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諸葛亮の死因は過労死らしいけど、一体どんな仕事してたの?

過労死する諸葛孔明

㈱三国志 劉備 孔明

 

働きすぎの現代人特有の病ともいえる過労死。

でも実は1800年前に過労で死んだんじゃないの?と思われる人物がいます。

そう、三国志演義の真の主人公諸葛孔明さんです。

 

小説やゲーム、映画などではいつも羽扇を揺らめかせ、戦場でもひとり車に乗って、

他の人間があくせく働いている中でまったりゆったり余裕のある振る舞いをしている孔明ですが、

実際には笑う余裕すらあったのか疑わしいほどの激務の只中にありました。

 

今回は孔明が過労で死んだのではないか?

という説を蜀書に記載のある内容とともに検証していきます。

 

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晴耕雨読の書生から一転、激動の中に身を置く

三顧の礼 ゆるキャラ 孔明

 

孔明は皆さんご存知のとおり劉備に仕官するまでは襄陽で晴耕雨読の日々を送っていたといわれています。

実際には司馬徽や黄承彦、龐徳公らを頼りに人脈の拡大を図っていた時期でもありますが、

特に仕官もしていない若者なので呑気に梁父吟を歌う暇はあったようです。

 

その後、まさか自分が後世の人間に過労死を疑われるような激務の中で死ぬとは彼自身夢にも思わなかったのではないでしょうか。

劉備を主君と定めた後の孔明の人生を見てみると、比較的ゆったりと過ごせたのは赤壁の戦いくらいまでではないかと思われます。

赤壁の戦いで呉軍が勝利した後、孔明の寝る暇もないほどの激務に追われた日々が始まります。

 

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役職を兼務しすぎです

空城も計 孔明

 

蜀の地を入手し劉備が季漢の初代皇帝になると、孔明は劉備に丞相と禄尚書事、仮節の任を与えられました。

丞相は現代日本でいうところの内閣総理大臣で、禄尚書事は皇帝への上奏文を管理する尚書をまとめる役職です。

 

基本的に禄尚書事は兼任が普通なのでここは問題ありません。

仮節は軍令を犯した者を処罰できる裁判官のようなものです。

 

だんだんと仕事が増えてきました。

 

張飛が殺された後には司隷校尉も兼任しました。

これは首都周辺を警備したり行政を担当する仕事です。

 

すでにひとりの人間が負う仕事にしては少しオーバーワーク気味に感じます。

というよりも、ひとりの人間に権力を集中させすぎです。

 

不幸中の幸いなのはそのほとんどが肉体を使う仕事ではないことですが、天下の孔明先生は自らその利点を壊すように動きます。

 

関連記事:丞相、校尉、都督……? 三国時代の役職(官職)が分かりづらい!

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他の人に任せられない難儀な性格

孔明過労死

 

いくら役職を兼務しても、細かいところは他の人間に任せるというやり方をすれば身体に掛かる負担もマシなものになります。

しかし孔明という人間は細かい仕事も自分でやらなければ気がすまない性格でした。

「襄陽記」にこんな逸話が載っています。

 

諸葛亮がある時金銭や穀物の出納簿を自ら調べていると、

楊顒という丞相主簿に「自分の仕事をやれ。他人の仕事を奪うなよ(実際はやんわり言ってます)」と窘められた、というお話です。

 

出典は忘れてしまいましたが、諸葛亮が武器の管理の不十分さを怒っていたという話もあります。

同じ丞相職をしていた曹操からはあまり聞かない細かい指摘です。

 

すべての仕事を自分でやってしまおうという上司がいると、部下は成長しません。

自分の力を認めてくれていないのではないか?という不満も抱えてしまいます。

もしかすると孔明のこんな性格も、早すぎる蜀の滅亡の一因になっているのではないかとすら思ってしまいます。

 

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働きすぎで弱っていることを敵に見抜かれてしまう

孔明 司馬懿 名前はどこで

 

司馬懿(しばい)が孔明の使者に食事や仕事量、生活の様子などを尋ねると、その使者は正直にこう伝えます。

「諸葛公はまだ朝も明けないうちに起きて、夜は遅く寝ます。鞭打ち二十以上の刑罰はすべて自分で執り行って、食事は数升にも及びません」

敵に対して正直すぎる気もしますが、有名な逸話です。

 

それを聞いて司馬懿は「諸葛亮はまもなく死ぬだろう」と言いました。

そうです。孔明は司馬懿に過労死を予言されていたのです。

 

孔明が亡くなった時の年齢は53歳でした。

奇しくも同じ年に生まれた献帝と同じ年に亡くなっています。

 

ですから当時の人間として特別に早世してしまったわけではありませんが、

上記のようなことをずっと追っていくと過重労働が彼の死を早めてしまったのだという思いがどうしても拭い去れません。

 

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この記事を書いた人:伊庭ぽち

伊庭ぽち

自己紹介:三度の飯とおんなじくらい中国史が好きな伊庭ぽちと申します。

浪漫溢れる古代中国に魅せられて、歴史物小説を書いたり書かなかったりまた書いたりを繰り返しています。

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