の肥満も、まもなく持ちあがる劉表のお家騒動で、

あっという間に解消される事になります。

 

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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